littera veritatis
悉曇(シッタン)歌い上げ
異言響かせ
狎れきった日常世界を
揺さぶり続けた
家出離した仏徒
見聞きなれたものを一変させる
ことばをはなち
この世界の無根拠を
予感させ
真実態を問う道へと誘う
されど文字による同じくわだてを
試み普遍言語を求める
ものどもあらわれるとき
統一と支配に埋没する陥穽を逃れ
互いに他に立つはからいに生きる理を
唱えるところに
ひとの救いなきや如何
悉曇(シッタン)歌い上げ
異言響かせ
狎れきった日常世界を
揺さぶり続けた
家出離した仏徒
見聞きなれたものを一変させる
ことばをはなち
この世界の無根拠を
予感させ
真実態を問う道へと誘う
されど文字による同じくわだてを
試み普遍言語を求める
ものどもあらわれるとき
統一と支配に埋没する陥穽を逃れ
互いに他に立つはからいに生きる理を
唱えるところに
ひとの救いなきや如何