【詩】きんぴら
夕暮れの台所...
母の背中、湯気の向こうに
きんぴらの香りが漂う
少し甘く、少し辛い
その香りに包まれた家の中
しゃきしゃきと、包丁の音
人参とごぼうが踊るように刻まれ
鉄鍋に落とされ、じゅっと音を立てる
かすかな醤油の匂いが
記憶の奥深くを呼び覚ます
小さな手でつまんだ
まだ熱い、けれど我慢できない...
その一口の温もりが
懐かしさと共に胸にしみる...
きんぴらの味は
ただの料理ではなく
家族の時間、母の愛、そして
遠い昔の自分自身...
By MakoCafe
あとがき
醤油の焦げた匂いを嗅いだら
イメージがでてきました。
【朗読フリー】
・著作権は放棄してないですよ🤗
・使用する時は、Xかstand.fm、Instagramのdmなどから連絡してくださると嬉しいです😊
・音声配信する場合は
配信アプリの概要欄にこのnoteのURL ➕#MakoCafe
を記載してください
サムネイル画像も貼り付けしておきます