若者の貧困について。

奨学金を借りて大学に…
という声を、あちこちで普通に聞く。
働いてると、「まだ奨学金を返し続けてるんでけっこうしんどいんすよね」、という話もよく聞く。

そもそも国公立の授業料も昔に比べれば高くなったけれど。
経済格差は広がってて、日本は少子化も進んでて、バブルもとうにはじけて、先行き不透明。
子供のいる氷河期世代だってけっこういるんだけど…。

以前も書いたけど、私立の大学や専門学校の授業料の設定ってどうなん??
年間100〜200万とか。
大したことないじゃん、とは私は思えないんだけど…。

みんながみんな大学には行かなくていいし、働いたほうが早く実社会に慣れていきやすいとも思う。
ただ、進学校は進学を普通に推してくるし、高等教育卒業後の就職活動の時に専門学校卒はNGで、大学卒が条件の会社もやはり一定数ある。
大卒のほうがやっぱり高卒よりも初任給の設定は高いし、その時点での差を考えると、子どもたちが大卒を視野に入れるのも分かる。
もちろん、もっと勉強したいならすればいい。もう勉強はイヤならさっさと働けばいい。
ただ、学校の先生も国も、当たり前に子どもたちが奨学金を借りることを前提に進学を勧める現状はどうかとも思う。
三者面談で、みんなけっこう(ほとんど)奨学金借りてますよ〜、って普通に先生に言われたら、子供の手前もあるし何も言えなくなる。子供はもちろん「奨学金借りるから大丈夫!」ってなっちゃう…。
いったいいくらくらいの奨学金をみんな借りてるのか、その後の人生何年かかって返してるか、わかってる?具体的な試算を子どもたちに提示してみたらどうなるんだろうか…。
まあみんな普通に返してるんだろうけど、この記事を読んでたら、私大の授業料はここ30年で1.5倍になってるらしいし、外国には大学までの授業料がほとんどかからない国もあるらしい。(外国の大学は日本の比ではなく超お高いとも聞いたことあるけど…)
もちろん設備投資や教員の充実は大事なんだけどね…。

なんていうか、せめて高校くらいからは、金銭感覚の教育は必要だと思うんだ。借りたら返さなきゃいけないし、普通の月収がこのくらいなら、返済がこれだけあると残りはこれだけ残るからその範囲内でなるべくやりくりを…とか。
カード払いやローン返済のこととか、保険とか。
子供たちは何にも知らなすぎるし、なんなら大人もなんにも分かってない人はたくさんいる。
そんなの学校で教えるのはおかしいのかもしれないけど、受験のための勉強以外の、大切な日々の生活のための学科としてあってもいいのではないのかなあ。
バイト禁止の高校がほとんどだけど、どれだけの労働をしたら月にいくらくらいもらえるのかとか身を持って知ったほうが絶対いい。
学業をおろそかにするほどのバイトはダメだけれど、たとえば授業でそれぞれどんなバイトをしているか(したか)、どういうところが大変か、こんな人がいて困った、弱った、こんなことがあって嬉しかった、などの話のやりとりなんかも、とてもそれぞれの心にいい授業になりそうな気がする。
思いきって夏休みの課題とかでもいいんじゃないのかなあ。
大学の授業料の高さも具体的にどのくらいかがわかりやすいのではないかな。

そしてその上で、奨学金を借りてどうしても行きたいのならそうすればいいんだけど。近くに似たような学部がないかとか、もっと調べて熟考することはできるのではないかな。

若者の貧困生活と、高齢者施設の至れり尽くせりを天秤にかけるのはおかしいけど、やっぱり好き嫌いも含めて食べ残しの多い高齢者じゃなくて、子どもたちにはちゃんとご飯を食べてほしいし、生理用品にも困るような生活はしてほしくない。
困ってる子供たちが、闇バイトに手を染めるのもほんとにマズいし、そこは大人が防がないといけない。
もっと社会全体を見ての予算配分とか、ベーシックインカ厶的な所得保障とか、経済計画の案を練ってほしいものだけど、政治家は基本、経済的に恵まれてる人しかならないから話の端にも上がらないってことなのかな。
いろんな分野の識者も内閣や予算審議会の要員として入れていってはどう?
でも、識者というとどうしてもそれなりの肩書の人しか出てこないだろうし、いっそのこと現場でバリバリ働いてる人を引っ張ってきて要職に据えるなんてことも思いきってしてもいいんじゃないかなとも思ったり。

以前ドラマでやってた、高校生がAIを駆使して総理をやる話。
SNSなのかな。様々な意見がいろんな人から出てくるんだけど、そこにそのまま対応をするのではなくて、その他の人たちの声も拾って全体的なことも考えていく過程が、とてもいいなと思ったものだ。

これから始まる風の時代は、SNSとかネット投票とかそういうものも駆使しながら、もっと柔軟な政治のやり方を構築していければいいな。

あぁ、ネット会議も駆使すれば、様々な仕事の人たちの意見も聞いていけるのでは?

どんな時代になるのか、ちょっとワクワクしてきた。

医療介護もガラリと変わるんでしょうね。
今後に期待✨

↓最後に、今回の元ネタ載せておきます。


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