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③オンラインセミナー実践編 集客、コンテンツで抑えるべきこと
前回はオンラインセミナーの企画について、
noteを記載したので、
次は「集客」や「制作」について書きたいと思います。
前提:モチベーションの公式
どれだけ人を集めるか?
どれだけ魅力的なコンテンツをつくるか?
を考える上で、その前提に以下の考え方をお伝えします。
モチベーションの公式
=「目標の魅力(やりたい)」×「危機感(やらなきゃ)」×「達成可能性(やれそう)」
人が何をやる動機には上記の3つの誘因から行動する、というものです。
そこで「集客」において以下で考えていきます。
集客における「目標の魅力(行きたい)」
・ターゲットを明確にしたテーマ設定
→ターゲットを広くすればするほど、「自分に必要だ」と思いづらくなります。いかに「今参加すべき」だと思う、タイトルにするか?です。
・オンラインであることをきちんとわかるように
→サイトのバナーなどに、オンライン開催である、ということをしっかりと記載した方が良いです。
・講師の魅力を伝える
→オンラインセミナーは手軽に開催できるので、今後オンラインセミナーはどんどん増えていくと思います。その反面、話を聞くに値する人か?をしっかりとPRしていかないと、参加までつながりません。
講師のプロフィールを充実させる(書籍、実績など)、過去の講師の映像、写真を掲載する、などが良いと思います。
・参加する特典をつける
→申込から参加までつなげるためにも、他と何が違うのか?何が得られるのか?を事前に伝えておきましょう。
例えば、「ここだけしか聞けない話が聞ける」「30分間社員に質問ができる」「限定の資料がもらえる」などです。
集客における「危機感(行かなきゃ)」
・限定感をつける
→オンラインですと、「後で配信があればそれを見ます」などと参加率が下がりやすい傾向があります。
そこで、同テーマは今回限り、後日配信なし、などの限定感をつけるとよいと思います。
集客における「達成可能性(行けそう)」
・リマインドの連絡を確実に行う
→リマインドの連絡は確実に行いましょう。
1週間前、前日、1-3時間前のリマインドがお勧めです。
特に1-3時間前で配信することで、
わざわざ「どこからセミナー参加するんだっけ...?」という迷いをなくすことができます。
・リマインドメールにも魅力をつけよう
→リマインドメールもただのテンプレだけでは読む気がなくなります。
そこで、自社のおすすめの記事を掲載する、他のイベントの案内を送る、など開けたくなるリマインドにすると、より参加率は高まります。
・わかりやすい接続案内
→どのオンラインセミナーツールを使うにしても、
起こりうるQ&Aは事前の連絡の中に記載しておきましょう。
よくある質問は、
「どこからログインするの?」
「接続できない場合はどうすればいい?→緊急連絡先」
「有線じゃないとだめ?」
「カメラ、マイクは不要?」
「接続テストってできる?」
「どのツールを使いますか?」※会社によってはダウンロードなどを制限されてる場合がある
「途中参加、途中退室ありですか?」
「録画はありますか?」
かと思います。
制作:オフラインの焼き直しではないコンテンツに
次は「制作」になります。
参加者が話を聞く内容、スライドをどうつくるか?ということです。
こちらも
「いかに話を聞いてもらう内容をつくれるか?」ということで、
モチベーションの公式に沿って考えていきます。
制作における「目標の魅力(もっと聞きたい)」
・スライドの枚数を少なくする
オンラインになることで、セミナー時間が短くなりやすいです。
また途中で離脱する可能性が多くなるので、
スライドの枚数は少なく設定する方が良いと思います。
ただし、状況や目的次第ではあるので、あくまで参考までに。
・15分間に1度、変化をつける
人間は15分ごとにやることを変えると、最も集中しやすい、と言われています。
(参考:https://diamond.jp/articles/-/168711?page=2)
通常のオフラインに比べ、より集中力がかけやすい、ので、オフライン以上に意識することが必要です。
そのため、
アジェンダは15分を目安に区切る、15分ごとに参加者とやり取りをする(アンケートや、チャットなど)という仕掛けを設定するとよいです。
例えば、商品説明セミナーの場合は、以下のようなイメージです。
0:00-0:15:オンラインセミナーの説明、講師紹介、事前アンケート
0:15-0:30:サービス説明(適宜チャットに答える)
0:30-0:45:活用事例
0:45-1:00:質疑応答
・アンケートへの接続を滑らかに、かつ魅力をつける
マーケティング系のイベントでは、アンケートがとれるかどうか?が非常に大事になってきます。
そこでオンラインセミナー終了時に、すぐにアンケートが開く、アンケート回答後にプレゼントがある、
などのスムーズさと魅力付け、が必要です。
制作における「危機感(もっと聞かなきゃ)」
・コンテンツを盛り込みすぎない
マーケティングとしてセミナーを開催する場合は、
参加者に、この後もっと話を聞きたい、と思わせることが大事です。
オンラインでは長い時間集中できないこともあるので、
あまり詰め込みすぎず、
「ここもっと聞きたいな」と思ってもらいそうなポイントを事前に考えておき、当日講師から「◎◎については、別途社員からご説明させていただきます」と伝えます。
制作における「達成可能性(まだ聞ける)」
・必ずオンラインセミナーの説明から入る
コロナの影響でオンラインセミナーは爆発的に増えましたが、
まだまだオンラインセミナーに慣れていない参加者も多いです。
そこで、以下のようなアナウンスを挟みましょう。
「マイク、カメラはあり?なし?」
「機能が分からない場合はどうするか?」
「資料はもらえるか?」
など。
・準備運動をしてから入る
チャットなどセミナー中に使う機能については、
セミナーの冒頭で参加者にも使っていただいて、準備運用をしてから入るとスムーズです。
・遅刻した人でも追いつける設計にする
オンラインの場合は途中参加、途中離脱がオフラインに比べて、非常に増えます。
そこで、
途中で来た人はどうキャッチアップするか?
途中で離脱しないといけない人はどうキャッチアップするか?
(資料を見れる、後日録画を見れる、チャットで補足する等)
を考えておけるとより良いと思います。
以上、ここまでで、
集客・・・どう人をあつめるか?
制作・・・どう聞きたいと思う内容をつくるか?
をまとめました。
次回は運営についてまとめていきます。
https://note.com/eventlike/n/n2ecd63a508f4
【まとめ】
このnoteは全4章で構成されています。
①オンラインによって何が変わりますか?~オフラインの価値とオンラインの価値の違いとは?~
https://note.com/eventlike/n/n01a94e7bfc06
②オンラインセミナー実践編 オンラインを踏まえた設計がどれだけできるか?
https://note.com/eventlike/n/ncc46d71ae9fe
③オンラインセミナー実践編 集客、コンテンツで抑えるべきこと
https://note.com/eventlike/n/nc178cc3fa91e
④オンラインセミナー実践編 運営ノウハウまとめ(講師の話し方から機材まで)
https://note.com/eventlike/n/n2ecd63a508f4