🇪🇺欧州委員会: 鳥インフルエンザ予防用: 人畜共通感染症ワクチン、66万5,000人分を加盟国に確保
以下の文章は、個人的な試訳です!
2024年6月11日、欧州委員会の保健緊急事態準備・対応局(HERA)は、準備に関する権限の一環として、参加加盟国を代表して、最新の人畜共通感染症ワクチンであるセキラス(🇦🇺CSL社のワクチン部門)のプレパンデミックワクチンを最大66万5,000回分供給する為の共同調達枠組み契約に署名した。
この契約により、参加加盟国は鳥インフルエンザ予防の為の医療対策を利用出来るようになる。
このワクチンは、養鶏場の労働者や獣医師など、鳥や動物から鳥インフルエンザに感染する可能性のある人々を対象。
このワクチンは、ヨーロッパにおける鳥インフルエンザの蔓延や発生の可能性を予防し、市民と生活を守ることを目的としている。
また、現在EUで認可されている唯一の人畜共通感染症予防ワクチンである。
15カ国のEUおよびEEA加盟国が、英国Sequirus社とのこの自主調達に参加している。
この契約により、各参加国は自国の公衆衛生の状況を考慮し、国の必要性に応じてワクチンを発注することが出来る。契約期間は最長4年間。
現在、フィンランドへの出荷が準備されており、同加盟国の要請により、被曝リスクのある労働者への即時接種が行われる。他参加国への出荷も順次行われる予定である。
背景
英国セキラス社(Seqirus UK Ltd)は、A型インフルエンザウイルスのH5株によるインフルエンザを予防する成人用ワクチンについて、EU域内で変更製造販売承認を取得している。
EUの共同調達の仕組みは、EUとEEAの全加盟国を含む36カ国が署名したEUの医療対策共同調達協定に規定されている。
これらの対策には、ワクチン、治療薬、医療機器などが含まれ、国レベルでの調達の代替または補完として利用することが出来る。
特定の医療措置へのより公平なアクセスを確保、供給の安定性を向上させるとともに、参加国にとってよりバランスのとれた価格を実現する。
この協定はまた、公衆衛生の危機やパンデミックに対するEUレベルでの備えにも貢献する。