宅建リベンジ組へのエール
本試験お疲れ様でした。
私は令和4年度に初受験で合格できました。
要因はひとくちには語れませんが、ひとつには前年からチャレンジを始めた「マンション管理士」で共同住宅に特化した複雑な事案が出てくる民法をけっこうな時間を掛けてやってきたおかげなのかなと思っています。
事実、宅建の民法は世間で言われるほど難しいとの実感もなく、試験前にやる模試では権利関係は配問14に対してほぼ安定して11以上は獲れていたように記憶しています。
ただ法律は体系的理解が不可欠で、こと民法に関して言えばその枝葉は際限なく広く、試験直前期に苦手を修復するには試験対策としては効率が悪いのは否めません。
だからこそリベンジに覚悟を決めた方は今こそ「民法」に取り組むべきだと思うのです。
気負う必要もない時期ですから、一種読み物を楽しむがごとく、民法の入門書を読破してみてはいかがでしょう。
基本法である民法は私的自治というものがどうあるコトが理想か、かくある時に何が保護されるべきかという理念に理解が進むと極めて常識的判断に委ねられているといってよい規律なので、ゆったりと時間のある時に基礎を固めておくと後々の学習が楽になると思っています。
差し当たってオススメできる書籍を2つほど写真で挙げておきます。フリマサイトなどでお安く手に入ると思いますが、近年民法は大きく改正がされていますので、版のあまり古いものは避けたいところです。