紆余曲折のリュープリン注射8回目
前回リュープリンから6ヶ月。
月日の経過は本当に速いものです。
今回のポイントは、なんといっても、製剤期間の変更。
術後3年検診での主治医との相談を経て、これまでの24週間(6ヶ月)製剤ではなく、4週間 (1ヶ月)or 12週間(3ヶ月)製剤にしようというもの。
ただ、どちらにするのかなかなか決め切れず。。。
決断出来ないまま、東京の気温が一気に下がった12月中旬のある日、いつも注射をお願いしている近所のクリニックへ向かいました。
いざ診察室に入り、主治医と相談した内容およびリュープリンの製剤期間の変更について説明したところで、、、先生が急に慌てる。
「うち、6ヶ月製剤しか置いてないんですよ」
うっそ、、、
まじか、、、
まじかあああ(心の声)
1ヶ月・3ヶ月製剤はどうしても割高になるし、何度も針を刺すのはイヤという患者さんが多いので、このクリニックで常備しているのは6ヶ月製剤のみ。
それ以外を希望する場合は、メーカー取り寄せなのだと。。。
あああ、もうこれは完全に、事前に確認してなかった私が悪いんです。
大学病院と個人クリニックを同じに考えてよいはずがなかった。
だがしかし、今の私に6ヶ月製剤を打つ選択肢は無い。
だがだがしかし、年末進行の仕事抱えた状態で、日を改めて再受診だと・・・?
ただでさえ悩んでいたところ、ますます思い悩む私に、先生は優しく語りかけました。
「今から1ヶ月か3ヶ月のリュープリン発注して数日後に打ってもいいし、1月に東大病院の女性診療科受診してからリュープリン打つかどうか決めてもいいんですよ。」
・・・そんな選択肢あるん??
「妊娠出産にトライするなら、2年くらい治療中断することになります。その期間を考えれば、今1ヶ月くらい待つのなんて、こう言っちゃ何ですが、医学的には大したことじゃない。」
・・・そうなの??
ここでリュープリンを1ヶ月先送りした程度では多分生理は戻らないだろう、でも女性ホルモンの量は増えていくので体調的にはホルモン変化による影響を受けるかもしれない、とのこと。
結局私は診察室にいるうちに決断が出来ず、年内にリュープリンを打つのであれば近日中に電話で連絡する、という段取りだけ決めて、話を終えました。
診察室を出る準備をする私に向けて、先生が言いました。
「この手の話は、正解が無いので難しいですね。私達も医学的なデータとかは伝えられるけれど、選ぶのは患者さん自身ですから。だけど、東大病院の先生や女性診療科の先生とか、力になろうとしてくれる人がたくさんいるから。そういう人達を頼って、それで選んでいけばいいんですよ。」
その言葉を聴いて。
客観的には、命があって元気で生きているだけで十分じゃないかと言われても決しておかしくない私。
強欲じゃないかと言われたら、まあ、そうですねと認める他ない気もする私。
でも私が私の人生を生きる上で、第二子はどうしようもなく切実な問題。
数多の患者を抱え日々多忙な医師の先生達が、そんな私の気持ちに寄り添って対応してくれていることを改めて実感し、なんだか泣きたいような気持ちになりました。
リュープリンは打ってないけどたくさん話を聴いてもらったので、診察代は請求してくださいと念押ししたのに、この日は無料でした。。。
主治医が神なら、こちらの先生は仏か。
クリニックを出て自宅まで移動する道すがら、悶々と考えた結果、自宅に着く頃には“やっぱ年内に1ヶ月製剤打とう”という気持ちで固まる。
診察室にいるうちに固めろよその気持ち。。。
申し訳なさいっぱいで、帰宅後すぐにクリニックに電話し、1ヶ月製剤の取り寄せを依頼。
2日後に注射出来ることになりました。
そして2日後。
申し訳なさの塊状態で再び受診。
謝罪の言葉を唱えながら診察室に入る始末。
(先生は笑っていたw)
わざわざ取り寄せていただいた1ヶ月製剤を左腹に打ってもらいました。
痛みより申し訳なさが勝る8回目の注射。。。
打ちながら先生が、「時代と共にいろいろ変わってきていてね、ひと昔前は平均的な閉経時期は50歳とされていたんだけど、今は55歳くらいが平均になってるんですよ。」と、呟く。
何を意図して呟かれたのか、定かではないのですが、アラフォーで治療中断に賭けようとしている私への励ましだったのかそれとも。
1ヶ月後に1ヶ月or3ヶ月製剤のリュープリンを打つ場合、またはもう今回でリュープリンは一旦中断するという場合、いずれにしても電話で知らせてくださいと言われ。
「今度こそ、良いお年を」という言葉に見送られて受診終了。
約3年ぶりの1ヶ月製剤。
費用は9,000円台でした。
6ヶ月製剤が22,000円くらいなので、なるほど確かに割高。。。
まぁでも背に腹は代えられないので、致し方なし。
薬の量が3分の1だからか、はたまた気持ちの問題か、今回はほとんど副作用がありませんでした。
注射翌日にちょっと気持ち悪かったのと、連日どんなに寝ても寝起きが絶望的にダルくてしんどい程度。
(これでもいつもの副作用に比べたら雲泥の差)
そういえば初めてリュープリンを打った時も1ヶ月製剤で、ほとんど副作用が無かったな。
費用と手間を考えなければ、私は1ヶ月製剤の方がラクだな。。。
さて、あっという間に1ヶ月は過ぎるでしょうから、また次の方針を考えねば。
まずは、明けて1月、女性診療科の受診からです。