イラストAIを使うことはズルいと考えるのはどうしてだろう?
こんにちは。DAC広島利用者のカワゴエヒビキです。
今日は、イラストAIに対して思ったことについて書こうと思います。
(今回は、特に文献を調べてかっちり書くということではなく、自分がイラストAIについてツイッターやイラストを描いている人の話やAIイラストを自分が使ってみて感じたことをざっくり書いています。厳密な議論をしたい方にはこの文章は向いてません。)
日本初のイラストAIができた時、イラストレーターの方を中心として、イラストAIに対する拒否感というか、嫌悪感、イラストAIに自分のイラストを使わないでほしい、イラストAIで描いた絵がイラストレーターの方のイラストに成りすまして投稿されて困る、などなど、とてもマイナスイメージを持つイラストレーターの方が多かったように感じる。
自分も、DACで講師をされている方に、何度もイラストAIのことに対してコメントをしてしまったことがあって、一緒に受けていた利用者の方含め、ネガティブなイメージが多かったような印象を持っている。
私は、イラストを描くのに時間を費やした人ではないので、イラストAIの登場は、自分にとっては喜ばしいことで、設定を自分で制御することによって描いてほしい絵が出てくるというのがすごいいいことだと感じていた。
(これは、日本初のイラストAIの方法とはちょっと異なっていて、日本初のイラストAIは、自分が描いた数十枚のイラストを基に、その傾向のあるイラストを出力してくれるものだったと思う。)
でも、文字情報だけで、高品質な画像が出力されるということ、絵を描く労力を掛けずに絵を出力してくれること、手描きで描かれていた人が、AIのイラストしか出力しなくなったことがイラストAIを使うことがズルいことだと思っている人は多いのだと思う。
自分は、イラストAIで絵を出力することと、デジタル機器を使って絵を描くことと、画材を使って絵を描くこと。確かに、かかる労力や出来の違いなどはあると思うけど、じゃあ、「デジタル機器を使ってデジタルイラストを描くことはズルいのか?」って思ってしまう。多分、多くのイラストレーターの方が「それは、ズルくない」と答えると思う。「デジタルツールを使ってイラストを描くことは?」って聞いても、「ズルくないし、使う人は使ってる。」と答えるんじゃないかなーと思う。
一昔前、エクセルのマクロ機能を使って作業の効率化を図ったら、「それはちゃんと機能しているか心配だから、自分の手で確認してくれ。」みたいな投稿があったような気がする。sum関数は極端な例かもしれないけど、それでも電卓を使って確かめて欲しい人がいるかもしれない。そのズルさ、不安になる気持ちと似ているのかもしれないと思いました。
※あくまでも、今日書いたことはカワゴエヒビキの個人的な雑感です。
今回はここまで、また次回お会いしましょう〜!