見出し画像

チノカテ ひらがな 歌詞

夕陽を呑み込んだ
ゆうひをのみこんだ

コップがルビーみたいだ
こっぷがるびーみたいだ

飲み掛けの土曜の生活感を
のみかけのどようのせいかつかんを

テーブルに置いて
てーぶるにおいて

花瓶の白い花
かびんのしろいはな

優しすぎて枯れたみたいだ
やさしすぎてかれたみたいだ

本当に大事だったのに
ほんとうにだいじだったのに

そろそろ変えなければ
そろそろかえなければ

あ、夕陽。本当に綺麗だね
あ、ゆうひ。ほんとうにきれいだね

これから先のもっと先を描いた地図はないんだろうか?
これからさきのもっとさきをえがいたちずはないんだろうか?

迷いはしないだろうか
まよいはしないだろうか

それでいいから そのままでいいから
それでいいから そのままでいいから

本当はいらなかったものもソファも本も捨てよう
ほんとうはいらなかったものもそふぁもほんもすてよう

町へ出よう
まちへでよう

本当は僕らの心は頭にあった
ほんとうはぼくらのこころはあたまにあった

何を間違えたのか、今じゃ文字の中
なにをまちがえたのか、いまじゃもじのなか

花瓶の白い花
かびんのしろいはな

いつの間にか枯れたみたいだ
いつのまにかかれたみたいだ

本当に大事だったなら
ほんとうにだいじだったなら

そもそも買わなければ
そもそもかわなければ

あ、散った。それでも綺麗だね
あ、ちった。それでもきれいだね

ずっと叶えたかった夢が貴方を縛っていないだろうか?
ずっとかなえたかったゆめがあなたをしばっていないだろうか?

それを諦めていいと言える勇気が少しでもあったら
それをあきらめていいといえるゆうきがすこしでもあったら

本当に欲しかったものも鞄もペンも捨てよう
ほんとうにほしかったものもかばんもぺんもすてよう

町へ出よう
まちへでよう

貴方の欲しがった
あなたのほしがった

自分を捨ててしまった
じぶんをすててしまった

本当に大事だったのに
ほんとうにだいじだったのに

今更思い出す
いまさらおもいだす

花瓶の白い花
かびんのしろいはな

枯れたことも気付かなかった
かれたこともきづかなかった

本当に大事だったのは
ほんとうにだいじだったのは

花を変える人なのに
はなをかえるひとなのに

あ、待って。本当に行くんだね
あ、まって。ほんとうにいくんだね

これから先のもっと先を描いた地図はないんだろうか?
これからさきのもっとさきをえがいたちずはないんだろうか?

迷いはしないだろうか
まよいはしないだろうか

それでいいから そのままでいいから
それでいいから そのままでいいから

本当はいらなかったものもソファも本も捨てよう
ほんとうはいらなかったものもそふぁもほんもすてよう

それでいいから
それでいいから

貴方の夜をずっと照らす大きな光はあるんだろうか?
あなたのよるをずっとてらすおおきなひかりはあるんだろうか?

それでも行くんだろうか
それでもいくんだろうか

それでいいから そのままでいいから
それでいいから そのままでいいから

全部を読み終わったあとはどうか目を開けて
ぜんぶをよみおわったあとはどうかめをあけて

この本を捨てよう、町へ出よう
このほんをすてよう、まちへでよう


いいなと思ったら応援しよう!