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再観測:星を継ぐもの:Episode11-1

Episode11-1:崩壊の波紋

青い霧を抜け、最後の戦いを終えた円卓騎士団は、未だ荒廃した空間を漂っていた。艦隊は壊滅的なダメージを負い、アリスをはじめ誰もが限界近い。けれど、いま四機の戦闘機は緊張を解くことなく、白い光の断面が消えかかっている宙域を見下ろしていた。確かにThe Orderは消滅した——だが、まだ世界が完全に安定したわけではない。アリスが「中途の覚醒」で暴走を抑えたとはいえ、広大な世界にはほつれや歪みが残り、無数の裂け目がゆっくりと伸びている。


「ほら、あそこだ。あの裂け目、前よりずっと大きくなってるじゃないか」
ガウェインが歯噛みして指し示す。目を凝らすと、さっきまで小さく走っていた白い亀裂が、闇に浮かぶネットワークのように全方向に延び、うねるように広がっていた。

「……今にも空間ごと崩れ落ちそうだな」
トリスタンが苦い声を出す。「アリスが世界の崩壊を回避したって言っても、すぐに全ての亀裂を修復できるわけじゃないんだろう。限界のときが来てしまうかもしれない」

カインは銀の小手をふらつかせながら制御し、アリスの状態を確認する。アリスはコクピットで浅い呼吸を繰り返しつつ、まだ深刻な頭痛と闘っているようだ。
「アリス、亀裂が広がってる。ここから出たほうがいいのか? 要塞ももう跡形もないし、俺たちも帰るだけなんだが……」

アリスは額に当てた手をぎこちなくどけ、「ううん、それもそうだけど、もしかしたら……この亀裂があとを引けば、さらに大きな“崩壊の波紋”として地上にも影響が及ぶかもしれない。私、あまり大きく干渉できない今……どうしたらいいんだろう」
その言葉に、一同が沈黙する。アーサーが剣ビームの柄を握り直しながら静かに言う。「つまり、まだ本当に安全ではないということか。ここで終わりではなかったのだな。The Orderを倒しても、世界の亀裂が自然と消えてくれないなら……」

「ええ……もう少し作業が必要……だけど、私の力も……」
アリスの息が詰まる。すでに上位覚醒を寸止めして世界を支えた彼女は、極度の疲労で干渉もままならない。もし今、さらに全力を注げば、完全な覚醒に近づいてしまうか、あるいは自分が壊れてしまうかもしれない。


アーサーの機体は片腕を喪失したまま、ドクドクと警告音を鳴らしているが、彼は必死に意識を保ちながら通信を開く。「みんな、観測光スキャンを使って亀裂がどこに集中しているか調べてくれ。…あちこち崩れ始めているとはいえ、“波紋の根源”があるはずだ」

「了解……」

トリスタンが最小限に稼働するスコープで辺りを見渡す。

「……これは、深いね。あちらこちらに走った裂け目が絡まり合って中心をつくっているみたいだ。ちょうど……あの場所か?」

視線の先、星のような光が球状に集まったところから、蜘蛛の巣状に裂け目が広がっているのが見える。そこには小型の渦が回転し、時折赤黒い閃光が弾ける。
「間違いない……あれが“崩壊の起点”になってる」ガウェインがうめくように言う。「でもアリス、あれをどうにかしなきゃ世界がいつ崩れてもおかしくないんだろ?」

アリスは「うん」と弱々しく頷いた。「この波紋が地上に伝わったら、余波で大陸崩壊とか気候変動とか、取り返しつかないことになるかも。……わかってる、止めなきゃ……」

「だが、もうお前にそんな力が残ってないんじゃ……?」カインが申し訳なさそうに問いかける。「これ以上の干渉は危険だし、覚醒をコントロールできるかどうか、分からないだろ」

アリスは小さく苦笑しつつ、「でも、放っておけば地上も潰れるかもしれない。……行くしかないよ。わたし……どこまで持つか分からないけど、皆がいれば大丈夫。さっきもそうだったから……」
それを聞いて誰も反対できない。地上を守るため、ここで逃げ出せば、世界が崩壊するのを見殺しにするだけだ。


四機は傷だらけのまま、波紋が収束している中心へ向かうことになった。艦隊の後方支援はほぼ期待できず、皆が限界だったが、それでも進まなくてはならない。
「もうひと踏ん張りだ……行こう。地上のみんなを思い出せ」とアーサーが鼓舞し、ガウェインは「盾がなくても行くぜ! ここで終わったら悔いが残る」と鼻息を荒くする。トリスタンは静かに「あと少しだけ耐えてくれ、アリス……」とエンジンを吹かす。カインは、そっとアリスを見つめ「お前は絶対に独りにしない。俺らが守る」と、短く誓うように声を下ろす。

