イヴ

四半世紀に渡るオットからのモラハラを乗り越え、強く明るく頼もしくなったアラフィフのイヴ…

イヴ

四半世紀に渡るオットからのモラハラを乗り越え、強く明るく頼もしくなったアラフィフのイヴです。 只今オット矯正中! 【オット:イヴの半径2メートルぐらいに生息する。横たわってゲームをする姿は、オットセイよりトドに近い。】

最近の記事

ほろ苦い泡に溶けこむ郷愁の在りか

母方の親戚はみな仲がいい。 夏には必ず、あちこちから祖父の家に集まっていた。 私たちが幼い頃は、一日中芝生を駆け回ったり、近くの川で遊んだりしていた。 まぶしいほどに鮮やかな緑の芝に、川で釣った真っ赤なザリガニがいる風景。 夜になると、星たちがとても近くに感じられる。 ずっと見ていると、吸い込まれそうで…空ごと落ちてくるんじゃないかと、こわくなるほどに。 もう今では見られない光景だけれど。 過ごしやすい夜は、「外でご飯にしようか?」と誰かが提案する。 私は、よ

    • イヴ 16歳の夏     ~スピリチュアル~

      毎年夏休みになると、電車とハイウェイバスを乗り継いで、ひとりで祖父母の家に遊びに行っていた。 もう祖父も祖母もいなかったけれど、 従兄姉たちに会いに行っていたのだ。 高校生になって初めての夏、 いつものようにハイウェイバスに乗っていた。 私はなぜか、高速道路が好きだった。 日常を離れ、遠くに行ける気がするからか。 それを言うなら飛行機でしょ?と思うのだが、私にとってそれはたぶん、現実味がなかったからかもしれない。 幼い頃、祖父母に預けられていた頃の… 遠くに聞こえ

      • 釣った魚に餌をやらないどころか、つつき回して弱らせるオットのえげつないやり方~トラウマになった新婚旅行

        新婚旅行は楽しみだった。 海外にはめったに行けないし、子供が生まれたらしばらくは旅行もできないよ、と周りにも言われていたから。 乗り継ぎの成田に行くための便を待つために、朝早くに地元の空港にいた。 そこで私はやってしまった。 仕方ない、仕方のないことなのだけれども…女子特有のものが来てしまった。 あぁ!結婚式までは、すごく気をつかっていたのに。 旅行までに三日間もあったから、おそらく気が抜けたのだろう。 私は生理痛がひどかった。 時には痛みのあまり、失神してしまう

        • あまりにも早すぎた、新婚気分からの目覚め~モラハラは突然に!

          オットのモラハラが初めて発動されたのは、なんと結婚一日目だった。 それにしても、もう少し我慢できなかったものか。 憎らしいほどわかりやすいが。 結婚式を無事に終えたあと、新婚旅行までの間が三日間ぐらい空いてしまったので、新居のアパートで引っ越したままになっていた私の段ボールを開ける作業をしていた。 オットは手伝いもしなかった。 そして夕方になって「風呂に入る!」と言うのでお風呂を沸かした。 私が夕食の支度をしていると、お風呂から出たオットが何やら叫んでいる。 手をと

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          世界一ラッキーなモラハラ男の話

          オットは結婚前…確かにおとなしい人だった。 女性とあまり付き合ったことがなかったのだろう、最初に待ち合わせをした時に、遠くから様子を伺っているだけでなかなか声をかけてくれなかった。 そのあと喫茶店で向かい合って座っていても、ソワソワしていて、まともに目を合わせようとすらしない。 おとなしすぎて、話もはずまない。 素朴でシャイと言えばそうとも言えるが。 私が一方的に話すのを、少しひきつったような笑顔で聞いていた。 そのくせ、映画でも観ようか!ということになり「観たいも

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          DV男とお嬢様~ハラスメント☆イヴ

          今日は母の話を。 母は、超のつくお嬢様だった。 その母がなぜあの父と結婚したのか。あれほどの貧乏とDVの生活に耐えられたのか。 母は「騙された」と言っているが、それならなぜもっと早く離婚してくれなかったのか…と、私たちは思う。 母は裕福な家庭に育ったのに、人一倍忍耐強く負けず嫌いだった。 周囲の反対を押しきって結婚した手前、簡単には実家に泣きつけなかったのか。 お嬢様育ちの母の、私たちへのしつけは非常に厳しく、仕草や言葉づかいにもかなりこだわりがあったので、「貧乏なのに

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          私がハラスメント引き寄せ体質になったそもそもの原因~ハラスメント☆イヴ

          私のハラスメント人生を語る上で、外せないのが両親だ。 今日はまず、父親の話から。 父親と言っても、父親らしいことをしてもらった記憶はない。 もしかしたら、幼い頃には可愛がってくれた時期もあったのかもしれないが、その後の行いによって、私たちの中では「思い出したくもない過去の汚点」になっている。 父が私に植えつけたものは…痛みと哀しみとあきらめだった。 父は、とても頭のきれる人だったが、実家が貧しかったため学歴がなかった。 そのため、どんな職に就いても、すぐに上司ともめて長

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          ハラスメント☆イヴ

          はじめまして。イヴと申します。 私はこれまでの人生で、色々なハラスメントを経験してきました。 言ってみれば、ハラスメント来る者は拒まず⁉️体質だったのですね。 そして、やたらと目をつけられる。 『怒りをぶつけたい方、どうぞご自由に❗』とでも顔に書いてあったのかしら? 何もしていないのに怒鳴られ、理不尽な思いをさせられ、なぜか罪悪感まで植えつけられ…気づけばこっちが謝るはめになっている…。 周りの人に話してみても、ハラスメントをする人は、大抵の人にとっては「いいヤツ

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