【活動報告12】「メタバース霊岸島」:東京都中央区による予算化へ前進!
2022年11月30日作成
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についての活動報告書です。
1.これまでの活動内容
「メタバース霊岸島」のこれまでの活動内容です。
2.東京都中央区:吉田副区長へプレゼン:2022年11月29日
中央区役所本庁舎3階副区長室において、吉田副区長に対し、「メタバース霊岸島」のプレゼンを行いました。
2-1.会議参加者
参加者は、
吉田不曇:中央区副区長
堀内道夫:(株)光と風の研究所代表取締役
平野直樹:(有)エクセイト研究所代表取締役(筆者)
清水宏優:(株)キャドセンター
です。
2-2.「メタバース霊岸島」構想:事業計画説明
吉田副区長とは、これまで半年に1回のペースで、「水辺のまちづくり」について打合せをしてきました。
その主な内容は、日本橋川・亀島川に対する水辺遊歩道の設置です。
筆者が主催した
・「’93神田川サミット」(湯島聖堂)
・「’95日本橋川サミット」(銀座ガスホール)
に講演者として登壇していただきました。
それ以来、30年間の付き合いです。
先ず、私が「メタバース霊岸島」構想の概要説明を行いました。
その内容は、下記のスライドの通りです。
Δスライド1.「メタバース霊岸島」構想の概要
結論として、中央区の吉田副区長に対し、後援と来年度予算を取っていただきたい旨を伝えました。
2-3.メタバース制作の事例紹介
次に、(株)キャドセンターの清水さんが、メタバース制作の実績や事例紹介を行いました。
下の動画は、一例で「バーチャル秋葉原」の紹介動画です。
Δ動画1.「バーチャル秋葉原」
(制作:(株)キャドセンター)
途中、吉田副区長からの質問に対し、応答する形で進められました。
2-4.プレゼン後の吉田副区長の反応
清水さんからメタバースでやれることを、事例を交えての説明を受けることにより、
「バーチャル空間だと何でも制作できるんだなあ!」
と、吉田副区長は感動されていました。
2-4-1.霊岸島への反応
亀島川を中心とした霊岸島を、メタバースによるバーチャル空間で再現する試みは、まんざらでもない様子でした。
水辺遊歩道を、アバターを通して、散策することができます。
そうすることにより、水辺遊歩道に対して好印象を持っていただきたいと考えています。
結果として、住民の声の形成が狙いです。
この試みは、すでに「バーチャル大阪」が、道頓堀川沿いの水辺遊歩道「とんぼりリバーウォーク」をメタバースで再現しています。
霊岸島には豊富なコンテンツが揃っています。
・江戸湊
・伊能忠敬
・東洲斎写楽
・赤穂浪士
・下り酒
・菱垣廻船・樽廻船
などです。
これだけでも、「霊岸島学」が成立すると考えられます。
2-4-2.川床案
吉田副区長から、「川床が出来ないかなあ!」とのつぶやきがありました。筆者はすかさず、「先ずはメタバースで川床のある河川空間を再現してみませんか?」と返しました。
おそらく、吉田副区長の頭の中で、色々な考えが交錯しているのだと思われます。
2-4-3.築地市場再利用案
築地市場の再利用案を、東京都はなかなか打ち出せずにいます。
小池都知事の選挙公約と異なる案をリリースしたことにより、反論が噴出していることによります。
少なくとも、隅田川に面している護岸については、スーパー堤防にて整備することは決定しています。
高級ホテルなどの商業機能をもたせる案は、既に出ています。
それに加えて、交通の一大ターミナル機能を持たせる案です。
例えば、既存の
・都営大江戸線の築地市場駅
・バス停
・タクシー乗り場
に加えて
・水上交通の船着場(水上バス、水上タクシー)
の案は出ています。
さらに、
・ドローン基地(空中タクシー)
も併設します。
船着場やドローン基地が併設されますと、防災機能も持つことができます。
それらのイメージをメタバースで表現してみるのもありだと考えます。
イメージパースやCGでも雰囲気はわかります。
しかし、メタバースは、実際にアバターを通して疑似体験することができます。
住民にも参加していただき、「マーケットサウンディング」に用いても良いでしょう!
2-4-4.来年度予算を検討
吉田副区長から暗に、中央区における来年度予算に組み入れることを検討する旨を聞き出せました。
「公共予算において制作」できる可能性が高まりました。
3.打合せ後、「麹屋三四郎酒舗」にて乾杯!
吉田副区長との打合せ後、反省会も兼ねて堀内さんと一緒に、飲みに行きました。
杜氏が店主をしている店で、銀座2丁目にあります。
銀座で酒を作ってるんですよ!
すごいなあ!
そういえば、「メタバース霊岸島」の大きなキーワードの一つが、下り酒です。
筆者は、秘かに「隅田川」という銘柄の日本酒をプロデュースしたいと考えています。
4.まとめ
「メタバース霊岸島」は、ようやく日の目を見る段階に入りました。
中央区に採用される匂いが、「プンプン」します。
少なくとも、好感触を抱いていただいたのは間違いありません。
今後も定期的に吉田副区長を訪れまして、来年度の予算化へ確実に進むように図りたいと考えています。
ひょっとしたら、メタバースによるまちづくり第1号案件になるかもしれません。
5.筆者プロフィール
筆者のプロフィールについては、下記の記事をご覧ください。