marico

沖縄発格闘技専門店オーナー。ちっちゃなお店のおっきな人です。

marico

沖縄発格闘技専門店オーナー。ちっちゃなお店のおっきな人です。

最近の記事

2023→2024

昨年末はボクシング観戦に一日店長Dayに忘年会の嵐にRIZIN観戦と怒涛に過ぎてしまいゆっくり振り返る時間もなく新年を迎え、改めて昨年の振り返りと今年の目標を考えながらのんびりとしたお正月を過ごしています。 エバグラ10周年だった昨年。 やりたいこともたくさんあったのに体調がどうしても追いつかず。。 何にもできないまま、なんなら後半はほとんどエバグラを開けられずに終わりました。 毎年、楽しみにしていただいている福袋も今年はご用意できずでした。 本当にすみません。

    • 伝えたいこと。

      退院から1週間ほど経過して、少しずつ日常を取り戻しながらゆったりとした毎日を送っている。 ネイルを変えたり髪を切ったり、かわいい服を着てみたり。 好きだな〜と思うことはいつもと変わらなくて少し安心もしている。 まだ、めまいや立ちくらみがなかなか良くならないことに悩んでいるけど、それはもう少し休んだ方が良いという合図だと主治医の先生に言われて少し肩の力が抜けた。 今回のことは私が持っている性質が引き起こしたことで、何が原因とか誰が悪いとか、大きな出来事があったわけではな

      • 日々。

        エバグラを閉めて…もう数えるのも嫌になるくらいの日々が過ぎていった。 病室の窓から見える景色が日常なのか非日常なのかもよくわからない。 少しずつ安定してきたような、まだダメなような。 今日はエバグラ開けられる気がする!と意気込んでメイクしてみたり、些細なことでパニックを起こしてスマホの電源を落としたり、そんな毎日。 ただ、思考がクリアになる日は確実に増えているように思う。 調子を崩してからひたすらにこうなってしまった原因を探して自分を責め続けていたけど、入院してから

        • 私のこと。

          エバグラを閉めてスマホの電源を落として2週間が経過した。 そして、少し前から入院生活を送っている。 限界に近かったのかもしれない。 この2週間の記憶があまりないけど、踏ん張りきれなかった自分の弱さに落ち込んでいる。 周りに迷惑をかけてしまって、情けなさと悔しさとで押し潰されそうになり、私の問題なのに優しい人たちに自分のせいではないかと思わせてしまって切なくて申し訳なくてどうすれば良いのかわからない。 普通の人よりキャパがないことは自分が1番良く知っていたのに上手くバ

          3歩進んで2歩下がる。

          数年前に書いた記事。 忘れていた出来事も自分の波によって蘇ってきてはあの頃に引き戻されて絶望する。 22歳。 暗闇にずどんと落ちたあの日から、こうなることは覚悟してきたし、何度も何度も絶望から這い出して生きてきたから、大きな波に囚われるたびにまた這い出せることもわかっている。 私はきっと人から見ると良い人生を歩んでいる。 自分のお店を持って、オシャレを楽しんで、かっこいい格闘家に囲まれて、UFCでセコンドして、楽しくお酒が飲める仲間も居て、最高に愛してくれる家族もい

          3歩進んで2歩下がる。

          前十字靭帯断裂をした日。

          21歳。 大学3年生の冬に前十字靭帯を断裂した。 大学の雪上実習でスキーの講習中だった。 クラッシュして体が宙を舞った後、スキーの板を履いた足が雪に刺さって「ばちん」という音が体の中から聞こえた。 倒れた瞬間、尋常じゃない痛みに襲われて過呼吸になって周りに先生や実習仲間が集まってきて、遠くから救急ジェットの音が聞こえてきた…くらいまでは覚えている。 「先生!私、リーグは出れますか?秋に間に合いますか?」 運ばれる間中、泣きじゃくりながらそう叫び続けていたことを後々

          前十字靭帯断裂をした日。

          いやなやつ。

          いつから私は受け取った言葉を受け取ったまんまの形で信じることができなくなったんだろう。 本当はこう思ってるんじゃないか。 その言葉の裏にはこんな考えがあるんじゃないか。 きっとお世辞だ。 最近、そんなことばかりで全然人を信じられなくなって文句ばっかりで、そんな自分にめちゃくちゃ嫌気がさしている。 歳を重ねたせいなのか。 私が歪んでいるだけなのか。 昔はもっと素直に受け取れていたと思うのだけど、最近は疑心暗鬼になって全然うまく受け取れない。 私にも正義がある!そ

          いやなやつ。

          人それぞれ。

          私は格闘技ショップのオーナーをしている。 今年で10年になる。 オーナーです、代表です、と挨拶するたびにすごいねーと言われることも多い。 そんな私は大学を卒業していない。 テニス推薦で入学して、体育会に入部して、途中でオーストラリアに留学して、帰ってきてからは部活一筋の大学生活を送って、日本一目指してキャプテンやって、負けて引退してバーンアウトして、休学復学を繰り返して、あと少しで卒業というタイミングで辞めた。 最後まで頑張れない自分が許せなくて、送り出してくれた高

