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自分が頑張れる場所

いきなりぶっちゃけると、僕はこれまで5社の会社を渡り歩いている。
その間に無職の期間もあり、アルバイトとして入っていた会社も合わせるともう少し多くなる。(副業も含めていいならもっと多くなるのだが)

それぞれの会社に正社員として働いていたが、長い会社で1年10ヶ月の所属であった。それ以外については、1年前後、短いもので半年ということもあった。

なぜ、こんなことになっているかというと、今回のメインとなる大きな理由として一つあるのだが、少しだけ細かく見ると以下のようなことがあった。

最初の2社は、生活が厳しくなっていたということもある。
年収200万未満の状態で2社合わせて合計2年半くらいであったが、その間ほぼほぼ給与が上がることがなかった。
当然だが、給与を上げられるようなスキルもなかったり身に付かなかったといったところで、物理的に生きるのが大変になったことが原因。
3社目、4社目に関しては自分のやりたいことの模索期間でもあった。
それこそ、新卒の頃からエンジニアでやってきた人だと分かりにくい部分かもしれないが、エンジニアという仕事を知らずに入った領域で、自分のやりたいことが多分新卒よりイメージが固まっていなかった。
そして、ぼんやりとしたイメージはあったとしてもそこに入れるだけの「年齢に見合う」スキルがなかった。
そのため、遠回りしてでも少しずつやりたいことのイメージを固めて、そっちに近づいていく必要があったのだ。

さて、話を戻しまして。

自分が頑張れる場所という題名から話をしようと思う。
僕は今の会社が初めて2年越え、どころか今月で3年になる。
来月から4年目になるわけだが、なぜこれまで2年続かなかった人がここまで頑張れたのか考えてみた。

最初に言っておくと、これまでの間でも、基本的に常に転職する考えはあった。めちゃくちゃ辛い時期もあり、このまま続けたら精神が壊れるかもしれないということもあった。そこからなんとか復帰したタイミングがこのNoteを書き始めた原因でもある。

しかし、今僕はまだこの会社で働いている。
最初は社長と気が合うと感じたというのが理由だった。
入社1ヶ月目で、1回だけ1on1をしてもらったことがある。
その時に、僕の深層にある特性を見抜いてたような感じの話ぶりに、ここまで自分のことを見透かしていた人はこれまでいなかったという衝撃から、この社長のところであれば頑張れるのではないかというのが理由だった。

そこから月日は経ち、いろいろチームや組織、働く人とか変わったりしていく中でその理由だけということはなくなっていった。

端的に言うと、僕がこの会社で頑張ろうと思っている、今の理由は「希望がある」のではないかという淡い期待がまだ残っているからだと思う。
それは僕自身に対する何かしらの希望ではなく、会社が大きくなったりできることが広がっていくという中で、何かしらそこに寄与しているという感覚を持てるのではないかという期待だ。

今、会社も少しずつ成長している。
いわゆるSESのような人を流すだけのビジネスではないので、SESのようながんがん人を増やすことはできないので、少しずつではあるがその中でも成長していて、すごく早く変わっているのを感じる。
僕が貢献できているのかは主観としては分からない。
でも、会社に所属している以上、何かしら会社のための仕事をしていることは確かで、誰かがやらないといけない仕事をやっているという自負はある。

今、自分が頑張っている会社が大きくなり、影響力を持つということが期待できるからこそ頑張れるのだろう。

僕がこの記事を書こうと思ったのは、僕が好きなVTuber事務所のあるライバーが引退したことがきっかけである。
6年間活動した後、卒業という形で自分の意思で卒業された(表向きには)。
彼女は、活動中苦しんでいる場面が多くあった。
事務所との確執であったり、同じ事務所のメンバーとの確執であったり、視聴者による誹謗中傷であったり。
活動にも悩んでいるシーンがあったのを覚えている。

しかし、彼女は6年間活動を行った。
ライブであったり、イベントであったり、歌やダンスといったことを習い、一生懸命向き合って頑張っていた。
なぜ、6年間も頑張れたのか、僕と重なる部分を感じたのがこの記事を書こうとしたキッカケである。

先ほど、僕は「期待できる部分があるから、自分が貢献できているか分からないけど頑張れる」というようなことを書いた。
彼女も恐らく、似たようなことを感じていたのかもしれない。
その事務所は今では、VTuber界隈では代表格となるくらいのでかい箱として存在している。
彼女もきっと、そういう箱で頑張っているからこそ、何度も辞めようという気持ちがあったにも関わらず6年間も続けることができたのかもしれない。
そうでなかったら、2年くらいやったあたりで誹謗中傷などにより辛い思いをして、事務所も伸びないのであれば多分続けることはできなかったのではというのも思う。
しかし、伸びるということも、彼女が初期メンバーとして築き上げてきたものがあったからこそ伸びたのであり、何もしてないけど勝手に伸びた訳ではない。

そういう意味では、自分がまだ貢献できているか分かっていない僕とは全然違う状況ではあるかもしれない。
しかし、その考えは大事で、今僕も何かできているかの自覚はないが頑張っている。

そして頑張りがなければ、会社は伸びない。
彼女の活動は、ある意味僕が頑張る理由となることにも繋がったのではないかと思う。
勝手に大きくなるのを期待するのではなく、自分が、自分も頑張ることで大きくしていくんだという気持ちが大事なのだと改めて思い直された。

当然だが、これまでもこれからも何度も何度も何度も辞めたいとか、転職を考えることは多く繰り返されるかもしれない。
それでも、まだこの会社にどこか期待がある以上、完全に見切りをつけるという本当の意味での辞職はまだ来てないのかもしれない。

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