宗教によって社会秩序を維持することの危険性について
一昔前までは、宗教によって人々の道徳的観念や倫理観が維持され、治安が維持されてきたと言える。宗教の聖典は、いわば現在の刑法典と民法典を合わせたものであり、時代と地域によっては、それらをもとに国家や教会によって裁判が行われていた。宗教による社会秩序の維持は、低次元世界においては非常に有用に働く。盲目的な信仰は人を従順にし、宗教を根拠とした裁きは、大きな影響力を持つ。
しかし、刑法典や民法典の存在理由を考えると、これらが不完全で危険なシステムであると理解できるはずである。そもそも