我が家に台風がやってきた〜父の日編〜
昔の日記を辿る
2009.6.23
小さい頃は来てくれるたび家中に強力なエネルギーを放散してくれていた姪っ子だが、
台風というほど風力がごっつくなくなってきた。
なぜなら姪っ子は少しずつおねえちゃんになり、女の子になってきたからだ。
しかし、あの「ほけー」とか「コー(エドはるみ風)」とかひょうきんな動作を誰が教えたのか。
うちの兄に違いない。娘に何を仕込んでいる。
甥っ子も大きくなった。
生まれたときからでかすぎて二重アゴが心配されていたが、
愛嬌があり(抱っこしても泣かないからみんな抱きたがる)、
眠たくなるとふるふるふると顔をこすりつける動作は誰であろうと文句なく可愛い。
これはもう説明しがたい可愛さがある。
叔母バカであることを抜きにしても、これは是非一度体験してもらいたい。
子どもは生き延びるために可愛さを身につける、というようなことを何かで読んだような気もするが、 あぁ生きていけるとも。
一方で、親っていうのはそれと同じくらい大変なんだろうと思う。
姪っ子は成長するにつれて、一通り全ての遊びを学んでいく。
最近は保育園のお友達がくまさんごっこに登場するようになった。
それは分かる。
新たに、「サランラップの芯で剣ごっこ」というのが増えた。
ご丁寧に家の外で剣の練習をしているという設定になっており、居間の外にある廊下と呼べないような狭い空間でチャンバラをするのだが、
「私の名前はほのか!あなたは?」と聞いてくる。
そんな自分の名前でもプリキュアの名前でもディズニーのお姫様でもない名前がどこから出てきたのか、
突っ込む前に自分の名前を考えなくてはならない。
「ええ…ええ…ええっとじゃあ私はれいか!」
れいかって誰やねんと自分で突っ込みながらサランラップの真剣勝負は続く。
お分かりだろうか、サランラップの芯は意外と硬い。
そこでキッチンペーパーの芯を使ってくれれば柔らかくて痛くないのだが、
やはり細くて硬いほうが剣っぽく感じるのだろう。
これをだ、
容赦なく叩いてくる芯をよけつつ、
しかし手応えを与えつつ、
れいかになりきりつつ、
手に当たらないように気を遣いつつ、
勝負するのはなかなか難しい。
大人って手加減を覚えることなんだとしみじみ思った。
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