見出し画像

僧帽弁閉鎖不全症とのお付き合い

心臓が頑張って筋トレをして汗をかいています。
犬の心臓病で多い、僧帽弁閉鎖不全症。。

命が尽きるその日まで、寝てる合間も自律神経が心臓に『動け!』と司令し続けて、心臓が休む時はありません。
新築マンションは水道管のパイプ内が綺麗でスムーズに排水処理出来ますが、古いマンションでは水道管のパイプ内壁に汚れが溜まります。
汚れが蓄積するにつれ、とどんどん水路は細くなりますよね、
通常の水流では押し流しきれず、さらに高圧で流して汚れを除去するのが、マンションによくある水道管の高圧洗浄の仕組みです。
高齢になり、血管が経年劣化してくると血を全身に巡らす為にはどうしても高血圧にるのは自然現象です。
心臓がうまく血を送り出せず、すぐ近くの臓器の肺の毛細血管から体液が滲み漏れ出てしまう症状が『肺水腫』です。

ちなみに、心臓は筋肉組織で出来ています。
皆さん、筋トレすると筋肉って大きくなりますよね。パンプアップとゆう現象です。
それが心臓で起こると、『心臓肥大』となります。
言い方を変えると、高血圧は心臓の筋トレなんです。

僧帽弁閉鎖不全症の発作は飼い主として見てても辛くて、愛犬もすごく苦しそうで何とか緩和してやれないかと試行錯誤して3年が過ぎました。
クスリのリスクが末恐ろしくてなかなか勇気が出ず、今のところ、投薬治療は行っておりません。
心配性なので、昔はよく何かある度に動物病院に行っていましたが、今は、『なるべく自然に生かし、なるべく苦しませたくない』を、念頭に置いて見守っています。

動物病院に通われて、医師の指示に従うのも選択肢の一つとしてアリだとも思います。

ただ、
その効果と費用と結果を知ると、、、
非常に悩ましいんです。。

大半の飼い主さんは、愛犬の調子が悪いと動物病院へ連れて行って先生の処置に従う他、すがるものが無い気持ち痛いほどよくわかります。

ただ、病院が好きな動物は居ません。
どんなに優しい獣医さんや看護師さんでも、会った時に尻尾を振っても、診察台に乗り飼い主さん以外の人の手が自分の体を触れば、何かされるのかと、不安と恐怖で動物本人は心臓バクバクの高血圧状態です。
穏やかで、安らかではない興奮状態。

それは、言い方を変えると、寿命を縮めてしまう行為になってしまいます。
私は怖がりな子や、心臓疾患を抱えている愛犬を病院に連れて行くことは、心臓に負担のかかるリスク的行為だと捉えているので、できるだけ距離を置いています。

人間は汗をかくことで水分代謝が出来ますが、犬は汗をかけませんので、体内に溜まります。
これを出す為に動物病院では利尿剤が処方されるのですが、この利尿剤が効果がいつも約束されているわけではないのです。
その上、しっかり副作用のリスクもあります。
私の知人にもチワワオーナーが数人いました。
高確率で末期は僧帽弁閉鎖不全症で壮絶な苦しみの末に虹の橋を渡ってしまいます。

飼い主さんが同じような事を言っていました。

『発作が起こり急いで病院に連れて行って一命は取り留めたけど、これからほぼ一日中、酸素室に入れて、お薬始めなきゃいけないみたいで、、それから何か前より元気なくなって、機嫌も良くないし、寝てる日が多い』

私が投薬をしない理由は、生かされるかもしれないけれど、その姿は元気ではなく、どんどん『薬害で衰弱』していくからです。 
病人とは、病院に通ったり、クスリの服用を続けている人を、病人と言うそうです。

人間でも、多量の薬を飲んでいる病人は覇気がなくて衰弱して弱々しくなりますよね。
それと同じこと、『病犬』状態になります。
(病犬と、勝手に造語しました。)

いつか、必ず居なくなる。
老犬介護は楽しい事ではありません。
己の不甲斐無さに直面し、飼い主としては辛い思いが多いです。
ですが、手のかかる子ほど可愛く見えてくるモノで?
この1日、1日が懐かしい良い思い出になる日が来ると思うと、苦労も苦労と思わなくなり、
『最後の日まで、とことん付き合っていこう。』と、自然に思うようになりました。
私がお世話をして不必要な薬害を免れれるなら、それが一番、愛犬も私自身も安心なんです。

⭐︎注意ポイント⭐︎
・少し痩せ気味の体型にする
・気圧予報アプリのチェック
・低気圧時は食事量を減らす
・散歩は犬ペースで首を引っ張らない
・心臓の動き(撫でる時に確認)
・足先の体温(撫でる時に確認)
・口臭(手を舐めさせて確認)
・舌の色(手を舐めさせて確認)
・表情(目とむくみ具合)

