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Cinderellaで花を描く:花びら(3):累乗とフーリエ級数

 この節では,正葉曲線のカーブの具合を変えます。

1.sinをm乗にする

 正葉曲線のカーブの具合は、sinθ の値の変化と関係しています。0 付近よりも π/2 付近の方が増加・ 減少の具合が緩やかなのです。そのため、先端が丸くなります。では、このカーブの具合を変えるとどうなるでしょう。

だんだん細くなっていきますが、カーブの様子は余り変わりません。m乗すると太さが変わる、という感じです。
sinをm乗するとどうなるかを、直交座標系でのグラフの様子と合わせてシミュレートするものをつくりました。

https://userweb.pep.ne.jp/hannyalab/koukou/sin^m.html

リンク先を開く次の画面になります。係数をスライダで変えていろいろ試してみましょう。


2.フーリエ級数型にする

三角関数の和
  $${\frac{a_0}{2}+\sum ^\infty _{n=1} (a_n \cos nx + b_n \sin nx) }$$
で表される級数をフーリエ級数といいます。
このうち、sinの項だけの和にしたものはフーリエ正弦級数といいます。
ここでは、このフーリエ正弦級数の形を、正葉曲線に適用します。項をひとつ増やすと、花びらの先に波型ができます。

次の図はその一例です。

これをシミュレートするものを次のページに載せました。

リンク先を開くと次の画面になります。

a,b,c の値によって項の数を変えることができます。たとえば,c=0 なら3項(上の③)です。

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