余部鉄橋2013:旅めしは亀岡のスーパーで弁当
もうだいぶ前ということになるが,2013年に余部鉄橋へ行ったときの話。
このときの話は,夕食を鳥取のベニ屋で食べた話として,「旅めし:鳥取ベニ屋のチキンカツカレー」に書いたのだが,まさにチキンカツカレーの話だけ。
そこに行く前に,嵯峨嵐山からトロッコ列車に乗り,餘部で降りたのだが,旅の目的地が出雲だったので,その話は書いていなかった。
2013年8月,出雲への旅。出雲大社遷宮の年。遷宮に特に興味があるわけではないが、(それなら5月に行っている)古代史に興味を持つ者としては一度は行っておきたいところ。サンライズ出雲にも乗りたい。ということで、青春18も使っての旅。
本日の一番の目的は餘部。鉄橋のうちに行きたかったがチャンスがなかった。ついでに、嵐山のトロッコにも乗るプランで、京都までは新幹線、京都起点に松江まで青春18という計画である。
まずは、その嵐山。山陰本線嵯峨嵐山駅で降りる。
すぐ隣がトロッコ嵯峨駅。指定券は購入済み。
トロッコ列車入線。指定席は先頭車両。こども連れなど、多数だが、満席ではなかった。
トロッコ保津峡駅。保津峡にかかる吊り橋。渡った先はJRの駅。
なかなかの景観
保津川下りの船。こちらを見て手を振っている。
トロッコ亀岡駅。出札はなく、きっぷはそのまま。どうせ再利用はできない。ここから山陰本線馬堀駅まで10分弱歩く。
園部方面快速電車到着。これで1駅次の亀岡へ。
亀岡で下車の理由は弁当購入のため。ここから先の乗り継ぎになるとちょうどよい昼食の時間がない。ここでは30分ほど時間があるので、亀岡城趾へ。駅からすぐ。堀が南郷公園となっている。
亀岡城址は,亀岡天恩郷として,宗教法人大本の神苑となっているのであった。
今日の旅めし,弁当は駅前の西友の総菜売り場で買った298円の幕の内。(夜はベニ屋のチキンカツカレー)駅そばや駅弁がないとき,現地のスーパーやコンビニで弁当を買う,というのもたまにある。熊野本宮大社へ行った時も駅弁が売り切れでコンビニで調達した。
園部、福知山で乗り継ぎ、城崎温泉でさらに乗り継ぐ。
山陰本線、ところどころで小さな入り江の集落を通る。結構眺めが良い。見るだけならいいが、写真に撮ろうと思えば、事前に調べておく必要がある。すぐ行き過ぎてしまう。それに,電線が邪魔。
鎧駅。
結構有名で(無人駅で何もない),いつか降りてみたいと思っているのだけど,きゆかさんが,「ただ『海が見たい』という理由で来た」と,Twitterでつぶやいていた。
トンネルを抜けると餘部
今から20年近く前、鳥取出張からの帰り、特急に乗ってうとうとし、ふと目が覚めたのが餘部駅。そして、眼下にみた餘部の集落。ほんの一瞬。
一度は降りたって、下から鉄橋を眺めてみたい。その思いは実現せず、コンクリートの橋に掛け替えられてしまった。その鉄橋はいま一部分を残し、「空の駅」となっている。
線路が埋められて舗道になっている。ずっと先まで行くと,あたらしいコンクリート橋が、かつての鉄橋のすぐ横に作られたのがわかる。このまま歩いていけば・・・ ということはできないようになっている。金網の隙間から撮影。
駅から降りていく。鉄橋の橋脚が残っている。
昭和61年12月28日13時25分頃、回送中の下り列車が強風のため脱線・転落。鉄橋下のカニ加工場を直撃して従業員と列車車掌計6名が死亡。6名が重傷という惨事が起きた。犠牲者慰霊のために昭和63年に建てられた聖観世音菩薩像。
橋の下にある民宿川戸屋とCAFEREST AMARUBE
チーズケーキとコーヒーで一休み。
窓から橋が見える。店内にはかつての鉄橋の写真が飾られている。
付近を散策。湾の東側は通行止め。西にいくと伊伎佐神社。祭神は伊弉諾と出雲色男(しこお)すなわち大国主。
橋の下,山側には道の駅。
駅に戻り,鳥取で夕食をとって松江まで。
このあとの話は,「出雲大社2拝4拍の謎」「八岐大蛇の地 奥出雲へ」に続く。