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透き通ったものを求めて
これは僕の偶像かもしれない。
どこかに、いや僕の身近にもあったような気がする。
大学3回生の梅雨入りにそんなことを考えている。
大人になるにつれ妥協点を探そうとしてみるが、なかなか見つからない。
皆目見当もつかない。
小学生の頃好きだった彼女の面影を感じる瞬間、でもそれはもう同じではない。
あの頃信じれた彼女の言葉、でも今はどうだろうか。
中学、高校、大学と年を取るにつれ変わっていく。
あの時自分が何かを変えてしまったんじゃないかなんて思ったりもする。
だから届く言葉を考えたりもする。
最低限でいいやと口では言うこともあるけど、もっと運命的で神秘さえ感じるような何かを期待する。
偶像を求めている。
生産性のないことをしている。
でも、偶像だからと言って追い求めないことはできないだろう。
だって、ずっと求めているから。
昔のように簡単に人を好きになって夢中になれない。
昔ほど人を知ろうとしないし関わろうとしない。
だからダメなのかもしれない。
僕は臆病だ。
それなのに透明度の高いものを取捨選択しようとしている。
心なんてすぐにはわからないはずなのに。