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自己紹介|乳がん治療歴編

若年性乳がんサバイバーの優雨(ゆう)です。

前述のとおり、私は34歳で若年性乳がん※に罹患したサバイバーです。
(※35歳未満で乳がんを発症すると若年性乳がんに分類されます)
それも、発生頻度が極めて低い特殊型乳がんに分類される浸潤性微小乳頭癌への罹患でした。
乳がん患者全体に占める35歳未満の割合は2.7%、浸潤性微小乳頭癌の発生頻度は全乳がんの1%(他タイプと併存する場合も含めると3~7%)程度とのことで、人生でこれほど少数派を極めたこともありません。

右胸を全摘出し、シリコンインプラントで一次二期再建。
元々は脂肪注入での再建に非常に関心があったこともあり、再建時に一部自家脂肪注入も取り入れました。
乳頭乳輪も摘出したため、皮弁法で乳頭形成した後メディカルタトゥーで乳頭乳輪のカラーリングを実施。
(脂肪注入とメディカルタトゥーは自由診療扱いのため全額負担)

これまでほぼリアルタイムでnoteに治療記録を綴ってきましたが、かなりのボリュームになっているので、自己紹介vol.2を兼ねて、乳がん治療の時系列と主要な投稿をここでまとめました。

主要投稿以外でも、ほぼ全ての通院・投薬について、仕事をどうしていたか、費用面などについてもマガジンにまとめて残しています。

もし、乳がん治療の情報収集のために私のnoteにたどり着いた方がいらっしゃるなら、少しでもお力になれれば幸いです。
よかったらこちらもどうぞ↓

今後は、これから治療を受ける人や治療中の方により寄与できるような投稿もしていけたらと思っています。

2020/10 勤務先の乳がん検診(マンモグラフィー)で引っ掛かる
乳がんサバイバル開始地点。
見逃しても全くおかしくないくらいの、小さな小さな石灰化に異変を覚え、精密検査を進言してくださった検診先の先生のおかげで、私は今こうしてnoteを書くことができています。

2020/11 乳腺MRI検査・マンモトーム生検を経て、乳がん告知
とまどいと不安の中で怒濤の検査を受け、告知を迎えた頃。
丁寧に、冷静に、真摯に対応してくださった検査先の先生にも、心から感謝しています。

2020/12 東京大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科初診
乳がん罹患がほぼ確実視されていたため、検査と並行して治療先を探し、東大病院を選択しました。
自分の選択に満足しています!

2021/01 東京大学医学部附属病院 形成外科初診
一次二期再建を選択したので、乳腺外科と並行して形成外科も受診。
右胸摘出+再建着手を同日に行うので、2種類の手術の準備を進めねばならずで大変でしたが、気も紛れるのでその点はちょっと救われていました。

2021/01 遺伝カウンセリングを経て、BRCA1/2遺伝子検査実施
近親者に乳がん経験者がおり且つ若年で乳がん発症した私は、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)である可能性があったため、遺伝カウンセリングを経てBRCA1/2遺伝子検査を受けました。

2021/01 右胸全摘出+エキスパンダー挿入手術実施
心身共に最も辛い手術でしたが、いざ終わってしまえば比較的気持ちの切り替えは早かった。
コロナ禍全盛期だったため制限が多い入院生活でしたが、東大病院は先生も看護師さんも良い方ばかりで、皆さんに支えられて乗り切れました。

2021/02 病理検査結果・BRCA1/2遺伝子検査結果判明
乳がん疑い勃発から4ヶ月、ついに全貌が判明。
当初見立てより悪い結果(ステージ0→1)となり、且つ予後悪めの特殊型乳がんだったという嬉しくないおまけも付きましたが、とにかくやっと全貌がわかったことへの安堵の方が大きかったです。正直なとこ。

2021/03 ホルモン療法開始
再発防止を目的とし、タモキシフェンの服薬とリュープリンの投与を開始。
最初こそ、副作用ゼロ~と余裕かましてましたが、後に毎回リュープリンの副作用に苦しむことに。。。

2021/08 エキスパンダー抜去・シリコンインプラント挿入手術実施
右胸の皮膚拡張のために挿入していたエキスパンダーを抜去し、シリコンインプラントを入れる手術を受けました。
乳頭乳輪はまだ無いので、マネキンみたいなツルっとした胸が出現。

2022/07 乳頭乳輪形成・脂肪注入手術実施
右胸の皮膚を切って立ち上げて縫い合わせる皮弁法という方法で、乳頭を形成する手術を受けました。
また、私は乳腺組織をゴッソリ摘出したため、シリコンインプラントを入れるだけではカバーできず痩せてしまっている部分が出現しており。
そこを補正するため、太ももから採取した脂肪を注入する手術も同時実施。
手術した胸より、脂肪を抜いた太ももの方が激痛だったことが思い出。

2023/03 乳頭乳輪へのメディカルタトゥー手術実施
メディカルタトゥーという方法で色を入れ、乳頭乳輪を作る手術を実施。
これを以て、主治医&実母曰く「パッと見、どっちが再建した胸かわからない」という右胸が完成しました!

2023/06 妊娠出産を想定したホルモン療法中断の相談開始
願わくはもう1人子どもを産みたい、という希望が元々あり、ホルモン療法を2年やったら一旦中断を検討することを主治医と申し合わせていました。
その時期が来たため、相談開始。

2024/01 東京大学医学部附属病院 女性診療科 不妊外来初診
ホルモン療法中断しての出産を考えるなら産科とも連携した方がよい、とのことで、主治医の指示で女性診療科に送り込まれました。
不妊外来という新たな世界に足を踏み入れる。

2024/01 ホルモン療法(タモキシフェン)中断
ちょっといろいろありまして、フライング気味にタモキシフェンを自己判断で中断しました、、、(マネしないでください)

2024/07 ホルモン療法(リュープリン)中断
4月の投与を最後に、リュープリンも中断。
あくまで目的は妊娠のためなのですが、、、副作用から解放され今とても快調に暮らしています。

To be continued...



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優雨
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