宇津ノ谷峠周回
宇津ノ谷峠越え,2015年に自転車と徒歩で行ってきた。
このときは,大正のトンネル(自転車)で岡部側から静岡側へ出て,旧東海道をすこし戻って明治のトンネルを通った。(徒歩)
自転車が主ということもあり,蔦の細道は通らなかったので,今回は蔦の細道を行く。
当初は静岡側から蔦の細道を通って岡部側だけと思っていたが,「明治の道」を前回通っていないので,岡部側から明治の道を通って静岡側へ行き,蔦の細道で岡部側に戻る周回コースにした。
藤枝駅から中部国道線で廻り沢口までバス。その先が道の駅。
小さな道の駅。店の前には道祖神。
自販機の珈琲を飲んでから出発。
そのまま進行方向(静岡方面)に進み,国道1号線の下をくぐると,蔦の細道への分岐点になる。
反対側(左手)に進めば国道1号線に出て,坂下のバス停がある。
坂下地蔵堂の分岐点に道標がある。
明治のトンネルに行くには,右手をもう少し進んでから細い道を上がるルートがあるが,「明治の道」にはここを左に進む。国道1号線の陸橋を渡り,細い道を進む。しばらく行くと明治の道の説明板がある。
「馬や駕籠に代わって車(人力車・馬車・荷車)で往来することができる道路として明治9年6月8日にできあがりました。」と書かれている。今の道は,街道の整備によって使われなくなった道を復元したもの。したがって,このような,車は通りにくそうなところもある。
進んでいくと隧道:明治のトンネルがある。
ここから先は2015年に行ったときと同じ。変わっていなかった。
宇津ノ谷の集落は古い町並みがそのまま残っている。
それぞれの建物には屋号が書かれたままだ。
集落を抜けると,静岡側の道の駅に出る。
道の駅のすぐ右が蔦の細道の入口になっている。
沢沿いに細い道が続く。
結構な坂のところもある。上り詰めると峠で,在原業平の歌碑がある。有名な「駿河なる宇津の山辺のうつつにも夢にも人にあわぬなりけり」
ここから下りになるが,右側に「満観峰」と書かれていた。ここをすすめば満観峰に行けるのだ。
下りも結構な坂。静岡側よりきつそうだ。
猫石。何が猫なのか。こちらに説明がある。
確かに,このあたりから民家があり,みかん畑のすぐ脇を細道が通っている。
道は石畳になり,
途中,沢と道の区別がつかないような箇所もあるが,岡部側の出口(入口)に到着。
蔦の細道公園。きれいな公衆トイレもあり,結構きちんと整備されている。
木和田川砂防第2堰堤。
スタートから1時間半弱で坂下のバス停に到着。
岡部宿柏屋前で降り,少し歩いて,予定していた蕎麦庵まえ田へ。
ざるもりそば700円。細い麺で腰があり,おいしかった。
これにて本日の行程終了。バスでJR藤枝駅まで戻る。