          人それぞれ。

          2022.12.31

          楽しいことも嬉しいこともワクワクすることも私の人生とは思えないくらいキラキラすることもたくさんあった一年でした。 そして。 それ以上にしんどい一年でもありました。 思ったようにエバグラを運営できず、やりたいこととやれることとやらなきゃいけないことのバランスが全然取れていなかったなと反省しきりです。 まさか最後の最後にこんなに打ちのめされて落ち込むなんて思いませんでした。 何にも頑張れていなかったんだなぁと思います。 人と向き合うことも、エバグラと向き合うことも、そ

          2022.12.31

          平良達郎を支える2人。

          平良達郎(THEパラエストラ沖縄)が 10月15日ラスベガスで行われたUFC Fight nightにてUFC2戦目を迎え、2R4分19秒 腕ひしぎ逆十字硬めで見事な一本勝ちを収めた。 そしてパフォーマンスオブザナイトも獲得。 どう評価しても100点満点の結果だったと思う。 達郎の凄さは試合を見てもらえればわかると思うので今日はセコンドについていた師匠である松根さんと兄弟子の遼ちゃんのことを少し書こうと思う。 UFC初戦から、2人の的確なアドバイス、そして献身的な支え

          平良達郎を支える2人。

          EVERGROUND9周年

          EVERGROUND9周年!!ぱちぱちぱち〜! なんと!今日から10年目に突入です。 飽き性の私が9年続けられていることは奇跡だなと思います。 「経営する」ということを全くわからないまま買い取って、両親の支えがあって続けられているEVERGROUND。 ここ2年はコロナもあり、状況が良いかと問われるとしんどいなと感じることもありますが、それでも優しいお客様や心強い仲間に囲まれて今日が迎えられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。 最近は沖縄のスーパーノヴァこと平良達郎

          EVERGROUND9周年

          沖縄に生まれて。

          私の実家は嘉手納飛行場の近くにある。 小さな頃はテニス漬けの毎日を送っていたが、家族での練習コートは米基地内だったし、コートに来る米兵のお兄ちゃん達はみんな優しかった。 「Can i play tennis?」 小学生の時に初めて覚えた英語だ。 その反面、訓練が始まると早朝でも夜中でも戦闘機が平気な顔して家の上を飛んでいたし、その大きな影に家がすっぽりハマることもあった。 そんな私にとっての日常が普通じゃないことを高校生になって沖縄を出るまで知らなかった。 今から

          沖縄に生まれて。

          今まで言えなかったこと。

          私が働く前にEVERGROUNDで店長さんをしていたりょーさんがお星様になった。 EVERGROUNDは彼の為に作られたようなものだった。 元々、彼とはお友達だったのでEVERGROUNDがお店として出来上がっていく様子も見ていた。 「俺の誕生日の日にさ、オーナーが物件見つけて契約してくれたんだぜ?こんな奇跡ある?」 そんな風にキラキラ語る彼を羨ましく思っていたことを今でも覚えている。 寂しがり屋で自分勝手でお酒が大好きで。 人に怒られるのが趣味みたいな人だった。

          今まで言えなかったこと。

          歯医者さんへ通っている話。

          最近100年ぶりに歯医者に通っている。 テニス時代に酷使&引退した後メンタル崩壊して過食嘔吐が辞められない時期があっておかげさまで年々歯がズタボロになっていた。 歯医者へ行かなくちゃと思い始めて何年過ぎてしまったことか。 過去が情けなくて、歯がボロボロなのも恥ずかしくてどうしても行けなかった。 が、今、歯医者へ通っている。 やっとやっと通い始めた毎日をこれが普通のちゃんとした生活かなぁという気持ちで過ごしている。 ただ、予約日を迎えるたびに憂鬱で恥ずかしくてたまら

          歯医者さんへ通っている話。

          格闘技の中に見た私の価値観。

          突発性難聴と診断された翌日、格闘技がネットTVでLIVE放送された。 緊急事態宣言が出る前から決まっていた興行だったと思う。 無観客、関係者は防護服を着用、試合数も減らし、完璧とまではいかないけれど対策というか…最大の"配慮"は行われていた。 ネットテレビでのLIVE配信の告知に以前からファンは歓喜していたし、ファイターの中には試合ができることを羨ましいと感じていた人もいただろう。 エバグラに来てくれたことのあるファイターさんも出場していた。 どんな状況下でもオファ

          格闘技の中に見た私の価値観。

          言葉の威力。

          昨日の芸人さんの会見で喉を締め付けられるような感覚に襲われて、京都で起きたいたたまれない事件のことを思い出すと重ねて胸が苦しく、選挙のことで頭がいっぱいの人たちのTLを他人事のように眺めている。 人間は自分が重なる部分がある出来事に心を持っていかれるもので、ここから先はちょっとだけ重い話。 精神疾患についての話になります。 苦手な人は読まないでください。 京都の事件、犯人が精神疾患という情報が飛び交っていて、精神疾患患者に対しても様々な批判、暴言を目にします。

          言葉の威力。