逆ソクラテス 再読。
以前に読んで衝撃を受けて、子供にも読んでほしくて購入したけれど全く読んでくれず💦
あきらめて、久しぶりに自分が読んでみようかなとまたパラパラと読み始める。
トランスフォーマーも好きなので、非オプティマスもけっこう笑えちゃったり。小中学生の友人との交流とか学校生活を通して、先入観や偏見への一石が投じられていて、とても刺さります。
再読して、やっぱり最後の2編がシンプルで本当に好き。
アンスポーツマンライクファウルだったら、相手はフリースローが与えられた上で、さらにリスタートの権利がもらえる。
この意味が!!伏線回収が見事。
やっぱりボロ泣きでした。
一線を越えてしまったらそこで人生終わり、ではない。やり直す意思があれば、前に進もうとすれば、道は開ける。
そんなメッセージも伝わってくる。
シンプルに、教科書に載せててほしいレベルだなあとも思ったり。
もちろん、周囲の寛容さも絶対に必要だし、犯人のその後の努力も相当だったのかなとか、ここまで来るまでに、想像を絶するようなつらい思いもしてきたんだろうなと思ったら、報われたことに、本当に泣けてくる。
もちろん、殺人に至らなかったことが本当に彼らのおかげなんだけれど。
そして、子どもたちの思考のきっかけをくれたのは磯賢。
磯賢、久保先生、久留米。
子どもの教育者としての姿勢も含めて、大人はどうあるべきか、みたいなこともとても考えさせられる。
全面的な肯定はしなくていいんだけど、あくまで子どもの意思や考えを尊重しつつ、寄り添うスタンスで、大切なことはきちんと伝える。
そういう大人になりたいなと思う。
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