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【詩】 零 《ゼロ》

小さな木の椅子に座り
ふと目を閉じる

遠くからかすかな風の音が聞こえる

すぐ隣には古びた窓
その向こうには
淡い夕陽がゆっくりと沈んでいく

時間が止まったみたいに
すべてが静かだ...

何も持たず、何も急かされず
ただそこにいる...

肩にのしかかるものも
心を揺らす音も、今は何もない...

過ぎ去ったものも
これから訪れるものも
ここには存在しない...

ただ、今日というひとときが
静かに満ちているだけ...

昔から知っていたようなこの感覚...

慌ただしい毎日の中で
見失っていたけれど

それはずっと、ここにあった...

「何もない」とは
こういうことだったのかもしれない

風が頬をなで、少し肌寒い。
けれど、不思議とその冷たさも心地いい

過去でも未来でもない

「今」という瞬間の中で
ただ自分と向き合う

空っぽに見えて、満ちている。
これが「ゼロ

何もないけれど
すべてがここにある...

By MakoCafe



あとがき

零はとっても好きな漢字なんですよね

プラスでもなくマイナスでもない



【朗読フリー】
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自分が聞けないのは悲しいです😭

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それでも連絡ない方はコメントやいいね等は
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