東近江湧水めぐり
2016年9月,東近江の五箇荘・安土の湧水めぐり。
そもそもは,琵琶湖岸を計画していて,Google my mapsなどWebのいくつかのサイトで湧水情報を得たこと。中でも東近江はスポットが多いので,ここをめぐることにした。「輪の国びわ湖推進協議会」の「びわ湖一周自転車BOOK」(ビワイチ公式ガイド)掲載の地図にも,「名水」のマークがある。
出発はJR能登川駅。11:10。
駅近くの能登川神社。鳥居は立派だけど,境内はこじんまり。
五箇荘方面へ向かう県道52号線脇の用水路。なんと梅花藻が。どこかからの湧水が流れてきているのでしょう。
20分ほどで国道8号線との交差点のガソリンスタンドに到着。ここで給油,ではなく給水をする。
ガソリンスタンドの中にある「鈴鹿の伏龍水」。ガソリンスタンドの中とはいえ誰でも入れる。ちょうどボトルに水を汲みに来ている人がいた。
龍の口から水が出ている。神社の手水ですね。両脇の蛇口を押すとドバーっと水が出るので要注意。もちろん飲用可だけど,いちおう生水だから煮沸して飲むように,と書いてある。会社の責任を問われないためにでしょう。飲んでみたが,ま,ふつうかなあ。500mlペットボトル1本に給水。
その近くの似小戸(におど)の水。寺の門前に「霊泉」と書いてある。
これも龍の口から出ている。向こう側は小幡神社で,向こう側にまわれば手が届くので飲んでみたが,はっきり飲用可かどうかわからないので少しだけ。ふつうかな。
こっちが,その小幡神社
近くのレストランで昼食後,ビワイチ公式ガイドに載っていた(Google my mapsには記載がない)繖(きぬがさ)の名水を探しに行く。
このあたりか,と入っていったところに,こんな路地が。
五箇荘の金堂まちなみ というらしい。保存交流館。
このあたり,サイクルコースの「ぐるっときぬがさコース」なのだ。ビワイチ公式ガイドには載っていないが,後で調べたらWebにあった。
それらしいものが見つからないので,観光センターで聞いてみたら,「そこの突き当たりを左」という。水辺で遊ぶ子どもの写真もあった。ところが行ってみると,う〜ん,写真にあった場所らしきところに湧水はない。やっぱりあっちかなあ,と,またうろうろしていると,ここ,結神社に。広い境内だけど誰もいない。
後戻りして別の道に行くと,こんなところに湧水?。ちょっと失礼して降りてみたら確かに湧水だった。でも,ここじゃなさそうだなあ。
悔しいので,もう一度観光センターの方に戻ってみたが結局わからず,断念して先へ進むことにした。10分ほどで清水鼻の名水へ。湖東三名水のひとつ。国道8号線からちょっと入ったところだけど,事前に調べておかないと8号線を通り過ぎそう。
細い管から少しずつ出る水。飲用可。ペットボトルに受けて飲んでみたら,これがうまい。味というより,体にすっとなじむ。疲れがすうっと消える感じがした。
この奥には寺への石段があり,木陰の石段で一休みして,きぬがさ山沿いにぐるっと安土へ向かう。13:55。
安土到着。14:25。駅北の道を行くと,ガイドが。
北川湧水
このガイドに従って,足をひたしてみた。30秒もたたずに足がしびれそうになるほど冷たい。手涌もやってみた。気持ちがよい。
続いて音堂川湧水をめざす。やはり案内が。
音堂川湧水。右下のパイプから出ている
近江八幡方面へ1kmほど行くと,あさごい湧水群。「群」となっているけど,県道2号線から少し入ったここと,
あと,どこ? 池の前の酒屋で聞くと,県道の方にある,というのでそちらに向かう。このあたり,「まちなみ・水郷・中山道コース」
県道に出て,近江八幡方面へ向かうと橋のたもとに「上の湧水公園」
あずま屋のところに水があって,確かに湧水ではあったが整備されていなくて藻がいっぱいだった。
清水鼻で飲んだあと,飲める湧水はなく,(北川湧水はその気になれば飲めそう)のどが渇いた。たまたま自販機の更新に来ていたトラックに「チェリオ」の文字。おお,チェリオだ。しかも100円! ペットボトルの水は温存(あたたかくはしてないが)して購入。
安土城跡に向かう。2km。正面の小山だ。(見出し写真)
およそ20年ぶり。以前来たときはなんにもなくて,道端に車を停めて,石段を登れば石垣だけの城跡だった。今は,このようになって
脇には案内所(無人でパンフレットが置いてある)にサイクルスタンド。
行って見ると,受付(関所)があり,拝観料700円。パスして帰る。まあ,時間もなかった。終点,安土駅。16:00。安土城跡から1kmと少し。駅前にはレンタサイクルの店が3軒あった。駅は橋上駅の工事中。およそ20分待って米原行きに乗る。走行距離は,なんだかんだと結局30km。
おしまい。