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お盆の時期を移動しよう

気づいたら、お盆ですね。

しかし、暑いですね。

こないだつぶやいてた話ですが、

こんな時分に墓参りとか熱中症リスクありすぎじゃないですか。

こんな注意喚起がなされるレベルの危険な時期に実施されるお盆、ちょっと見直してもいいんじゃないですかね。お墓はほとんどの場合、屋外にありますし、炎天下の甲子園でプレーする高校球児たち並に心配されてもいいのではないでしょうか。

暑さもそうですけれど、年間における位置取りも微妙なんです。だって、年末年始にも帰省される人が多いでしょう。でも、お盆の帰省の8月中旬って、ずいぶんと年末年始側に寄っちゃってるじゃないですか、年間の真ん中にない。真ん中にあった方が、帰省のタイミングとしてもバランス的に適当だと思うんですよね。

もちろん、宗教的な伝統がある行事ですから、勝手に移動させるのはなかなかに問題があると思います。

ただ、お盆の由来を聞くところによると、生活上の都合でお盆の時期の解釈を柔軟に変えたというエピソードも残ってるみたいですので、現代社会は現代社会で生活上の事情で変更するのもありではないでしょうか。

また新暦の7月の時期は、農作業の繁忙期であったことも関係しています。
農業が盛んだった地方部では、7月の農繁期にお盆の行事をおこなうことが難しかったのです。

このようなことが、8月のお盆が多い理由と考えられています。
そのため、地域や宗派によって風習も時期も違う、現代のお盆の姿が生まれました。

江草的には6月が暑さも控えめだしちょうど年内の半ばっぽくなるし良いと思うのですが、夏真っ盛りの8月でなく、もともとの7月に持ってくるだけでも暑さ的にはマシになるかなと。

昔と違って、夏の暑さがますます凶悪になってる現代日本ですから、落ち着いて先祖様を供養するためにも、お盆の時期の変更をしてみましょう。


もっとも、医療職は、別にお盆でもお盆休みなどなく通常営業だったりするので(クリニックなどはわりと休みますが)、「お盆休みに帰省」というワードを聞くと、複雑な気持ちになります。

「いや、お盆休みとかないが?」って。

にもかかわらず、実家は普通に「お盆は帰省するの?」とか言ってくるので、医師になってからというもの、お盆はちょっと困ったイベントとなっています。その上で、「暑い」という悪条件まであったら、余計に心身的なハードルが上がるので、ぜひともお盆の時期をマシな気候の時期に変えていただけたらなあと毎年思っている次第です。

まあ、とてつもなく罰当たりなことを言ってるとは思いますが、これも「個人の感想」というやつです。あしからず。

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