術後3年検診(術後2年11ヶ月目)
厳密にはちょっと早いのですが、東大病院で術後3年検診を受けてきました。
診察予約は10:30だけど、9:30からマンモグラフィー撮影、その前に血液検査を受けないと・・・と盛り沢山なので、9時過ぎには病院到着。
もう慣れたものなので、血液検査とマンモグラフィー(左胸だけ)はサクサクこなす。
今回のマンモ、ワタシ史上1番痛かったの何故、、、
検査済ませて、地下のドトールでコーヒー飲んで休憩した後、乳腺外科の待合へ。
10:30予約で、呼ばれたのは10:40頃だったかな?
診察に先立って、乳腺の超音波検査。
左胸のエコー画素見ながら主治医が「マンモの結果見ましたけど、全く異常ありませんでしたよ〜」と、デジャヴかと思うほど去年と全く同じ口調で伝えてくれる。
そのことのありがたさを噛みしめる私。
エコーでも全く異常無し、念のため確認した右胸の脇の下もリンパ節に異常無し!
診察室に戻って渡された血液検査の結果も問題無しで(若干貧血気味でしたけど)、乳がんサバイバー3年生に無事進級できました!!
毎年このタイミングで噛みしめまくる、平穏に生かされていることの幸福。
さて今回、術後3年検診は前座のようなもので(とっても重要でしたけど)、本題は第二子へのトライ&ホルモン療法中断をどうするか。
まずは、
・この日までに夫との話し合いに決着がつかなかったこと
・ただ、夫が若干譲歩の姿勢を見せ始めているので、今回はまたリュープリンを打つものの製剤の期間を短くする
・で、リュープリンが効いてる間に話し合いを継続することで夫と合意した
という旨を主治医へ説明。
「なるほどなるほど〜」という主治医の相槌に乗っかりw、1つ質問をしてみる。
リュープリンを止めてから生理が戻るまでの期間は人それぞれというのは重々理解しているけれど、ホルモン療法中断した後実際に妊娠にトライできるようになるまで、どの程度の時間を考えた方がよいか、一般的な目安はありますか?と。
すると主治医からは、「ごめんなさいね、リュープリン止めてから生理が戻るまでの期間平均とかは、私は全然詳しくないんですよ。それは女性診療科の先生の方が詳しくて・・・女性診療科はもう受診したんでしたっけ?」と、逆質問で返される。
まだ受診はしていない、ホルモン治療中断前に受診することも可能なんですか?と聞くと、
「可能ですよ。むしろ事前に情報収集して検討時間を取った方が良かったり。」
と仰るので、受診したいと伝えました。
すると主治医は、その場で予約センターに電話し、女性診療科の不妊外来の初診予約を取ってくれました。
最短で1月下旬の日程が提示されたので(そうだった、初診は1ヶ月待ち当たり前だった)、仕事のスケジュールも見ずに提示された日程で承諾。
この件に関しては、仕事より大事と割り切ってます。
まずは不妊外来の先生に、ホルモン治療中断して妊娠にトライすることに関していろいろお話伺って、本当にトライすることになったらまずは不妊因子が無いかの検査をすることになるのかな。。。
ホルモン治療を中断して妊娠・出産することが直ちに乳がん再発に繋がるわけではないという1つの研究結果が出たとはいえ、治療を中断して再発しない保証があるわけではない。
無期限にトライできるわけではないと思っているけれど、どのくらいの期間トライが可能なのか・・・と聞いてみると、「難しい質問ですね」と主治医。
「このくらいの期間なら大丈夫って根拠は何1つないので難しいんですが、なるべく治療中断期間を短くするために不妊外来で力を借りるわけで。」とも。
それを受けて私が、夫が第二子を持つこと自体にも消極的であることから、タイミング法はまだしも体外受精とかは協力してもらえないかもしれない、、、とこぼすと、主治医は徐に言いました。
「もし不妊治療するとなっても、優雨さんの場合は通常の不妊治療とは全然違いますよ。まぁやることは同じなんだけど、、、悠長に妊娠できるのを待つわけにはいかない。さすがにそれはリスクがあるから。ご年齢的なこともあるし、不妊因子が無いか最初に確認しつつ、なるべくトライから妊娠までの期間を最短にして、ひいては治療中断期間を最小限にとどめることが目的だから。それはもう、通常の不妊治療とは意味合いが全然違うんです。」
あーーー、そういう視点は全く無かった、、、と目からウロコの私。。。
「だから女性診療科でもっと詳しく話を聞いて、それを旦那さんにも情報提供したら、逆に旦那さん協力する気になるかも。」
と、いたずらっぽく微笑みながら仰る主治医。策士。
主治医はカウンセラーではないので、結論が出しにくい話はしないようにしてるのですが、、、
今回は、気を抜くとどうしても夫との話し合いが決着してない不安定な状態に対する心情が顔を覗かせてしまう。
夫は積極的でないけれど、私自身はやはりどうしてもトライもせずに2人目を諦めるということが出来なくて、、、と呟くと、「それは当然ですよ。それはね、トライした方がいい。」と、相変わらずサバサバ肯定してくれる主治医。神か。
年が明けたら女性診療科を受診するとして、主治医の診察予約はいつにするか・・・という話になり、夫との話し合いの行方次第でまた相談したいので、とりあえず3月あたりに予約。
次の診察までの間、何週間製剤のリュープリンを打つのかは自分で決めていい、何ならホルモン治療中断を見据えてタモキシフェンも自己判断で止めていい、と豪快なことを仰る主治医www
「でも3月でホルモン治療始めてちょうど3年だから、丸3年服用したところで止めるのもいいかも。うん、それがいいかもね。」とのことなので、3月まではタモキシフェン&リュープリン続けるかな。。。
あまりに前のめりになってカリカリするのもイマイチだしね。
夫に引かれるw
決して事が順調に運んでるとは言えないし、一寸先は闇みたいな状況なんだけれど、なんとなく細くだけど道が拓けているような気もするな、と不思議な気持ちで診察を終え。
会計窓口処理を済ませて、待合の椅子に座った3分後には会計完了の表示。
だから、この、日によって会計にかかる時間の落差は何なんだよっていう。
支払いを済ませ病院を出たところで、11:20過ぎでした。
それでもやっぱりほぼ午前中いっぱいかかったな~。
2023年の東大病院受診はこれで終了。
あとは年内に一度リュープリン打って、2024年を迎えることになります。
女性診療科の診察は、不安なような、未知の領域に興味があるような。
どんな結末が待ち受けているかわからないけれど、とりあえず今は前に進もう。
細く微かに続いているように見えるこの道を。
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