・少し痩せ気味にする
人間でも高齢になればなるほどに痩せ細っていきますよね。
自然な事で、若い頃とは心臓が違います。
もはや肥満状態に体が耐えられないのです。
肥満は自分の体圧で心臓や血管や気道、その他の内臓も圧迫して苦しめてしまいます。
肥満体型を辞めれば、だいぶ楽になります。
寿命間近になれば犬も猫も人もガリガリになります。
心臓機能は衰え、もう、血を全身に十分に行き渡らせる力が弱くなってしまうのです。
血液で栄養を送るのですからそれが足りないと当然、痩せてしまいますし、それと同時に、痩せていないと心臓にも負担がかかるので、
どうしたって痩せて行くのは、猛者必衰の自然の摂理だと思います。
アバラがゴリゴリと浮かない程度の、
『え?ちょっと痩せてない?』くらいの肉付きが好ましいです。
うっすら脂肪があるかないか程度で、あとは筋肉をつけましょう。
体も軽く、関節にも負担がかからず、歩きやすく走りやすいのか、軽快で活発になります。

・気圧予報アプリのチェック

お天気が晴れた日は気持ち良いですよね。
逆にお天気の良くない日、曇りや雨の日は何だかダルくて元気が出なかったり、体調不良が出たりする日が多くないですか?

私なんかは覿面に気圧によって影響を受けるのですが、犬も覿面です。

以前に書かせていただきました、『気圧と体の関係』でも少し詳しく書いておりますが

低気圧時は心臓病は要注意警報です。

気圧が血圧に密接に関係して体に様々な体調不良が起こるのですが、また低気圧は自律神経にも密接に関係しているので、体は、
『今日は何か動きたくない、しんどいよー。』
って、やる気オフモードです。
それなのに、何かしようとするので、ダルイなぁ〜と、なります。
やる気も元気も出ない、
『活動するのには、向いてない日』なのです。
雨の日、自然界なら狩をしても成功率もグッと下がります。
私は低気圧時はゴハンを減らします。(犬の欲求も減ります)
逆に高気圧時は犬の欲求も増えるので多めに与えたりもします。

ゴハンを食べさせると血行がよくなり、ただでさえ雨の日や低気圧時は極端にむくみやすいので、むくむと呼吸困難の危険な発作が起きる為、食事の量には慎重にならなければなりません。
体もむくんで重たいので、そもそも自然界なら狩がしにくく、特に雨の日なんて自然にファスティングしてる状態になる事が多い日です。
365日、一日二回しっかり食べるのは自然観点で見れば異常に食べ過ぎなので、我が家の犬達にも超低気圧が続く時なんかは、鶏がらスープファスティングをします。
固形物を一切、取らせません。

ですが、栄養失調になるといけないので、スープは日に何度も与えます。

人間も一気喰いするとお腹いっぱいで苦しくなるように、犬も心臓と胃が位置的に近いので、一気に満腹にしてしまうと血流も上がり、胃が膨らんだ影響で心臓を圧迫してしまって息苦しくなり発作が起きるので小刻みに何度かに分けて与えます。
鶏がらスープファスティングで最長6日断食したことありますが、犬は痩せこけることも筋肉が落ちる事もなく、お散歩でも軽快に走り、毛艶も良くなり目もイキイキして好調でした。
私自身も一週間の断食をした事がありますが、今のところ、断食健康法に勝るものは無いと思います。
何かを取るより、全てを出す事の大切さを感じました。
ファスティングの目的は、
腸と血管のクレンジングです。

なぜ、犬が6日の断食をしたかも理由がありまして、超低気圧が6日続いたのですが、
7日目に低気圧を抜けて高気圧に向かって行く気圧の流れに乗った時、やたらと固形物を欲しがって来ました。
低気圧時は人間もそうですが、そんなに食欲が湧かないんですよね。なんかダルイので。
でも低気圧を抜けると不思議と食欲が湧いて来ます。人も犬も同じです。
それまでは、スープを飲んだら満足して、大人しく静かにお昼寝をしたりしてたのですが、高気圧に向かい出だすとスープだけではもの足りないのでしょう、なかなか引き下がらず、私を追いかけて離れず、ずっと甘えた声を出してゴハンを催促してくるのです。
私は、犬との信頼関係が崩れたくはないので、断食しながらも、『やたらと欲して来た時には絶対にすぐにあげよう』と、決めていたので、やっと7日目に固形物をあげた理由です。

これも『虐待だ』と、言われるかもしれませんが、私は、ペットを飼ってる事は全てにおいて虐待だと認識しています。
『ハウスは檻の中、あれしちゃダメ、これしちゃダメ、ゴハンはコレだけね、お外は首輪よ。』
人間だったら間違いなく虐待行為だらけです。
仕方のない事ですが、そんな現実の中で、
出来るだけ苦しませたくない。
たた、それだけです。
それに、動物は食べ過ぎには弱いけど、
案外、食べなくても大丈夫なんです。
オートファジー効果で、体はすこぶる快調になるのです。

気圧と体調のバランスを読めると少し安心できますよ。

また、食事についても書こうと思います。

とっても長い記事になりました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

皆様とペット達が穏やかで健やかなる日々が送れますように願っています˚✧₊

いいなと思ったら応援しよう!