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中学国語教員

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最近の記事

卒業式

3月19日大学の卒業式が行われた。 12月に部活を引退し、授業も終わり、それまでとは変わってグラウンドに行けば無条件に仲間に会えたり、大学で友達に会えたりすることがなくなった。 それからの期間、仲のいい友達とは遊びに行くし旅行など楽しいことがいっぱいだったけれど、昨日卒業式でみんなに会えて、学生生活の尊さを感じた。 小中高大と学校に行くだけで友達に会えた。 サッカークラブや部活に行くだけで仲間に会えた それがどれだけ素晴らしいことだったのか身にしみて感じている。

    • 2023

      今年は自分にとって大きな一年になった。昨年よりも一昨年よりも。 〇教員採用試験に絶対受かる 〇大学サッカーで結果を出す この二つが今年の自分の大きなテーマだった。 無事に教員採用試験に合格し、次の春からは教壇に立っている。 サッカーでは目標には届かなかったけど、それ以上のものを得られた。 めちゃくちゃ楽しい一年だった。 1月~3月 カテゴリーが分かれるまでの間はとにかく個人のアピールと教採に向けての勉強をした。 一月最後の授業、土曜5限の教科法で谷川俊太郎の「か

      • 音楽がくれるもの

        中学生の頃音楽にあまり関心がなかった。 音楽を聴きたいけど何を聞けばいいのかわからなくて、とりあえず流行りのback numberを聞いた。 何が好きだったのかは記憶にない。 中学生ながらに何かしらいいなと思う部分はあったのだろうけど、とりあえず流行りだから聞いていた気がする。 あの時何を考えていたのかは鮮明に思い出せない。 ただ、昨日久しぶりに「わたがし」を聞いた時、中学生の頃の地元の祭りの風景が浮かび上がった。 毎年同じ中学の男子10人くらいで祭りに行った。

        • 「ケイコ目を澄ませて」を観た率直な感想

          昨日「ケイコ目を澄ませて」を観た。 その感想を思うままに書き連ねた。  「才能はないけど人としての器量がいいんです」という会長の言葉が胸に沁みた。会長のような温かみのある人になりたい。言葉が通じなくともケイコと繋がりあえたのは会長の温かみがあったからだと思う。ケイコと2人でシャドーしているシーンは言葉はなくとも伝わるものがあった。  障害がありながらも、あんなに強く生きているケイコがかっこよくて尊かった。聴覚障害であることを悲劇的に描いていない作品自体もよかった。でも、ケ

          伸ばす余地

          土曜5限の模擬授業を行う大学での授業がめちゃくちゃおもしろい。土曜5限というバカみたいな時間の授業なのに行きたくなる。 今日模擬授業を行った人の授業では、知識を得るためには前置きが必要な気がするけど、前置きをちゃんと知るには前置きが面白くないといけないということを感じた。 何かを読むときにまとまらない中から自分で何かを見つけることが自分は好きで、それは自分の中では深い学びだと思っている。そもそも、曖昧な自分の心とか他の曖昧なものをまとめてよいものかと思っている。ただ、それ

          伸ばす余地

          なんのために

          なんのために生きているのか考える。 美味しいご飯を食べるため 君と話すため 褒められるため 素晴らしい音楽を聴くため 綺麗な夕日を見るため だらだらとするため どれも間違っていないが、目的なんてなくて今この瞬間を感じるだけでいいような気もするし、そうやって生きている気もする。 でもたまに、「この瞬間のために生きている」と思うときがある。 なんでサッカーをしているのか考える。 楽しいから サッカーが好きだから 仲間が好きだから そして最近忘れがちなのが、家族を喜ばせたいか

          なんのために

          胸の奥

          6月頃からフリースクールのボランティアに行くようになった。行き始めて少し経つと夏休みになって閉まっていたが、夏休みを終えて再開した。久しぶりに子供たちに会えて嬉しかった。 そこに来る子供たちはみんな何かを抱えている。僕が何かを抱えているように何かを抱えているのかもしれないし、もっと重いものなのかもしれない。きっと思いと思っている。 ある子供は昼夜逆転の生活になっていると言った。その子は昼になってフリースクールにやってきて、明らかに眠そうだった。 気が使える優しい子だ。そ

          ごちゃごちゃと多様性

          今日はクイントブリッジという場所にいる。 勉強や読書に最適な場所だ。 少しいけばホテル街が並ぶ。 ごちゃごちゃした京橋の辺境の地とでも言おうか。 そこには多くの社会人や大学生と思われる人々が勉強やら読書やら会議やら仕事やらをしている。 そこにあるカフェの店員さん。 愛想が良く、見た目も華やか。 明らかに社会人の男たちのオアシスとなっている。 そんな人たちを見るのはなんだか興味深いのだ。 そう思っていると、ここから少しいけばホテル街があることということがポツン

