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君(とわたくし)の季節
先週リリースした「君の季節」、聴いていただけましたでしょうか。今年は「これまでにない」を意識して曲を作ってきましたが、この曲はそれこそこれまでのevening cinemaにはなかったタイプの曲だ。作った当初はそこまで思い入れはなかったが、レコーディングを通して自分でも好きになれた曲。年末のこの時期が一番好きなので、良い時期にリリースできたと思います。
またあることないこと乱雑に書き殴ります。
After All -とどのつまり、こころを打ち明けることは思った以上に難しい-
新曲「After All」がリリースされました。あまり今までやったことがないテイストの曲で、メンバーそれぞれが新しいことに挑戦していると思います。リリースに伴って久々に駄文を連ねますが、曲を聴きながらお付き合いいただけたら。
↓楽曲は各種サブスクより配信中
https://orcd.co/ano-afterall
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「自分のこと、なんでもっとちゃんとわかって
Rainych 、山下達郎「RIDE ON TIME」サブスクカバーリリースに寄せて
Rainychとは「真夜中のドア〜Stay with me」、「Blind Curve」に続いて3度目のコラボ。最初、「真夜中のドア」のリアレンジをしませんかと話をいただいた時は、こんな巡り合わせってあるのかと心躍ったのを覚えている。というのも、Rainychという名を知ったのは、実はそれより少し遡るのだ。「summertime」という、僕が作曲した歌をカバーしてくれていて、動画の再生数がその時点
もっとみる大滝詠一さんについて。原田夏樹evening cinema
僕が記憶している中で初めて聴いた大滝詠一さんの楽曲は、車で流れる「泳げカナヅチ君」だった。下手したら小学校に上がる前のことだったので、当時は歌ってるアーティストが誰なのかも知らないし、ただただ「変な曲 」とだけ思ったのを覚えている。曲名のせいもあって、当時はやってた「だんご三兄弟」(これはシングル買ってもらっていたと思う)とかと同じ括りで考えていたように思う。特にAメロの歌唱がなんとも独特で、幼心
もっとみる恋という魔法、あるいは深遠なる苦悩 —『AESTHETICS』リリースに寄せて—
evening cinema ミニアルバム「AESTHETICS」8/26(水)リリース
一説によると、チャーミングの語源Charmは、魅力という意味の他に、魔法という意味を持っているらしい。二葉亭四迷が「Yours...」という文句を「死んでもいいわ」と訳したというのは有名な逸話だが、要するに、「あなたのためなら死ねる」なんてことが言えるのは魔法にでもかけられたからじゃあなかろうか。こう考え