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Scrum Fest Niigata 2023登壇と、付きまとう不安を吹き飛ばしてくれたみなさんの言葉

先日、と言ってももう1ヶ月以上前になりますが、5/19-20、新潟市とオンラインのハイブリッド開催されたScrum Fest Niigata 2023に初現地登壇してきました。
プロポーザル提出〜登壇、その後の流れをふりかえりながら、付きまとい続けた不安と、それを吹き飛ばしてくれたみなさんの言葉への感謝を綴りたいと思います。

プロポーザル提出〜採択

相互理解を目指す対話主体のコミュニケーションで心の負担を軽減し持続可能な組織変革を」(資料)というプロポーザルを出しましたが、実はこのプロポーザルは昨年のScrum Fest Sapporo 2022で一度落ちていました
一度落ちたとはいえそれなりにLikeをいただいていたし、何よりも自分自身が話したい内容、過去の自分のような状態の人に届けたいメッセージがあるので、相性の良いメンタルヘルスカテゴリがある新潟で出し直すことを決めていました。
前回からのアップデート分を盛り込み、さらにプロポーザルの書き方を大幅に見直して提出。
結果としてはなんともありがたいことに採択され、現地登壇の機会をいただくことができました。

募る不安

プロポーザル提出後多くの方にLikeをいただいたのですが、Like数が10を超えたあたりから実は不安が募る一方でした。
本当に自分はこの人たちの期待に沿った発表をできるんだろうか、プロポーザルで誇張しすぎて誤解を与えてしまってないだろうか、なんて大それたタイトルにしてしまったんだろうか。

さらに困ったことに、発表資料をいざ完成させると45分発表に対して初版は38分程度と時間が足りません。
やっぱり20分セッションにしておいた方がよかったんじゃないか、身の程をわきまえないとだったと軽いパニックです…

初現地登壇、初45分登壇というのも不安でした。
オンライン登壇であればカメラ近くに原稿を置いておけばなんとかなってきましたが、現地登壇でパソコン画面ガン見するわけにもいかず。
45分という途方もなく感じる長さを頭に叩き込めるのか、変なことを言わないだろうかと不安だらけです。

じゃあ入念に練習をとなると、45分セッションって1回練習すると45分かかるんですよね。
当たり前すぎる進次郎構文なんですけど時間があっという間に溶けていき、明け方4時すぎまで作業する日が何度かあるなど、体力的にも精神的にもハードでした。

ありがたいアドバイス

とにかく不安が募りまくる中、社内での発表練習に付き合ってくれたまつじゅんさんからもらった率直なアドバイスがありがたかったです。
発表を45分持たせるためにスピードをやや抑えめにしペースを抑えながら話していましたが、その結果

  • 発表の濃淡が薄い

  • 感情が消えてる

という感想と、残り時間を考えた時の現実的な対処方法の候補をもらいました。
他の方にも色んなアドバイスをもらっていたんですが、発表全体に対して自分でも薄々気づきつつどうしていいかわからなかった根本的な問題をズバリ指摘してもらったので、少しホッとしたような気持ちでした。
発表練習をしても、今更どうしようもないから触れてはいけない象のような状態になってないかとここでも不安が募っていましたが、率直なアドバイスは本当にありがたかったです。
アドバイスをいただいたのは発表4日前でしたが、かなり思い切ったアップデートをかけかなり納得のいく状態に修正することができたと思います。

発表、そして

発表直前は画面共有の仕方を把握してなくて会場のWi-Fiに接続するところからドタバタしたり、基調講演を聞いて急遽付け足したスライドの存在をすっかり忘れていてなんだこの地球儀はと一瞬混乱したりしましたが、大きなやらかしをすることなく無事発表を終えることができました。

が、まだ不安
質問はなかったけれど、期待外れだったと思われてないだろうか…

発表前から聞きに行くからと声をかけてくれていた方々とあれこれ話をしましたが、ありがたいという気持ちが半分。
もう半分は、発表した人と話す時どんな感想持っていようとそりゃ当然「よかったです」って言うよな…と。
(終わったあと話してくれてたみなさん、本当に心の底からありがたかったです。なのに頭の半分でネガティブの極みみたいなこと考えててほんとすみません…)

少し気持ちに変化が出てきたのがそのあとから。
自分より前に登壇された方が話しかけてくださったり、僕が一方的に名前を知ってる方が話しかけてくださったり、発表のきっかけとなる言葉や本を紹介してくれた方と話せたり、発表を受けてご自身の悩みを相談してくださる方がいたり、翌日帰り道偶然会った方に「あそこの〇〇にニヤっとした」と具体的な感想をいただいたり。
ブログでも何名かの方に印象に残った登壇として記載していただき、ありがたい限りです。ツイートブックマークしてます。

そんな中での極め付けは、登壇日の夜0時前後から始まったN次会で偶然合流した方からの言葉でした。
僕の発表を聞いた感想を、ネガティブな僕からみても本当に刺さったんだと即納得するレベルの熱烈さで伝えてもらいました。
正直泣きそうでした、この言葉をもらうために寝不足できつい中必死にやり切ったんだなと思えました。
1次会の間から僕の発表の話をしてくださってたらしいと他の方からも伺ったのですが、たまたまですが実際にお会いできて直接言葉で伝えていただいて本当に嬉しかったです、ありがとうございました。

熱量送り?

コミュニティは恩送りなんて話を定期的に聞きますが、少なくとも今回熱量を送ることはできたようです。
というのもなんと、居酒屋で熱烈な感想をいただいたかまださんがScrum Fest Osaka 2023にプロポーザルを出されたんです!

スクラムフェス新潟に参加したことで火がついたようだという話は聞いていましたが、そこまでとは思っておらず衝撃でした。
思わずプロポーザルへのフィードバックをDMしてしまうくらいでした。

新潟での僕の発表も火がつく一部になったのかな、自分が最初及部さんからもらった熱量を次の人に送ることはできたのかなと思え、コミュニティにいていいという安心感が少し深まった気がします(もちろんコミュニティは誰もがいたい時にいていい場所なんですけど、なにせ僕はネガティブの塊なので)。

次は大阪

かまださんの発表もあるScrum Fest Osaka 2023が、いよいよ今週末に迫っています。
よかったセッションの感想はブログでも、Discordのチャットでメンションするでもいいので、無理のない範囲でぜひ書いてみて欲しいです。
登壇者は本当に嬉しいと思います。

そして登壇者の皆さんの熱量が、次の誰かに伝わりますように。

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