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【HUNTER×HUNTER】408話感想 モレナ姉さんに悲しき過去…

はじめに

408話までの内容を含みます。

前回の407話はほぼ交渉ゲームのルール説明と、ボークセン目線でのそれの解釈と勝利条件についてのものでした。物語的には進展はあまりなかったのであえて感想を投稿しませんでした。
考察の余地は一点だけ実はあったけど、どちらにせよ説明の回の次である今週でいろいろと判明するだろうから、その時でいいやと。
実際交渉ゲームのルールをわかりやすく説明する以外に書くことがないし
みんなそうなっていたので、交渉ゲームの解説については他の人の先週の記事を読んでください(丸投げ)。
ここではルールについては詳しく触れません。

そして期待通りでした今週話。
モレナ姉さんに悲しき過去…。(言いたいだけ)
それに加えて新たに判明したことも多いので、引かれたカードの順番に見ていきます。

親1枚目カード「目的」…モレナの生い立ちと目的

二線者として生まれたと思われたモレナさんですが、
厳密には二線者”ですら”なかったのでした。
同じ二線者で組長のブロッコリーと玉ねぎは、表社会に出れないながらもそれなりに贅沢して楽しそうに生きてるのにモレナだけグレてるから、
まあ女性だしそっち系でなにかしらあったんやろとは思ってましたが、
流石に想像を超えてきました。
モレナさんのような祭孤児は最近でも産まれ落ちているということで、
変わらないカキンにブチギレてぶっ壊すマンになったということでした。
それにしても「肉」でこの切れ目の描写はほんまに冨樫先生…

あのさぁ…

謝肉祭とエイ=イとの繋がりはここにあるようです。つまりツェリさんも関わりがあるのかな?
ただ、モレナさんとエイ=イの繋がりはここではないみたいです。あくまで「肉」としてのなんやかんやの20年で組長になったと。この辺の経緯は詳しく語られることはなさそうな気がします。

親2枚目カード「力」…恋のエチュードと特質系

モレナの念能力については既出の情報とほぼ変わらずでしたが
地味に全系統の割合が公開されました。
昨今の特質ラッシュのおかげでレアの印象が薄くなってましたが
数字で言うと想像以上に少ないかったですね。
私(モレナ)調べというけれどほぼ公式と捉えていいでしょう。
しかしモレナさんはどうやってこの確率を導き出したのでしょうかね?
相当な念能力者と会ったことになりますが…。

今まで特質系能力に焦点が当たったことはあっても、
特質系能力者がここまで語られることはなかったので、念の解像度が上がって満足しました。

そしてそれに付随してボークセンのリスクも開示されました。
モレナに時間がないのは、シュウ=ウとシャア=アにアジトを突き止められそうになっているからですが、
ボークセンに関しては、同じ特質系かつモレナに協力的な人物が見つかればそれでよくなり、用済みになってしまう。そりゃそうですね。

子2枚目カード「Yes」 & 親3枚目カード「No?」…カードの存在意義について

ここで、ボークがモレナの仲間に加わらないことが(ほぼ)確定します。
さらに「No?」の説明。
前回ボークは、「No?」の場合、仲間に加わるまで周りや自身に不幸が訪れる可能性まで考えていましたが、
なんと「No?」が残ったら死ぬようです。そういう制約のようです。
「No?」のカードの存在意義は、
仲間になる側が強力な能力を得る対価としての制約の役割。
「X」のカードの存在意義は、仲間にする側のリスクとしての制約の役割。
ボーク目線では「イエス」と言わされるまでの罠を懸念していましたが、
どうやらモレナは本気で仲間を作ろうとしているようです。
仲間に誠実であるということは、仲間にしようとする人間にも誠実であるべきですからね。
そこに念能力が絡んでいるのならなおさらです。

ちなみに前回で一点だけ考察できるところがあると思っていたのはここで

意外と誠実でした

記憶を消すことができる時点で、
前回の話はすでに何度目かのゲームで「Yes」のカードが残るまでゲームするつもり説もあるなと思っていましたが、モレナさんを舐めてました。
彼女は本気で仲間を作ろうとしています。だから制約が存在しています。
さらにゲームが制約に絡んでいることで、形だけ仲間になってスパイみたいなことはできなそうです。

子の3枚目カード「X」&特殊戒厳令

残りのボークのカードが2枚。
「No」なら死。「R」なら「X」を取り戻して生還。
ここで特殊戒厳令が発令して今話終了。
モレナがボークを引き入れるには
「R」を残しさらにボークが「Yes」を交換したくなるように説得するしかありませんが難しいでしょう。
特殊戒厳令について考えられる国家的な危機。
ベンジャミンはちょくちょくその発令を匂わせていましたが、彼自身になにかがあったのか。あるいは他の王子か?
この事件をきっかけに、ボークがモレナの仲間に入りたくなってしまう。
もしそんな展開だとしたら面白いなあと思うので、
それがあり得るのはどんな事件だろうかと思案してみることにします。

さいごに

今話ではモレナが割と本気で仲間づくりをしようとしているのと、
彼女のバックボーンが明らかになりました。
念能力は本人の資質や性格を色濃く反映します。
恋のエチュードの発動は唾液の交換を契機にしています。
そのくらいの親密さや結束度が条件であり、また結果でもある。
そしてレベルアップ条件は殺人。
世界破滅が目的の仲良しサークルを作るのにもってこいの能力ですね。
そして、それが発現するだけの背景も明らかになりました。
押され気味なエイ=イでしたが高レベルも出てきたのでそろそろ派手に暴れる展開になるでしょうか。

また、特質系のボークが仲間になった時の役割についてはまだ明かされませんでしたね。「器官」説が有力ですがどうなんでしょう。

最後に、今話でなんか可愛くなった2人で締めましょう。

してるみたいな間

ご拝読いただきありがとうございました。

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