【活動報告03】「メタバース霊岸島」事業計画書作成:下準備
2022年8月3日作成
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
「メタバースによるまちづくり」に至った経緯につきましては、下記の記事をご覧ください。
1.【活動報告01】メタバースにおけるプラットフォーム・制作企業の選定
「メタバース霊岸島」の制作において、
プラットフォームの選定:DOOR、cluster
ワールド制作企業の選定:キャドセンター
資金作成取組開始
について取り組みました。
その活動内容については、下記の【活動報告01】をご覧ください。
2.【活動報告02】メタバース:ワールド構築へ向けてスポンサー候補企業へのプレゼン準備
「メタバース霊岸島」の制作資金を募るにあたり、
株式会社光と風の研究所:堀内社長
株式会社キャドセンター:清水
と会議を行い、
株式会社キャドセンターのメタバース制作技術確認
「メタバース霊岸島」制作見積書の作成:株式会社キャドセンター
スポンサー候補企業のメリットをプレゼン資料へ盛り込む
ことで合意しました。
また、「メタバース霊岸島」の制作過程を明確化しました。
さらに、筆者の学習進捗度合の報告を行いました。
その活動内容については、下記の【活動報告02】をご覧ください。
3.「メタバース霊岸島」事業計画書作成:下準備
スポンサー候補企業へ提示するために、「メタバース霊岸島」制作見積書の作成を行います。
3-1.株式会社キャドセンターへ見積書作成依頼
株式会社キャドセンターの清水氏と連絡を取り、下記条件にて制作見積書作成を依頼しました。
3-1-1.主な制作箇所
亀島川と沿川風景(建物)
亀島川沿いの水辺遊歩道 *イメージ
(参考:道頓堀川の「とんぼりリバーウォーク」(大阪市))和船(猪牙舟:3~4人乗り)が行きかう
亀島橋の橋詰に船着場 → 猪牙舟に乗降可能
(亀島橋の左岸下流側 → 地図上で亀島橋の右下側)
(左岸:上流から下流を見て左側の河岸)亀島川沿いに広告看板
(CMを流せる仕様:参画企業の宣伝広告)亀島橋、高橋、新亀島橋
スポンサー候補企業社屋、広告看板
(CMを流せる使用、参考:バーチャル渋谷「KDDI」)亀島橋から内田洋行社屋前までの道路(八重洲通り)
とします。
アバターにて水辺遊歩道や橋、道路、スポンサー候補企業社屋内(1F)を行き来可能な仕様とします。
また、プラットフォームに搭載(cluster、DOOR)とします。
制作範囲は、下記の地図内とします。
これに対し、株式会社キャドセンター:清水氏の返事は、1週間で見積作成を行うとのことでした。
3-1-2.見積提示
8月2日に見積がメールにて送られてきました。
それによりますと、
全体制作費:1,700万円
3Dモデル制作費:1,400万円
cluster埋め込み : 200万円(cluster利用料は別途)
DOOR埋め込み : 100万円
制作範囲は、ほぼ「バーチャル秋葉原」と同じだそうですが、難易度は、「メタバース霊岸島」の方が高いそうです。
3-2.キャドネットZOOM会議
キャドネットは、「バーチャル住宅展示場」を中心とした事業を展開する企業です。
7月27日に、キャドネット:田羅間社長とZOOM会議を行い、今後のマーケティング戦略をヒアリングしました。
B to B:Facebook・InstagramなどのSNSにより集客
B to C:Googleなどにより集客
「バーチャル住宅展示場」のメタバース化
キャドネットの戦略を参考にし、採りいれられる点は、導入します。
3-3.ゼンリン主催ZOOMセミナー参加
ゼンリンは、全国地図制作企業です。
地図のデジタル情報も充実しており、商品化をしております。
7月28日に、ゼンリン主催のZOOMセミナーに参加し、情報収集を行いました。
メタバースによるまちづくりにも活用できそうなデータ情報の商品化を図っているため、今後ゼンリンの担当者と確認しながら導入の有無を判断します。
ちなみに、Unityに3D都市モデルデータを落とすことは可能であることを確認しました。
Unity用のプリセットが用意されており、それを設定すれば簡単にUnityへ取り込むことが可能とのこと。
3-4.メガソフトZOOM会議
メガソフトは、建築3DCGソフト「3Dマイホームデザイナー」を中心とした事業展開をしている企業です。
7月29日に、メガソフトの担当者とZOOM会議を行い、商品説明を受けました。
このソフトにより作成された建築データは、メタバースプラットフォームの一つである「cluster」に搭載可能と、リリースされました。
その情報を確認すると同時に、
ゲームソフト「unity」への搭載方法
「PRO10」と「PRO10EX」との違い
各商品の価格
などのヒアリングを行い、将来を見据えてソフトの導入を決定しました。
3-5.「水都東京・未来会議」との差別化・住み分け
「水都東京・未来会議」は、2018年4月に発足した任意団体です。
2019年4月に、「水の安全保障戦略機構」の傘下に入り、現在に至ります。
実は、筆者が発足させた団体ですが、親水・治水・防災(水害)をテーマに、東京のメンバーが運営しています。
「メタバース霊岸島」は、環境総合整備機構での活動となりますが、「水都東京・未来会議」との違いを明確にする必要があります。
活動の違いは明確で、
環境総合整備機構は、バーチャルでの活動
例えば、「メタバース霊岸島」の運営など水都東京・未来会議は、リアルでの活動
例えば、「亀島川まつり」など
と位置づけします。
4.バーチャル都市空間調査1
メタバースによるバーチャル都市空間が制作され、アバターにより都市空間を愉しめるワールドが増えています。
例えば、
バーチャル渋谷
バーチャル原宿
バーチャル大阪
バーチャル秋葉原
バーチャル丸の内
バーチャル六本木
などです。
上記以外にも、続々とバーチャル都市空間が誕生していく模様です。
今後、「メタバース霊岸島」を制作するにあたり、上記の代表的な都市空間については、実際に入って、どの様な特徴があるのかを調査をする必要があります。
特に、バーチャル渋谷・原宿・大阪については、相互に行き来できる仕様となっているため、調査して報告書を作成することにしました。
下記の記事は、その報告書です。
5.まとめ
現時点での情報を基にして打合せの行い、事業計画書を作成します。
「メタバース霊岸島」の運営者や所有権など、解決しないといけない課題があります。
それらを一つ一つ解決していき、まちづくりの新しいあり方(住民の合意形成)まで進めることができればと考えています。