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アメリカでは、貧困層が太っていて富裕層が痩せている
日本人がアメリカに行って驚く事の一つは、「信じられないほど太った人がいる」ことだと思います😲
まともに歩けなくなって、電動車いすで移動している人までいます😅
実はアメリカでは、貧困層が太っていて富裕層が痩せています。
1980年代以降、政府のばら撒き政策によって、炭酸飲料やジャンクフードが安くなり、貧困層が外食に頼る様になったためだそうです。
貧困層の貧弱な食生活の反動なのか、逆に富裕層はファーマーズマーケットやホールフーズの様なオーガニック・スーパーで食品を購入しています。
僕が住んでいたサンフランシスコでは、あまりにもオーガニック・フードが流行っていて、さらに「オーガニック・フードよりローカル・フードを食べよう」という運動もしていました。
その運動の趣旨は以下の様な物です:
●オーガニック・フードは長距離輸送されるので、鮮度を保つ処理や保存料が使われている可能性がある。
●長距離輸送に伴う二酸化炭素の排出など、環境負荷が大きい。
●ローカル・フードは収穫から消費までの期間が短いので、鮮度が高く栄養価が大きい。
●ローカル・フードは季節ごとに収穫される物が異なり、旬の食材を味わう事ができる。
●人間は元々、何世代も地元の食材を食べてきたので、ローカル・フードの方が人間の体には合っている。
●ローカル・フードを消費する事で、地域経済が潤う。
などです。
自分は国内の一次産業従事者を支援するために、国産品や天然物をできるだけ購入する様にしています。
食の問題で多くの人が関心を持っているのは、「食品添加物の安全性」だと思います。
一般的には「食品添加物は体に悪い」というイメージだと思いますが、僕の友達に食品工場の安全性をチェックする仕事をしている人がいて、彼に言わせると「食品添加物の方が安全」だそうです。🤔
理由は:
●自然界にある物も人工的に作られた物も同じ化学物質である。
●フグやキノコでも人は死ぬので、「自然界にある物の方が安全」という事はない。
●安全性はデータで検証できるが、安心感は個人の尺度で変わるので客観性がない。
●食品添加物はテストをして安全性を確認しているが、自然界にある物はテストをしていないので安全性が確認されていない。
●海外で禁止されている物が日本で許可されている理由は、日本人と欧米人では食生活が違うので許容範囲が違う。
●「食品添加物が体に悪い」といイメージが世間に広まっている理由は、不安を煽ると本が売れるから。
などです。😅
僕はクリティカル・シンキングというのを真面目に勉強しているのですが、因果関係というのは証明するのが難しいです。
(ちなみに、世の中に出回っているクリティカル・シンキングの本の多くが、クリティカル・シンキングとロジカル・シンキングを混同しています。)
E.B.ゼックミスタとJ.E.ジョンソンの著した、有名な『クリティカル・シンキング入門編』という本には、「アイスクリームが売れると、盗難件数が増える」という事例が紹介されています。
この事例では、「夏になると気温が上がりアイスクリームが売れ、窓を開けっ放しの家も増えるので盗難が多発する」のだそうです。
「Aが起こると、Bが起きる」という現象を見ると、単純に「A=原因」「B=結果」と考えがちですが、その裏に隠れた「要因C」がある可能性があります。
(さらに「B=原因」「A=結果」の場合もあります)
この様に簡単そうに見えて、因果関係を科学的に証明するのは非常に困難です。
それに人間にはプラセボ効果と言うのがあって、「体に害のない物でも、思い込みで毒になる」こともあるので、僕自身は「自分のできる範囲で、体に良い食品を選ぶ」というスタンスで良いかなぁと思っています。