信じる事と守る事
NHKオンデマンドのアーカイブスで『八重の桜』を観ている。
『麒麟がくる』が再開されるまでと思ってみたけど、見始めると辞められなくなってしまった。
今、ちょうど慶喜が容保を連れて大阪城に兵を残し、江戸にトンズラしてしまった所だ。
もちろん兵は激怒し、運の悪いことに責任を被ってしまった神保修理が自刃する所で今回は終わった。
見ていて今のサラリーマンみたいだなあってぼんやり思った。
何年経っても男社会って変わらないのねー。
まあ、女社会も何年経っても愚痴と腹の探り合いで変わらんのだろうけど。
上司の意見は絶対。
逆らうような事は言ってはいけない。
って、今でも会社社会はみんなこんな感じなの?
少なくとも私がお世話になってる会社はまさしく今日観た大河の侍社会そのままって感じだ。
上司様の意見に恭順せねばどこか遠くへーー。って感じかな。
あーアホらし。
少し批判されたぐらいで左遷を選択する上司の豆腐メンタルをなんとかしたほうが会社のためなんじゃないのかな。
なんのための話し合いだよ。
色んな意見を言い合ってこその改善なのにねー。
って末端の末端にいる非正規雇用契約社員が言ってみた。
気楽な立場は不安定だが、自分をそれほど偽らなくても良いって点では良いかもね。
底辺生活の経験値が高すぎて、たとえ今、職を失ってもバイトを見つければ当面なんとか生きていけるっていうのは強いかもしれない。
高い所へ登った人は、自分の信じることよりも今の生活や立場を必死で守ってる。
低い所で生きてる人は、自由なんだから自分の信じるものを守れば良い。
そもそもお金をたくさん稼いでるから高い、そうではないから低いって考え方もドン引きだね。
金持ちでも振る舞いが子供レベルの人もいるし、貧乏でも品が良く、礼節を弁えてる人もいるし。
そうだね。
人の価値は相手を思いやり礼儀を尽くせるかって所だろうと思うよ。
これでも合気道をやってたから礼に始まり礼に終わるっていう清々しさが良くわかる。
どっちが良いかなんて人それぞれ、だけど、自分の守るべきもののために他人に罪をなすりつけるような屑にだけはなりたくないね。
なすりつけられた他人はその人の潔白とプライドをその屑に汚されて良い存在ではないはずだから。