
入院2日目(右胸再建手術当日)
前日23:00前には眠りに落ちて、4:00過ぎに一度目が覚めました。
それでも覚醒するまではいかず、またウトウトして、6:00近くまで眠っていたように思います。
上出来。
6:00
看護師さんが来て、検温と血圧・酸素濃度の測定。
8:30頃には、手術着に着替えるよう言われる。
起きてから3時間で手術開始…前回とは全然違う。
待ち時間が少なくていいな。
余計なこと考える時間も少ないし。
洗顔、スキンケア、歯磨きを済ませたら、ベッドでダラダラ。
昨日からダラダラしてるだけな気がする。
今回は手術開始前に夫が病院に到着することができないので、1人で手術前の時間を過ごすことになり、不安感に襲われないだろうかと心配だったけれど、大丈夫でした。
8:55
両親と夫へ、今から行ってきます!とLINEを送り、いざ手術室へ。
前回手術時、手術室に入ったあたりから急激に怖くなったという不安を前日に看護師さんに伝えてあったからか、オペ室看護師さんが頻繁に優しく声を掛けてくれました。
心強かった。
手術台に仰向けに寝て、室内を見回して、前回より遥かに冷静な自分がいました。
前回は生きるために右胸を失う手術だったけれど、今回は失った右胸を取り戻す手術だから。
失ったのと同じ胸ではないけれど、それでももう希望しかないよね。
こうした社会状況下で、命に関わらない乳房再建手術を、予定通り実施させてくれた東大病院に、心から感謝しました。
それでも微かに襲ってくる恐怖を振り払うために、頭の中でずっと口ずさんでたのが、LUNA SEAのTONIGHTの一節。Jが創り上げた希望の歌。
涙の数だけ 心に刻んだ
真実のかけら ずっと抱きしめて
キミだけの夜に キミだけの夜に
そうこうしているうちに、麻酔が始まった、
のですが…私の左手の甲に麻酔針が入らず。
どうやらやってくれてるのは研修医さんぽい。
どうにも上手くいかず、満を持して3回目に指導医さんがトライして成功。
麻酔の段階から3回も刺されるなんて・・・
恐怖も何も、ちょっと吹っ飛びましたけどね。
そして、「ゆっくり薬入れていきますからね〜」という麻酔科の先生の声を最後にブラックアウト。
次に気づいた時には、全て終わっていました。
前回同様、麻酔科の先生に起こされ、意識がまだ朦朧とする中、ストレッチャーで病室へ戻りました。
病室に着いたのが12:30(時計見えた)。
「ご主人来てるんだよね?連絡して」という声が聴こえ、入院棟の下で待機してくれていた夫が病室へ呼ばれ。
私の処置が続いてる間に、形成外科の先生から説明を受け、13:00前頃に対面しました。
もちろん私はベッドで管だらけ、酸素吸入器装着したままの状態。
結構話した気がするけれど、何の話をしたのか、今となってはあまり覚えていない。
前回入院時の2人暮らしの時より言うことをきいてくれないという息子の話、今回ずっと個室なの?とちょっと呆れた顔で聞く夫・・・
何だか夫に触れたくて、何回か手を握ってもらった記憶もある。
病室にいてもらってもすることがないので、私の様子を見届けた夫は帰宅。
そこからはもう、1人で絶対安静の時間。
15:30
病室に戻ってから3時間経過したので、身体を起こして水を飲んでみてもいいですよ、と言われ、水を飲んでみる。
喉に違和感はあるけれど、普通に飲める。
意識もわりとハッキリ…してたつもりだったけど、後から振り返るとあまり覚えていないので、まぁまぁまだボーッとしてたんだろうな。
この後も、基本的にはボーッとした状態が続く。
時間の経過と共に、前回手術後と同様の気持ち悪さが現れる。
吐き気というか目眩というか頭痛というか、何とも表現しがたい気分の悪さで、目を開けていられない感じ。
18:00で夕食が出されたけれど、全くと言っていいほど食べられず。
この気持ち悪さと戦いながら、夜が更け。
私がひたすら気持ち悪いと言っていたためか、歩行は危険と判断され、導尿カテーテルと血栓防止のフットポンプは装着したまま。
消灯時刻に部屋の電気は落としてもらい、22:00前にテレビも消して、気持ち悪さをお供に微睡む長い夜となりました。
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