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マッチングアプリに投資しても結婚率や人口が増えない理由


こんなニュースを見た。


記事を読んで直感的に思う。



なんと無意味なことだろう!!!



なぜこれが無意味なのか、


本当に大切なことは何か、



わかりやすくまとめていこう。



マチアプと未婚率の現状


こんなデータがある。


令和5年版 年代別未婚率。


マッチングアプリの誕生で世の中の結婚率はどう変わったか?



という見方でこのグラフを見ると、



マチアプが台頭し、市民権を得てきたここ10年を見ても、



グラフが右肩下がりになっていない。



つまり、


 マチアプの登場期以降も、


 未婚率が大きく下がった、

ないし

 結婚率が大きく上がった、


ということは、


 「言えそうにない」


ということをグラフは示している。



結婚率対してマッチングアプリの影響がどれほどなのか、ということは、



既婚者の25%がマチアプきっかけ、20%が仕事や会社、


10%が学校というデータが冒頭のニュースでも示されていて、


今やもっともメジャーな「恋愛」の方法だといえる。



だから、マッチングアプリの結婚に対する影響は、少なくないはずだ。



ところが状況としては最初のグラフのように、



未婚率は依然として緩やかな上昇を続けていて、特別な変化はない。



マッチングアプリは、未婚率改善の特効薬にはなりそうにないのだ。



何が起こっている?


実は、上記の結果というのは僕の直感とは、
ずれていない。


なぜなら、マッチングアプリは手段でしかないと思っているからだ。



つまり、そもそも出会いや結婚に対して積極的な人が、



どのような方法でアプローチするか、というだけの問題だと思っていて、



もともとクラブやディスコに行ってナンパしたり、



合コンしてた人なら、現代に転生したら積極的にマチアプしていただろうし、



もともと消極的で奥手な人は、



現代に転生したらマッチングアプリに対して億劫になってるんじゃないか、と思う。




要するに、今はクラブや合コンに行くよりマッチングアプリのほうが便利だから、


マッチングアプリを使っているに過ぎない



ということな気がしている。



となると、もともと積極的に活動する層がそのまま他の方法からシフトしただけで、



消極的だった層が積極的になったわけではない、ということなのではないかと思う。



ここまでは誰しも考えられることだと思うのだが、僕が言いたいことはもう一つある。




結婚に対する価値観が未婚の割合を左右している


話の展開のために最初のグラフをもう一度参考にするが、


このグラフ、1980年から2005年か2010年までの約30年間は、大きく右肩上がりで未婚率が推移していて、



2010年ごろから現在に至るまでは、少し緩やかな傾きに変わって、やはり一定の割合で未婚率が上がっている



と見えなくもない。



これ、もしかしたらなんだけれど、



「昔持っていた結婚に対する価値観に、


 なんかしらの新しい価値観がダウンロードされて、



 それが2015年くらいまでかけて


 ゆっくりみんなの中にインストールされた」


んじゃないか、と思っている。



スマホに例えると、



昔の人が持ってたスマホが、


なんかOSアップデートした途端に、マッチングアプリが起動しなくなっちゃった、


みたいなことが起こってるんでねーの?という気がしているのだ。




だから、


マッチングアプリそのものに投資をするよりも、



僕らの心に新しくインストールされた価値観を変えない限り、



未婚率グラフはずっと右肩上がりのままになっちゃうんじゃないかなあ。



…マッチングアプリ自体やその周辺を盛り上げることは、全然本質的じゃなくない?


これが、記事を見て最初に思ったことだった。


結婚を消極的にさせているもの


なんで価値観をアップデートしたら結婚に消極的になったのか?



ということを説明すると、それだけで本が一冊書ける。



エーリッヒフロムの『愛するということ』の後半部分にわかりやすくまとめられているが、



もうちょっと複合的に説明しているものとして、この本を紹介することで説明の代わりとして欲しい。


紹介しておいてなんだがすこし読みづらい。



いずれにせよ、マッチングアプリに投資しても意味ないよ、ということであれば、



じゃあどうしたら良いのか、ということになる。



最も大切なことは、恋愛や結婚に対する僕らの価値観が、本質から大きく外れてしまったことで、



「結局うまくいなくね?」


とか



「幸せになれなくね?」



というイメージがついてしまって、疲弊しているのが原因だと僕は思っている。



だから、みんなが恋愛に対して本質的なところを捉え直せるようになるのが大事で、



それは、セックスアピールや地位や名誉や資産によって、カタログ的に相手を選ぶのではなくて、



相手がどのように在りたい人なのか、ということを自分が認められるかで相手を選び、


選んだ相手の人生に向き合う覚悟を決められるかで相手に選ばれる、


ということが大切なんだ、



そしてそれによって深く心が結ばれるということは、



人生にとって、かけがえのない意味を持っているんだ



ということをみんなが大事に出来たら、



もっともっと結婚する人は増えると思う。



少し難解な言い回しになってしまったが、



なんのことを言っているのか、噛み砕いた説明は別途改めてさせて欲しい。



要するに、恋愛や結婚の本質的なことを学び考えることが、


マッチングアプリを活性化させることよりもよっぽと未婚率に影響を与えてくれるんじゃないかと思っているんだが、



それを行政が担うのは、まぁ無理だよなあ笑

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