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イベントレポート「MOTTAINAIフリーマーケット(東京都中野)」

はじめに

「MOTTAINAI」は、2005年より毎日新聞社で始まったプロジェクトです。環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんへのインタビューがきっかけとなりました。

Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という
環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉を「もったいない」としています。

環境 3R + Respect = もったいない

循環社会型環境ブランドの展開や様々な企業の参加/協力を経て、2007年より「MOTTAINAIフリーマーケット」がはじまりました。主催者は大井競馬場フリーマーケットと同じ「東京リサイクル運動市民の会」となっているので、業務委託のような形にしているのかもしれません。

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フリーマーケットとはものをできるだけ大切に使い、使わなくなったら他の人に活用してもらう。「お下がり」、「リサイクル」、「フリーマーケット」・・・・。それは、もともと資源の少ない日本で、「もったいない」という言葉とともに大切に受け継がれてきた文化です。
MOTTAINAIキャンペーンでは、限りある資源を有効に使う提案の場として、東京/神奈川/埼玉/千葉など東京近郊で毎週末、<MOTTAINAI フリーマーケット>を開催しています。
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MOTTAINAIフリーマーケットの特徴

①毎回会場内に『資源回収コーナー』を設け、古着、古本などの資源の回収、リサイクルに力を入れています。
②MOTTAINAIフリーマーケットに出店すると、出店料の中から7円(苗木1本分の値 段)が植林活動「グリーンベルト運動」に寄付されます。

回収されたものの行方については、対象のアイテム毎に様々企業と協力し、対応されていました。

古着の場合:会場内の資源回収コーナーで回収され、次回のフリーマーケットにて、1枚100円で販売。その収益金が、ワンガリ・マータイさんの植林活動グリーンベルト運動に寄付。(東日本大震災以降は古着の収益金は当面の間、義援金として宮城県名取市災害対策本部へ寄付されていたそうです)

古本・DVD・VHSの場合:資源回収コーナーで回収。ダンボールに詰めて中古書店に郵送し、中古書店ブックオフとNPO法人JENの「BOOK MAGIC」協力のもと、その買い取り額が、アフガニスタンとパキスタン、スーダンでの教育支援に役立てられます。

使い終わったてんぷら油の場合:資源回収コーナーで回収。TOKYO油田((株)ユーズ)の協力のもと、ハンドソープや車の燃料などに精製され、ecoハンドソープ「油田せっけん」や手作りキャンドルになってお家やお店で使うことができたり、天ぷら油リサイクル燃料になってエコバスや発電機を動かします。


イベント詳細
【出店数】200店
【入場料】無料
【開催場所】中野セントラルパーク パークアベニューにて
【雨天時】中止
【交通】JR中央線 、JR総武線、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩5分
【駐車場】周辺有料駐車場

出店者情報
【出品物】中古 / 手作り
【出店料】●手持ち出店:2,500円/ブース数毎(2m×2m)
【受付】8:30より入場開始。10:00まで
【最終撤去時間】17:00


中野駅から歩いていくと、出店者らしき人達が荷下ろしする姿が



駅からは徒歩で5分程度
会場は中野セントラルパーク パークアベニューです



歩いていくと看板がありました
定期開催しているため認知があるのか?広報チラシのようなものは無いようです



大井競馬場とは雰囲気が大きく異なり、200店と大規模なのですが
こちらはアットホームな感じが漂います



オープン直後から伺いましたが、既に多くの人で溢れていました



この日はとても風が強くたくさんの商品が風で飛ばされていました
その度に出店者同士や来場者と協力している姿を至る所で見かけました



こちらは業者の方と思いきや鉄道マニアの方が出店



子どもにも大人気です



個人出店のハンドメイド品も多く見かけました
現在のフリーマーケットでは中古品に限らないということは
このプロジェクトの取材を通して学んだことの一つです



秋田のこけしがありました
立派です、東北の民芸品の中でも「こけし」は
フリーマーケットでも強い存在感があります



こちらは業者の方が出店されていました
出店は業者と個人の割合が半々程度でした





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