EUREKAPU
5.1. 手形の概要。手形は営業活動から財務活動まで幅広く用いられます。 日商簿記3級の範囲ではありませんが、投資活動にかかわるものは「有形固定資産(Chapter10)」、財務活動にかかわるものは「借入れ·貸付 (Chapter7)」にて紹介します。 ここでは、営業活動で用いる手形を確認します。 手形とは、支払期日に、ある金額の支払いを約束する信用証券(紙)のことです。手形には、「約束手形」と「為替手形」の2種類あります。 簿記3級では約束手形のみが試験範囲です。な
4.1. 預金の種類。代表的な預金として、普通預金、定期預金、当座預金の3つがあります。3つ目の当座預金の仕組みがわかれば、小切手や手形の仕訳処理は難しくありません。 4.2. 当座預金の仕組み。次に、小切手を例にあげ、当座預金の仕組みを確認します。 取引の代金決済に、その支払いを約束した証券(紙きれ)を渡すことがあり、この証券を「小切手」といいます。 この小切手を振り出した人を「振出人」といいます。 また、当社からみたこの小切手を「自己振出の小切手」といいます。 自分
全ての企業の活動は大きく3つに分けられ、そのどれも企業がお金をどう使ったかの話です。 1_お金を集める「財務活動」。 2_集めたお金で投資をする「投資活動」。 3_投資したものから儲けを上げる「営業活動」。 どの活動においても、遅かれ早かれ「お金」が絡んできます。「お金(現金及び預金)」が結局いつ支払われることになるのか に注目すると取引を仕訳に変換することが難しくなくなります。 3.1. 「現金」勘定の範囲会計では「現金」勘定に記録するのは、紙幣や硬貨などの「通貨」だ
本記事の内容は以下の電子書籍をベースにnote用に内容を一部、修正・改変しています。 【日商簿記3級編】読まないで会計思考 https://amzn.to/3eG8J6v ここでは、当社(本業は八百屋)が仕入先(リンゴ農家)であるアゴヒゲさんからリンゴを仕入れ、 それを顧客(レストランを経営)であるハートさんに販売する「商品売買」取引について確認します。 商売(ビジネス)において、商品をできるだけ安く仕入れ、できるだけ高く販売することは最も基本的なことです。それ故に、こ
この記事はマガジンを購入した人だけが読めます
用語の解説でも見てきたように、大きく以下の4つに商品売買の論点を分けました。 以下に商品売買の全論点を作図しました。仕訳問題を解くさいに、どの論点を問われているのかを常に意識することは、とっても大切です。ぜひ、復習などにお使いください。 商品売買の論点一覧です。これをもとに解説を進めます。 2.3.1. 現金仕入れと売上げ現金ですぐに決済する仕入れと売上げ取引例を確認します。 現金仕入れの会計処理から確認します。 (最初だけ丁寧に解説します。慣れてくるとこの解説が冗長
商品売買取引の「記録の方法」について確認しましょう。 商品売買取引の「記録の方法」はいくつかあり、本書では、「3分法」、「分記法」、「売上原価対立法」の3つを解説します(他にも「総記法」などあります)。 多くの企業では、記録のし易すさから、商品売買の記録方法に「3分法」を用います。 システムを導入し、売上·仕入記帳と在庫管理の自動化を行えれば、「売上原価対立法」で記録することも可能です。しかし、多くの中小企業では、その投資に見合うだけの効果も期待でいないため、「3分法」で記
本記事の内容は以下の電子書籍「【日商簿記3級編】読まないで会計思考を身につける方法」をベースにnote用に内容を一部、修正・改変しています。 まず、会計独特の用語の使い方に少しづつ慣れましょう。 大きく4つのパートに分けて解説します。 2.1.1. 商品売買取引2.1.1.1. 現金仕入れと売上げクチヒゲさんは、八百屋を営んでいます。扱う商品は「リンゴ」です。 リンゴは、農家であるアゴヒゲさんから 300 で仕入れます。 その仕入れたりんごに儲け 300 をのせ、レストラ
本記事では図だけ添付します。数字の変化だけ眺める用です。 詳細は以下のリンク先にあります。 取引とその仕訳です。 仕訳です。これからここに積みあがっていきます。 仕訳から貸借対照表と損益計算書が作られます。 キャッシュフロー計算書は、現金・預金勘定の増減明細表なので、現金・預金勘定の増減要因をキャッシュフロー計算書の項目にあうようにタグ付けしていきます。 財務3表のまとめです。
「【会計・簿記入門編】読まないで会計思考を身に付ける方法」を紹介します。 本書はそのほとんどを原則、「ワンメッセージ・ワンチャート」で構成し制作した、会計・簿記本として初の試みです。 私自身、デザイナーでも編集者でもなんでもない公認会計士ですが、すべてのデザインと編集を1人でまとめています。至らない点も多々あるかと思います。 「会計がもっと身近なものになればいいのにな!」という思いしかなく、およそ3年かけて制作したものです。 ぜひ、他の会計本とは一線を画したこの本をぜ