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【Googleスプレッドシート 動画解説】QUERY関数でデータの取得・抽出・集計が自由自在

こちらの動画では、Googleスプレッドシートの『QUERY関数』の使い方と、引数となるSELECT文の基本について解説します。


動画で学ぶExcelパワークエリ・パワーピボット


データベースからデータを抽出し、分析しやすい形に加工するための言語としてSQL(Structured Query Language)があります。


例えば、データベース内に「売上データ」というテーブルがあります。

「売上データ」テーブル


このデータベースで以下のようなSQLクエリを実行します。

SELECT 商品, 売上 FROM 売上データ WHERE 売上 > 1000 ORDER BY 売上 DESC

これは、

・「売上データ」というテーブルから
・「商品」と「売上」の列を取得して
・「売上」の列の値が「1000より大きい」行を抽出して
・「売上」の列の値で降順ソートする

という意味なので、この内容に従って作成されたデータが作成されます。

クエリ実行結果


また、テーブルからデータを抽出するだけではなく、抽出したデータを集計することもできます。

以下のSQLクエリを実行すると、商品ごとに売上を合計した集計表が作成されます。

SELECT 商品, SUM(売上) AS 売上合計 FROM 売上データ GROUP BY 商品 ORDER BY SUM(売上) DESC
商品別に売上を合計


このようにSQL文は、指定したテーブルからデータを取得して、必要な列・行を抽出したり、ソートしたり、集計したりすることができる、非常に便利な言語です。



Googleスプレッドシートには、SQLクエリ(的なもの)を実行することができる『QUERY』という関数があります。

QUERY関数で取得できるのは、データベースのテーブルではなく、スプレッドシートで作成したシート上のデータです。

スプレッドシートのデータ


QUERY関数を使って上記のスプレッドシートのデータを取得する数式は以下のようになります。

=QUERY('販売データ'!$A:$G, "SELECT B,G WHERE G > 1000 ORDER BY G DESC", 1)
QUERY関数による抽出結果


このQUERY関数の第2引数がSQLクエリ的なものです。


SQLクエリが実行できるということは、SQLクエリさえ書くことができれば、Googleスプレッドシートのデータをもとにして、データの取得・抽出、集計表の作成がQUERY関数だけでできてしまいます。

ですが、QUERY関数で使うクエリは、あくまで「SQLクエリ的なもの」で、本来のSQLクエリとは書き方が少し違います。


こちらの動画では、GoogleスプレッドシートのQUERY関数を使うことで、SQL的なクエリでデータを取得したり、抽出したり、集計したりする方法について解説します。


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