vol.04【解説編】読まないで会計思考を身に付ける方法 Part01 Introduction
Part01 会計の基礎知識---会計とは
ここからは少しだけ、企業が行う「活動」について確認します。
会計では企業の立場で企業のさまざまな活動を利害関係者に報告します。では、そもそも企業はどんな「活動」を行うのでしょうか?
すべての企業の活動は 大きく3つに分けられます。 1つ目は、お金を集める、「財務活動」です。 2つ目は、集めたお金で投資をする、「投資活動」です。 3つ目は、投資したモノから儲けをあげる、「営業活動」です。
例えば、銀行からお金を借りたり、投資家から出資してもらったりすることは、 「財務活動」です。
次に、調達したお金を使って商品のりんごを仕入れたり、 商品の配達に使用する車両を購入することは、「投資活動」です。
さらに、購入した車両を使い、仕入れたモノ(りんご)を顧客へ販売し、利益をあげることは、「営業活動」です。
この3つの活動で得た「儲け(利益)」は、再び投資にまわしたり、 借りたお金の返済にあてたり、配当として出資してくれた株主へ分配したりします。
企業は、3つの活動を通じて「お金」を増やし、それを循環させることで、まるで人間と同じように成長します。
そして、この企業の3つの活動を数字で表したものが「財務諸表」です。
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