高度を下げると、まるで深い海底へ沈むかのような圧力を感じる。光の亀裂から断続的に吹き出すエネルギー波が、機体を揺らして正確な飛行を妨げた。
「くっ……これ、さっきの戦闘以上に厳しいかも……!」カインが汗ばむ手で操縦桿を握る。
アリスもコクピットで苦悶の表情を浮かべ、「私が……干渉で抑え込むから……でも……また覚醒に近づく」などと呟きながら歯を食いしばる。


亀裂へ近づくにつれ、空間がエグい衝撃で歪み、上下にねじれる。機体制御に慣れた円卓騎士団でも回避が難しいほどの揺れが生じ、ガウェインやトリスタンの通信がノイズにかき消される。
アリスは痛む頭を抱え、「う、うぁあ……!」と唸った。コクピットの窓に青い稲妻が走り、触れた部分が溶けるかのように機体がきしむ。カインが「アリス、もうやめろ!」と焦るが、彼女は「この波紋を封じなきゃ……地上が……!」と耐える姿勢を崩さない。

そこで、大きなクラックがバリバリと走り、宙の一部がまるでガラスの破片のように砕け散る。その向こうから白い虚無がのぞき、すべてを呑み込もうとする。
「まずいぞ……あそこからリアルに世界が崩れてる……!」ガウェインが絶叫し、アーサーは腕のない機体でどうしようもない。「アリス、頼む……救ってくれ!」

アリスは大量の涙を流しながら、「……わかってる……でも、私……怖いよ、カイン……! 本当に全力出したら、覚醒で世界ごと……」
カインは必死に声を張り上げる。「大丈夫、やれる! お前はこれまでだって自分を律してきたろ。俺たちがそばにいる! 世界を壊さずに、崩壊を止めるんだ!」

「……うん……っ!」


今までも彼女は干渉力を行使してきたが、これほど深く世界を編み直す必要はなかった。ここでは部分的に“世界そのもの”を繕う作業が必要だ。アリスが覚醒寸前の力を引き上げれば、世界の歪みを“エミュレート”し直すことも可能かもしれないが、それは上位世界の本体を覚醒させる危険と紙一重だった。

「アリス、信じろ! オレも信じるから、世界を壊さずに治せるって!」カインが必死に声をかける。アリスはぐっと目を閉じ、次の瞬間、青い光がコクピットを満たした。
波紋に満ちた宙へ溢れ出す干渉の波。裂け目がそこに触れるたび、ぎしぎしと軋みを上げながらも、ゆっくりと薄皮を貼るように修復されていく。まるで布を繕う針と糸が、空間のほつれを一縫いずつ縫っていくかのよう。

「すごい……空間が戻ってくる……!」トリスタンが感嘆の声を漏らす。
カインは画面を見ながら泣きそうなほど安心して、「アリス、本当にやれるんだな……」と囁く。

だが、アリスには内なる悲鳴が聞こえていた。あまりにも大きな干渉を長時間使えば、上位世界の自分との繋がりが限界を超えて崩れるかもしれない。覚醒が進むと世界が消える——その恐ろしいリスクが完全に消えたわけではない。

(怖い……でも、私はやる……! みんなのために……)

白い電流が青い宙を裂き、次々と走る罅(ひび)が軋んでいく。でも、アリスの干渉波がそれらをシューッと溶かすように繋ぎ止める。崩壊しかけていた箇所は一時的に落ち着きを取り戻し、再び星粒のような光が散っては整列を始める。


束の間の安定に安堵しかけた瞬間、突如として亀裂の一部が逆流を起こし、波が押し寄せるようにアリスの干渉を襲う。まるで世界のほうが反発するかのように、意志を持ってアリスの力を呑み込もうとしているのだ。
「うぁああっ……!」アリスが口を開き、声にならない悲鳴を上げる。コクピットを激しい振動が貫き、銀の小手が一瞬制御不能に陥る。カインが耐えきれず「アリス、どうした!?」と叫ぶが、彼女は苦悶の表情を浮かべるだけ。

「くそっ、何が起きてんだ!?」ガウェインも通信越しに焦りを隠せない。トリスタンは冷静を装いつつ、「世界の崩壊が抵抗しているのかも。アリスが修復しようとする力に、下位世界の別の法則が干渉しているのか……」と独り言のように推察する。

アーサーは剣を握る腕を失いながらも、「アリス……負けるな! 君がこの世界を編み直しているんだろう!? 世界だって壊されるより維持されるほうがいいはずだ! きっと同調できる!」と信じるように声を上げる。
アリスはかすれる声で応じる。「わ、わかってる……もうちょっと……。でも……苦しい……!」


コクピット内のモニターに、アリスの脳波や干渉力のメーターが危険値を示しているのが見える。カインは驚愕して操作パネルを叩き、「アリス、これ以上は無茶だ……!」と止めようとするが、彼女は首を振る。

