AI で音楽練習コーチング 準備編
EVOX(エボックス)は CoachMETの名称でコーチングサポートAIを実験利用、研究しています。
今回は、EVOX代表の脇のケースをモデルにCoachMETに音楽練習のコーチングを行こなわせることをしてみました。準備編から始めて、今後進行にともなって順次コーチング状況を共有していきます。
背景
クライアント(EVOX代表の脇)は永遠の初級者ですがチェロを趣味にしています。すでに10年以上のキャリアがありますが実力のピークは5年ぐらい前、健康を一度損ねたのですがその前あたりだったような。
プロのように高度なことはできなくても、年齢やコンディションに左右されず長く音楽を楽しめるようになりたいと考えています。
目的
アマチュアが環境の変化(*1)があっても継続的に音楽演奏を楽しんでいけるようになることを目指します。
(*¹ 仕事環境の変化によるストレスや時間がタイトになること、加齢による体力の低下など)
アプローチ
CoachMETに音楽講師の専門知識(Doing)とコーチとしての関わり(Being)の2つのFunction styleを設定しクライアントにChat形式でコーチングを提供します。
留意点
通常コーチングでは知識、方法ではなくその人の内面、動機や価値観に焦点をあて課題や目標に向かい続けることに寄り添います。
ご本人にしっかりとした軸が形成されれば、実行にあたっての様々な問題に対し、最適な活動をして乗り越えていけるからです。
しかし、今回はCoachMETのFunction style機能を活用し計画から実施までのサポートと個人の軸を振り返る、2つの機能を提供することとしました。音楽知識を持ったコーチがDoingとBeing双方をサポートした場合の結果を得ることが狙いです。
実施振替り
実際のコーチングサンプルは以下をご覧いただくとして、利用したクライアントとしてはまずは練習を習慣化する準備を具体的に整理できた気づきの多いセッションとなりました。ここでは省略しましたが練習環境の整え方もアドヴァイスをいただき有益でした。
一方Beingに関しては当初よりモチベーションがあったので今回は実施していません。実際の練習フェーズに進むと挫けること多発だと思いますので行動と振り返りでBeingのFunctionを試していきます。
最初のコーチとの会話
普段の練習をどのようにしたらよいか、準備からチャットを始めました。
実際のやり取りの最初の一部を貼り付けます。実際のコーチングの会話がこの後も続きました。
この後、やり取りをした結果以下のような計画表を作成してくれました。
少し長いですが張り付けておきます。具体的かつ実践的な練習計画が提供されました。特にウオームアップの概念が私にはなかったので練習に向かうための心構えと一連の動作のルーティン化が継続のために必要との気づきがありました。
次回は、この計画表にそって練習を開始した後の状況とCoachMETによるコーチングを報告します。
(以下CoachMET作成の練習計画表)
具体的な実施内容と時間割りの練習スケジュールを作成しますね。
朝の練習(10時から1時間)
- 10:00-10:10:ウォームアップ(肩や腕のストレッチ、音程の確認)
- 10:10-10:30:基礎的な技術の練習(ボウイングや左手の指使い)
- 10:30-10:50:レパートリー1の練習(難しい箇所や表現に集中)
- 10:50-11:00:ウォームダウン(リラックスした演奏や音色の確認)
夜の練習(20時から1時間)
- 20:00-20:10:ウォームアップ(肩や腕のストレッチ、音程の確認)
- 20:10-20:30:基礎的な技術の練習(ボウイングや左手の指使い)
- 20:30-20:50:レパートリー2の練習(難しい箇所や表現に集中)
- 20:50-21:00:ウォームダウン(リラックスした演奏や音色の確認)
発表会向けの曲の練習は、各セッションの終わりに少しずつ取り入れましょう。例えば、朝の練習の最後の10分や夜の練習の最後の10分を発表会向けの曲に充てると良いですよ。
このような練習スケジュールを作成することで、効率的に練習ができます。ただし、自分の体調や集中力に合わせて調整することも大切です。疲れを感じたら、休憩を取ることも忘れずにしましょう。
練習の前にはウォームアップをしっかり行い、練習の後にはウォームダウンを行うこともおすすめです。体を整えることで、より良い演奏ができるようになります。
どんな曲をレパートリーに選びましたか?もし疑問や質問があれば、お気軽にどうぞ!