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【詩】父親

父の遺品をそっと整理していた時
一枚の古い手紙がふいに出てきた。

黄ばんだ紙につづられた父の字
「君へ」そう書かれた恋文。

母の名前が優しくそこに並んでいて
若い頃の二人が心に浮かんだ。

父の想いが一字一字いちじいちに込められて
母への愛が深く、静かに息づいていた。

「いつも君を想っている」
そんな言葉が、胸にじんわりと広がる。

二人で歩んだ長い道のり
笑いも涙も
すべてがこの手紙に詰まっていたんだ。

今、父はもういないけれど...
この恋文こいぶみ(ラブレター)が証明する。

二人の愛はまだ続いていると。
母がそれを手に取り

静かに微笑んだその顔に、
父への想いが溢れているのを感じた...

悲しみと温もりが交じり合う中で
僕は二人のことがもっと好きになった。

父と母の愛は、時を超えて、
今も僕たちを包んでくれている。

涙がこぼれそうになるけれど
その手紙に癒される。

二人の物語はまだここに生きている...

By MakoCafe



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