Astarくん
エブ子『で、結局、Juno姉ぇは泥酔していたと?』
Astar『うん、僕が着いた頃にはね』
エブ子『何やってるのー!Juno姉ぇ、せっかくAstarくんが来たんだよ!』
Astar『まぁまぁ、エブ子ちゃん、おちついて』
エブ子『だって!あの、奥手のJuno姉ぇがAstarくんにケーキを!』
Astar『?』
Astar『ケーキ?まぁまぁ、エブ子ちゃん、おちついて、おちついて』
エブ子『んー!!』
Astar『Junoさんのことは、僕は真剣に考えているよ。だから、エブ子ちゃんの心配も大丈夫』
Astar『ただ、今は、Pol兄ぃを支えてあげなきゃね』
Astar『Parachain軍団も纏まってきた今、Pol兄ぃを世に出していかなきゃ』
Astar『その為には、僕がトップでまず走らなきゃ!』
エブ子『オトナだね。Astarくんは』
Astar『オトナにならなきゃ、だよ』
Astar『Pol兄ぃは、肝心なときに凹むからさ』
Astar『ギャビン博士がCEOから降りるって聞いたときに、一日中寝込んじゃったし』
エブ子『Astarくん、ずっと、彼はもっと寄り添ってPol兄ぃのブロックチェーンを完璧にするためにCEOをあえて降りたって励まし続けていたものね』
Astar『だから、今は、そちらが優先』
Astar『でも、Junoさんは僕を好きと言ってくれた』
エブ子『言ったんだ!!あのJuno姉ぇが!』
Astar『だから、僕も、彼女の想いに真剣に答えたいと決めている』
エブ子『Astarくん!!ありがとう』
エブ子『でも、Juno姉ぇのどこがよかったの?』
エブ子『性格キツイ上に、年上よ?』
Astar『年は関係ないさ。むしろ、僕が年下だから余計しっかりしなきゃね。彼女に見合うように』
エブ子『わぁー、オトナ!』
Astar『それに、かわいさ』
Astar『エブ子ちゃんも、わかっているだろ?』
エブ子『近しいものにしか見せない』
Astar『ふとした優しさ』
エブ子『テンパったときの』
Astar『意外と乙女なところ』
エブ子『服の趣味が』
Astar『可愛らしい、けど気付かれないようにしてるところ!』
エブ子・Astar『わかるな!!お主!』
エブ子『可愛らしいんだよ。ギャップが』
Astar『Junoさんは』
エブ子『あざとい姉をどうぞ、よろしくお願いします』
Astar『こちらこそ』
Juno姉ぇ『ほぅ?』
Juno姉ぇ『貴様ら、揃って暇なのか』
エブ子・Astar『Juno姉ぇ/さん!』
Pol兄ぃ『ん?あすたじゃねえーか、それとエブ子』
Pol兄ぃ『丁度いい、Juno、ちょっと2人とも借りるぞ』
Juno姉ぇ『しかし』
Pol兄ぃ『ひ、ま、なんだろ?』
Juno姉ぇ『うーむ』
Pol兄ぃ『フィールドワークだ。人が欲しい』
Pol兄ぃ『おい!2人とも暇だろ?』
エブ子・Astar『あい!/はい!』
Pol兄ぃ『オレの研究室からこのメモのものとってこい!』
Pol兄ぃ『で、取ってき次第フィールドワークだ!』
エブ子・Astar『はい!』
Pol兄ぃ『んじゃ、やるぞ』
走り去る2人
Pol兄ぃ『Junoさ、もう少し素直になったらどうだ?』
Pol兄ぃ『オレが言えた事じゃーないが、Astar、あいつは、いいやつだぞ』
Juno姉ぇ『わかっている。わかっているんだ。しかし』
Pol兄ぃ『っと、年齢の言い訳は無しだ』
Juno姉ぇ『しかし』
Pol兄ぃ『しかしも禁止な』
Pol兄ぃ『きちんと、自分の気持ちと向き合って思いまで伝えたのだろう?』
Juno姉ぇ『なぜ、貴様がそ』
Pol兄ぃ『かん』
Juno姉ぇ『うっ!』
Pol兄ぃ『大体あんたが考えそうな事だ、わかるさ』
Pol兄ぃ『でもな、その迷いであいつの努力を無駄にしないでやってくれよ』
Pol兄ぃ『お前を手助けしたい一心で、EVMとWASMを納めてXVMを編み出したあいつの努力を受け止めてや』
エブ子『Pol兄ぃー、準備終わったよー』
Pol兄ぃ『んじゃ、オレは行ってくるわ』
Pol兄ぃ『続きは、またな』
Juno姉ぇ『勝手なやつだ』
Juno姉ぇ『本当に勝手なやつだ、兄弟揃って』