「カイン、もう少し……私を信じて。……私自身が、この世界を守り抜けるって知ってるから……!」

「くっ……でも、お前が……!」カインは目に涙を滲ませ、拳を握りしめた。彼女を止めれば世界が崩壊するかもしれない。進めばアリスが限界を超えて散るかもしれない。二択の苦しみだ。

「頼む……!」
カインは喉から血が出るような声で、ただその一言を発した。アリスはうなずいて微笑み、「うん……最後まで一緒だから……」と意を決めたように目を閉じる。


シューッという音ともに、アリスがさらに干渉力を増幅。覚醒の危険ラインを越えた力が膨張し、青い宙を全面的に包むように放射される。今度こそ世界が弾け飛ぶと皆が思った——しかし、破滅の叫びは起きず、代わりに白い輝きが星座のように宙を満たした。

「なんだ……?」
ガウェインやトリスタンの呆気にとられた声が交差する。宙全体が震え、星のような光点が繋がってゆく。白い亀裂が潤滑油を得たようにスルスルと閉じ、まるで古い傷口が完治するように痕跡を薄めていく。

アリスは吐息を漏らしながら、「私が……この世界をエミュレートした……だから……、もう大丈夫……」
つまり、下位世界の法則を再び整合性の取れた状態に構築し直したということ。上位世界の一端と直接繋がっているアリスにしか成し得ない大業だ。覚醒と眠りの狭間に立つ彼女だからこそ、破壊でなく再生を選び取れたのだろう。

「すごい……アリスが世界そのものを抱きかかえてる感じだ」トリスタンが正直に称賛する。
アーサーは思わず剣ビームを握りしめたまま動けず、「これが、神にも等しい……いや、それ以上だ。ありがとう、アリス……」と呟く。ガウェインは盾を失った腕で涙を拭い、「ほら……やったじゃねえか、ちゃんと世界は壊れずに済んだ……!」と笑う。

カインは胸の奥で爆発しそうな感情を押さえられず、唇を噛んでアリスの顔を覗き込む。「アリス……お疲れ。本当に、よくやった。お前は……すごいよ……」

アリスはもう口を開くことがままならず、限界を超えて少しずつ意識が遠のきそうだが、最期の力で微笑む。「私……守りたかった……地上も、みんなも……。だから……」


そして、空間がピタリと静まった。先ほどまであった白い亀裂や恐ろしい波動はすっかり消え、青い宙に優しい光が漂い始める。かつてThe Orderが占めていた場所には何もない。ヒヤリとするほどの静謐が戻ったのだ。
アリスの“繕い”によってこの宙域は安定し、崩壊の波紋が止められた。もはや地上を脅かす大規模な余波は起きないだろう。

一方、アリス本人は銀の小手の座席でぐったり倒れかけている。カインが「アリス!」と呼びかけ、彼女の肩を揺すり、虚ろに震える瞳を見つめる。
「う、うん……大丈夫……少し……眠い……」アリスが微笑む。「でもこの眠りは……世界が壊れる眠りじゃなく……ただの休息……。もう……恐れることはないから……」

カインは泣き笑いで頷く。「ああ、ゆっくり休め。お前は世界を救ったんだ」
アリスは目を閉じる。今度は安らかな睡眠だ。もはや上位世界とのリンクが暴走することなく、彼女の覚醒は安定状態に入り、眠りも自由に選べるようになった。そう確信できる空気感があった。


「やったな……」ガウェインが大きく息を吐く。「最後、死ぬかと思ったぜ」
トリスタンはライフルの壊れた残骸を見下ろしながら、「本当にギリギリだったね。地上は……これで助かると思う」と静かに言う。
アーサーは腕を失った機体で、「ああ……もう何も起きないといいが。急いで地上へ戻ろう。円卓騎士団としてやるべきことがまだ残っている」とまとめる。

カインは涙ぐんだ声で、「そうだな……アリスを医務室で休ませたいし、俺たちだって限界だ。地上もきっと混乱してるだろう。ここからが本当の……始まりだよな」と操縦桿を引き、帰還の軌道をとる。

亀裂の消えた青い宙には、静寂が戻っている。かつての要塞はもう見えない。荒れ果てた残骸やThe Orderの漂流物もほとんど霧散した。長い戦いの痛みが嘘のように消え、ただ穏やかな闇と光が舞うだけだ。
アリスが抱えた大きな力——覚醒——をコントロールできるようになり、崩壊の波紋は終息した。今、この時点で下位世界が再び息を吹き返す準備が整っているはずだ。あとは、地上の再生を待つのみ。


