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【詩】迷宮

重い空気が
迷宮の中を支配していた

石の壁が無言で立ちはだかり
足元には無数の道が絡み合う

出口は見えず
まるで迷いの象徴そのもの

焦る心に呼応するように
壁がさらに高く、暗く迫る...

だが、一瞬の静寂の中
ふと感じた微かな風。

どこかに道がある
その直感が胸を叩いた

深呼吸し
一歩を踏み出す

迷いを捨て
足音が石畳に響くたび

確かに進んでいる
感覚が蘇ってくる...

壁が少しずつ変わり
先には微かに光が射し込む

近い、全身が鼓動とともに反応し
出口への希望が形を帯びてくる

冷たかった空気が
次第に暖かくなり始める...

そして最後の角を曲がった瞬間、
視界が一気に開けた

目の前には広がる広大な空
出口だ

足元の石畳が砂に変わり
迷宮の重さが嘘のように消える

風が吹き抜ける
もう迷宮は振り返らない...

By  MakoCafe



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