見出し画像

インクルーシブ・スマホ教室 <総務省デジタル活用支援推進事業@つくば市>

UDワークでは、今年もスマホ教室をつくば市にて行なっております。
暮らしを安心して便利にするために、デジタル活用は必須スキルになります。コロナ禍での孤立解消事業を通して、それを実感しています。

さらにスマホの販売代理店としてのノウハウやリハビリテーションという独自の立ち位置を活かし、挑戦したいことがありました。

それは、障がいや暮らしに不自由がある人こそ、デジタルを活用すべきだということ。しかし、問題は、学ぶ場所がないのです。

昨年は高齢者を対象にのべ400名の方にデジタル推進委員としてつくば市で40回以上、実施しました。

今年は障がいのある方を対象にしたスマホ講座を実施しています。
インクルーシブなスマホの学ぶ場を作ります。

地域のITリテラシーの高いシニアの方に講師として、研修プログラムを受けていただき、協力をしていただいています。


インクルーシブ・スマホ教室

今年もチャレンジャーの方に参加していただいています。
少し、大切だなと思うことを共有させていただきます。

病院スタッフ、家族、支援団体などの協力を得て3か所にて実施をしております。

どういうところで、どなたをやっている方というと、

精神病院のデイケアに通う方々

日常で多くの方が利用をされています。印象的だったのが、みなさん質問がとにかく多い!それくらい日頃聞きたいことが多い。でも聞く相手がいないというご意見でした。

アプリのインストール方法からパスワードの管理方法などの安全な方法など幅の広いやり方について説明をしました。

みなさんと話し合い、必要なものを質問いただき、それに説明し、相談にのるスタイルでレッスンを組んでいきました。

「〇〇急便からのメールが来たけど、これは信じていい?」などみなさんもきっとあるある〜と思う内容などの質問が五月雨式にありました。もちろんこれはNG❌です。

SNSの使い方〜特にプライバシー設定〜の理解、炎上しないようなお作法、推し活への使い方、Googleマップを通したトレンドの理解。

より実践的に使われているので、安全面について中心にお話をしました。


高次脳機能障害、認知症の方々へ

一般的には難しいんじゃないか、と思われることもあるでしょうが、そんなことはありません。

きちんと、どこに難しさがあるかを整理をして、シンプルな課題解決方法を提案します。

こちらでは、LINEでのコミュニケーション方法や知人の方との繋がり方に対して、うまくいかない点があったので、手順をシンプルに説明をしています。

最近、連絡が取れていなかった親戚の方とも今回を機に連絡をとってみるとのことでした。ファイトです!

ダウン症の家族の会の方へ

こちらは家族と一緒に参加をしていただきました。みなさん使い方は様々。一番多かったのはLINEでのコミュニケーション。でもやりたいのはSNSなど関心があるようでした。

でも心配されているのは、親御さん。気持ちはとてもわかります。
今回に関しては、積極的に、そして安心して使うためにどうしていくべきかを一緒に考えていただくようにしました。

まずはGoogleマップでの基本的な操作や活用方法などを行いました。アプリを通して世界旅行をしたり、最近の旅行したところを調べたり、近所の美味しそうなお店を探したり。

お話をする中で、様々な課題や日頃の疑問が出てきました。次回はそれを一つ一つ、確認していく内容を考えています。
家族でのコミュニケーションも大切にするようにすること、いきなりNGではなく、安全な活用方法を一緒に学んでいきましょうとお話をしています。
パスワード管理やSNSのプライバシー設定などの方法を軸に楽しさ要素やおしゃべりもしていきたいと考えています。

安全な活用方法をいかに学び、したいことを後押ししてくれるためのツールとして、インクルーシブ・スマホ教室の重要さは大きいと感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?