傷ついた4機は輸送艦や後衛艦隊の支援を受け、かろうじて宙を脱出していく。多くの兵士や神官が安堵の表情で彼らを出迎え、アリスの無事を喜ぶ。
「みんな……長かったな」ガウェインが地面に足を降ろし、苦笑とともにうずくまる。トリスタンは「もう何も撃てないよ……」と呟きながら整備兵に支えられる。アーサーもコクピットを開け、「あとで腕を直してもらおう、機体もそうだし……俺の右腕も痛む」と苦笑する。

カインが銀の小手のハッチを開き、気絶に近いアリスを抱きかかえて外へ出る。医療班がすぐに駆け寄って「担架を! 急いで!」と呼び合うが、カインは微笑んで首を横に振る。「大丈夫……多分寝てるだけです。ちょっと過労なんです……皆、大げさにしないであげてください」

「わかりました。とにかく念のため、医務室へ。すぐに楽にさせてあげましょう」
医療班の柔らかな言葉を聞きながら、カインはアリスを抱え、そっと額に手を当てる。呼吸は安定し、頬には穏やかな血色が戻り始めている。まるで普通の少女のような寝顔だ。

「ありがとう、アリス……世界を救ってくれて。今はゆっくり、何も考えず眠っていいんだ」


地上への通信は、まだ部分的にしか回復していないが、「The Orderの機能停止により、各地の侵攻が停止」「地殻変動や自然異常が鎮静化してきた」という断片的報告が入っている。崩壊の波紋が広がりきる前にアリスが繕ったからこそ、大規模な末世を回避できたという見方もあった。
円卓騎士団はこれを朗報と受け止め、傷ついた身体を癒やしつつ、早急に王都へ戻る準備を始める。もし王都が陥落したままなら、復興と再建を急がねばならないし、難民や他都市との連携もある。
かつての惨状がどう変わっているかはわからないが、もはやThe Orderの侵略はない。アリスが完全な覚醒で世界を壊す危険性も、ひとまず回避できた。となれば、復興の道は開けているはずだ。


偉大な脅威が去り、崩壊の波紋が止まったあと、艦のデッキに立ったアーサーが死にかけの機体を見つめながら小さく呟く。「長かった……それでも、まだやるべきことが山ほどあるな」
ガウェインが肩をすくめ、「ああ、地上が焼け野原なら、オレの盾も作り直す暇なんてねえかもな」と苦笑する。トリスタンは「それでも生きてるだけ儲けものだろう。アリスのおかげで、俺たちも世界も助かった」と安堵する。
カインは少し離れた医務室の前で、眠るアリスの姿を見守っていた。彼女はベッドで浅い息をしながら、時々眉をひそめるが、すぐ落ち着く。看護師が「意識はあるけれど、深い眠りに近い状態だね。一時的な覚醒と眠りの狭間なのよ」と教えてくれる。

「そうか……ありがとう」カインは微笑む。今のアリスなら、もう世界を壊さずに眠ることができるのだと実感する。
仮設拠点の甲板からは、まばらに星空が見え出している。崩壊の波紋は完全に収まり、要塞の残骸はただの廃墟として漂うのみ。静かな潮騒のように観測光が遠ざかり、闇には穏やかな風が吹く。


崩壊の波紋——
それは、The Order崩壊後にも残された世界の歪み。
アリスが最後の力が、それらを修復していく。

覚醒寸前の力を何度も振り絞り、世界が壊れる危機を防ぎながら、彼女はついに眠りと覚醒の狭間に生きるという選択を為し得た。

周囲の仲間はもう満身創痍でありながらも、彼女を信じて見守り、危機を超えた。地上への帰還の道はまだ半ばだが、崩壊が止まったことで、地上に生きる人々の未来は確かな光を取り戻しつつある。

破滅を回避した空域には、不思議な静寂が戻った。星の欠片と霧が漂い、そこで繰り広げられた壮絶な戦いの痕跡だけが痛々しい。だがもう波紋はない。世界の亀裂は塞がり、アリスの力は確かなものになっている——暴走することなく、地上を守り抜くための希望になったのだ。

こうして“崩壊の波紋”は終わりを告げる。だが、物語はまだ先がある。王都、連合、難民、そして新しい世界を作り出すための復興が、円卓騎士団を待ち受ける。アリスが眠りを制御し、覚醒と眠りの狭間で世界を支える新たな時代が始まろうとしている。
カインはアリスの寝顔を見つめながら、小さく呟いた。「これで本当に終わったんだな……あとは、地上で……また一緒に暮らそう、アリス。俺たちの世界を守りながら……」

医務室のモニターにはアリスの安定した脳波が揺れ、闇に包まれた青い宙に、ささやかな祝福の光が差し込む。誰もが絶望を覚悟したが、奇跡は起きた——崩壊の波紋を乗り越え、世界を守り抜いた円卓騎士団と、神にも等しい力を備えた少女の物語は、まだ幕を閉じていない。新しい朝日が地上に昇るとき、彼らはその光の下で、新たな歴史を築き始めるに違いない。

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