何が売れるかを考え、それをどう売るかは4つの質問で解決!
顧客にとっての価値って
とても重要です。
作り手と買い手が一致していないと
当たり前ですがモノは売れません。
お客様が手にしたときのベネフィットを考えることは
私以外の専門家もたくさんお話をされています。
機能的な利便性はもちろん、
感情的な部分まで掘り下げることが重要です。
機能的価値<感情的価値
までの道のりがとても重要です。
よく使用される事例ですが、
スターバックスコーヒーは単に味がおいしい
が機能的な価値です。
このバリューだけでスターバックスを
利用しているわけではありません。
シンプルで洗練されたパッケージ
メーカーのブランド力によって、
おしゃれに見えるのがベネフィットです。
利益を出すためには価格戦略も重要です。
このように商品やサービスの特徴や差別化
ポイントを1枚にまとめたものをコンセプトボード
と呼んでいます。
コンセプトボードを見せた後、
このような4つの質問を行います。
1)『あまりにも安すぎて品質に不安を感じ始める』価格はいくらですか?
意図は、下限価格[これ以上安いと信用できない]
ディスカウント店や特売品でつけられる価格です。
これ以下だと顧客が不安を感じる価格です。
2)『品質に不安はないが安いと感じる』価格はいくらですか?
意図は、理想価格[これくらいであってほしい]
顧客にとっての理想価格です。
よって、販売数が見込める価格ですが、
企業側として採算がとれるかどうかの判断が重要です。
3)『買う価値はあるが高いと感じ始める』価格はいくらですか?
意図は、妥協価格[これくらいならしょうがない]
顧客が納得できる上限価格で
トップシェアを狙う商品の場合はこの価格帯で勝負をします。
4)『あまりにも高いので買う価値がないと感る』価格はいくらですか?
意図は、上限価格[これ以上高いと誰も買わない]
利益率が高くなるので企業にとっては都合がよいのですが、
顧客にとってはぎりぎりの価格です。
この4つの交点ができます。
これが価格最適解になる価格です。
アンケート調査によるPSM分析(価格感度分析)
によって通販ファネルの価格帯を決していきます。
商品の価格設定にPSM分析を用いる際には、
自社ブランドで展開している商品別にデータを集め、
それぞれにグラフ化してみると、
よりこまやかな価格戦略が可能になるでしょう。