ジャーニーマップの作り方を共有いたします。【後半編】
ジャーニーマップの作り方を共有いたします。【後半編】
復習になりますが、前半編は
(1) 業務フローを洗い出す
(2) 業務ごとに担当者を紐づける
(3) 業務の無駄を排除したプロセスに再整理する
をお届けしました。
今回は後半の残り2つになります。
(4)デジタルツールやシステムサービスを紐づける
プロセスごとに具体的な作業内容・担当者・
使っているツールを整理していくことす。
その結果、見えてきた無駄を解消する手段を探します。
例えば、LINEで顧客連絡を取る作業の重複を解消するには、
顧客管理システムのCRM機能を備えた顧客管理情報を
一元管理することでればよいです。
LINEのIDと顧客IDの紐付けをしっかりし、顧客管理側でしっかり
します。そしてそのデータを一元管理する必要があります。
LINEも公式と顧客管理などが可能なLiny やプロライン
などでAPI連携で接続しておく必要があります。
そうすると、公式LINE・プロライン・カート・CRMツール・
メールと5つぐらいを一元管理が必要になります。
Shopify(カートシステム)+全体CRM(うちでのこづち)
+LINE運用(リピートラインやLiny)と分けています。
うちでのこづちで既存のCRMと分析を行います。
実装は、LINEで運用して、そのデータをまたカートシステムに戻すという
3つのシステムをAPI連携しています。
(5)EX向上・CX向上が図れるのかを検討する
無駄を排除する目的で導入したシステムが、
EX(従業員体験・従業員満足)と
CX(顧客体験・顧客満足)の向上に寄与するかを検証します。
現場管理を可視化したり効率化したりするために
現場管理アプリを導入したけど、
実際に役に立っていない、
または利用頻度が少ないなどがあります。
事業側の売上のアカウントに直結する場合は、そうでもないですが、
コストセンターに係る箇所は見直しがなかなか実施されないので急務です。
メールサービスも色々ありますので注意が必要です。
ステップメールのシナリオ数や総配信数などによっても課金体系が異なります。
中小企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)は
先行き不透明な社会に適応していくための手段であり、
DXそのものが目的ではありません。
社会の変化にデジタルの力で適応する目的は、
より社会に必要とされる存在に自社をアップデートすることです。
よりお客様に自社の価値を感じていただくための
競争優位性を獲得することです。
お客様がより自社に価値を
感じてくださっているかどうかを図るためには、
以下の5つの要素を検討する必要があります。
・去年より良い商品/サービスを顧客に提供できてるかどうか
・同業他社よりも良いサービス体験を顧客に提供できているかどうか
・自社の顧客をよりファン化できているかどうか
・新しい顧客は増えているかどうか
・顧客が新たに望んでいる事を理解しているかどうか
これらの要素をまとめて、
新たな顧客体験(CX:カスタマーエクスペリエンス)
を提供することがDXの目的になります。