無意識の中で

助けて
行かないで
独りにしないで

そう言って君は無意識の中で
僕を探してる

あれから君は人が変わったように、
時折こうやって叫んでる

ここにいるよ

そんな言葉は君に届かない

どこにも行ったりしない
それなのに君の方が
君の君だけの世界に行ってしまう

戻ってきて

寂しいんだよ
君がいない世界は
君が抜け出した世界は
僕が取り残された世界は

君と一緒にいたこの世界で
僕はもう一度君に会いたい

だから戻ってきて

そしたら、もうどこにも離さないから
君が嫌だって言っても僕は離さないから

時計が時を打つ音だけが今はこの部屋に響いてる

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