          ごちゃごちゃと多様性

          屋上で見上げる空に

          屋上で何にもない空を眺めている。 雲が動いている。 だから雲はある。 何もなくはないけど何もないようなものだ。 今日はそんな日だ。 満たされない。 好きなことを色々してるのに満たされない。 好きでやってるサッカーも結果が出ないと満たされない。 時々サッカーをやる意味がわからなくなる。 結局行き着くのは好きとか楽しいとかそんな理由だ。 なんかよくわからない。 こんなんじゃほんまにあかんのになあ。 世界には沢山の出来事があって、人がいて、仕事がある。 そ

          屋上で見上げる空に

          時間

          大学3年の夏。 みんな忙しそうにしている。 「明日あそぼ」じゃみんな予定があって遊べない。 多くの人は就活に時間を割く。 私も将来について考える。 高校の頃は教師になりたいと思って、大学に入ってやっぱり教師はやめようと思って、今また教師になりたいと思っている。 教師を辞めようと思ったとき、教師は忙しいから、自分の時間が欲しいからやりたくないと思った。 「時間がない」 これが今日のテーマ。 やりたいことは沢山ある、やらなければならないことも沢山ある。 そーな

          徒然日記

          小学生の頃、何にもできなさそうなところにたこ焼き屋ができた。 それは子供達がよく遊んでいる公園の近くだった。 安い値段にすれば売れそうなところをそこそこの値段で、夜はたこ焼きバーになるみたいな店だった。 案の定人気は出ず、2、3年で何かに変わっていた。 それは中学生になった頃で、もうあまり通らなくなったから何になっていたかは覚えていない。 そんなことはどうでもよかったんだが、今日久しぶりにそこを通ると看板屋になっていた。 「いい看板つくります!伝えたいこと伝えます

          徒然日記

          なんでもない日に一番に思い浮かぶ 何かあった時に一番に思い浮かぶ 急にご飯に行きたくなった時に一番に思い浮かぶ どこかに行きたくなった時一番に思い浮かぶ 特別な日に一番に思い浮かぶ 思い浮かぶだけでいい 思い浮かぶことが全てなのかもしれない 実際に会えなくても。

          透き通ったものを求めて

          これは僕の偶像かもしれない。 どこかに、いや僕の身近にもあったような気がする。 大学3回生の梅雨入りにそんなことを考えている。 大人になるにつれ妥協点を探そうとしてみるが、なかなか見つからない。 皆目見当もつかない。 小学生の頃好きだった彼女の面影を感じる瞬間、でもそれはもう同じではない。 あの頃信じれた彼女の言葉、でも今はどうだろうか。 中学、高校、大学と年を取るにつれ変わっていく。 あの時自分が何かを変えてしまったんじゃないかなんて思ったりもする。 だか

          透き通ったものを求めて

          かっこいいと思える自分で

          将来の夢なんていつのころからなくなっただろうか。 俺は何になりたいのか。 どんな職業に就きたいのか もう3回生だからそんなことを考える。 考えても答えは出ない。 でも一つ、指針を見つけた。 「自分で自分のことを胸張ってかっこいいと言える自分でいたい」 そう思う。 でも、かっこいいってなんだろう。 色々あるなあ。 自分がかっこいいと思う服を着ることもかっこいい自分であるための方法。 かっこいい髪型にすることも、かっこいい振る舞いをすることも。 そんな表面

          かっこいいと思える自分で

          こぢんまり

          こぢんまり。 こじんまりではなく、こぢんまり。 個人にまりをつけてこじんまりではなくて、ちんまりに小をつけてこぢんまり。 なぜこんなことを書いているのかと言うと、最近こぢんまりという言葉が好きだから。 こぢんまりしたカフェ、こぢんまりした服屋、こぢんまりした本屋に行くことが多い。 そしてこぢんまりした人も好き。 これは完全に自分の決めつけだけど、、、 そのこぢんまりした空間はなぜか落ち着くし、邂逅があったりする。 或る本に日本と東南アジアの違いが書かれていた。

          こぢんまり

          『短くて恐ろしいフィルの時代』を読み終えた。

          後書きに と書かれているけれど、胸に突っかかる何かをなしに読むことはできなかった。 独裁者はどんな時代にもいるような気がする。 今の状況を考えるとまさにそうだ。 自己を肯定化し、異なる他者を淘汰する。 そうすることを肯定化する。 その理由を言葉巧みに説明する。 外堀を固め、誰も声を上げられなくする。 声を上げたものは異質物とみなされる。 作者によると、フィルは この本は面白かったけど、考えさせられる作品だった。 自分という人間の生き方を今一度考えて、自分

          『短くて恐ろしいフィルの時代』を読み終えた。