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デジタルアートセンター横浜におけるテキスト作業の紹介 筆者(笹木顯)の事例を中心に

 この記事では、私がデジタルアートセンター横浜に入ってから、どのような仕事を担ってきたかを紹介致します。また、それによって「DACではどのような作業ができるのか?」という事を、主に文章執筆の仕事を中心に説明できればと思います。

笹木ささぎ スカーレットScarlet ひいらぎ アキラ


自己紹介

https://aigreem.com/ja
https://aigreem.com/ja

 私(笹木顯)は、大森貝塚・池上本門寺・羽田国際空港などがある東京大森・蒲田(大田区)で生まれ育ちました。子供の頃から、興味のあるテーマを調べたり、ゲーム機で遊んだり、文章を書いたりするのが好きでした。

 その後、大学に入って地理学などを学び、多くのレポート・論文を執筆し、塾や学校の仕事を手伝った経験もあります。また、可愛いキャラクターが登場するライトノベル・ノベルゲームの制作にも没頭しました。

 こうした経緯から、人生と世界(地球と宇宙)について勉強し、その学びを文芸作品として表現する「地球学作家」になりたいと志し、大学卒業後、このデジタルアートセンター横浜に入りました。


デジタルアートセンター横浜の作業内容

 デジタルDアートAセンターCは、テキスト・イラスト・3D・音楽・動画など、主にデジタル機器を用いた芸術制作活動を行っているグループ(就労継続支援B型事業所)で、日本全国各地に系列事業所があります。

 私が所属しているデジタルアートセンター横浜は、幕末(江戸時代末期)からの港町である横浜関内かんない(横浜市 中区)にあり、馬車道・桜木町・関内駅から通えます。DAC横浜には二つのオフィスがあり、太田町の「本館」と、桜木町の「施設外別館」に分けられ、別館ではアクセサリー・模型など手作業の工芸を扱っています。ここでは、私が所属している本館(本体施設)における、テキスト系の仕事を紹介致します。


自己紹介文の制作

 ここに限らず、あらゆる社会組織において、参加者が最初に行うであろう仕事です。「自分は何者か」「ここに通う経緯」「趣味」など、自分が思っている事を読み易く表現する事が大切ですが、自分の事だからこそ難しい部分もあるかと思います。例えば、私が執筆した自己紹介文は…。


キャラクター設定制作

 小説などの物語を創る上で、最も基本となる作業です。登場人物の性格・外見・一人称・年齢などを考案し、文書データ化して提出します。提出されたデータは事業所全体の共有財産になるため、自分の小説に登場させるだけでなく、ほかのDACメンバーがイラスト・3Dモデルなどを制作する際の参考資料にもなります。一度の受注につき、男女一人ずつ計2名のキャラ設定を提出するのが原則ですが、私が考案する作品は「美少女」だらけなので(笑)スタッフに相談すれば女性二人での提出も可能です。

 上記の二人を、DAC横浜の仲間が『VRoid Studio』というソフトウェアで3Dモデル化してくれたのが、下図の画像になります。現状(2023年10月)DAC横浜での「VTuber配信」は行なっていませんが、今後の私達の取り組み次第では、皆のアイディアから公式VTuberが生まれる…かも知れません?

kyura
kyura様

 さて、私はイラストが(ほとんど)描けないのに、これらのキャラ設定には顔の画像が添付されています。これは、いま話題の「AIイラスト」を活用しています。私は「他者のイラストを故意にパクらない」「どこで生成したのかを明記する」という条件で、イラスト生成AIを使わせて頂いております。DACグループの中で、イラストAIを用いた作品を公開したのは、私が初めてかも知れません。現在は、私以外にもAIイラストを活用されるDAC作家様が活躍されており、新時代の風を感じます。なお、こうした生成AIに対しては色々な御意見があるかと思いますが、ここでは「法律に反する悪用はしていない」という点で御納得頂ければ幸いです。

 今後も、新しいキャラクター設定が出来上がりましたら、こちらに追記してゆく予定です。


小説執筆

 フィクションの物語として私は、いわゆる「異世界ファンタジー」風のライトノベルを書いております(が、最近あまり更新できていない…)。私の作品には、普通の「小説」とは異なる点があります。それは…。

メグミ
メグミ
「こんな風に、登場人物の『顔』と『吹き出し』があって、漫画みたいに読める事だよ!」
ヒジリ
ヒジリ
「これは、インターネット特に携帯電話の普及と共に広まった、新しい形式の小説で、 現在は『トーク(チャット)ノベル』などと呼ばれているそうです」

 以前から電子掲示などで台本風の短篇小説がありましたが、あれを御洒落にしたような感じですね。「ライトノベル」を漢字にすると「漫画小説」みたいな意味かと思いますが、そのイメージを徹底した形式とも言えます。このような台詞メインの小説は、伝統的な文学界では「邪道」でしたが、近年TwitterやLINEなどのSNSが普及し、そのメッセージ送受信の画面と似ている事から、主に若者の間で認められつつあるようです。また、これはデジタルゲームの会話画面と似ており、ゲームなどのシナリオ脚本と互換性があるのも魅力です。


ブログ記事制作

 基本的な書式は上記の小説と同じですが、こちらは現実世界の日本国内(令和時代)を舞台とし、実在の事象を題材にした日記風ライトノベルです。地理学・天文地学や歴史、更には今時のアイドル歌手に至るまで、私の「好き」を詰め込み、それを読者の皆様に紹介(布教)できればと企んでおります。


小説・ブログ記事の校正

 事業所の仲間が執筆したテキストの、誤字・句読点・表現方法などをチェックする仕事です。この仕事は、作者との信頼関係に基づくコミュニケーションを要し、書き手の個性を重んずる姿勢が求められるので、適任者が居る場合にのみ行なわれます。ここでは、私が校正に関わらせて頂いた小説作品を紹介致します。


Twitterに掲載するツイート内容の考案

 DAC横浜の公式Twitterに掲載する短文を考え、投稿します。限られた文字数の中で言いたい事を伝えるのは、国語教育などの作文・論述問題に通ずるものがあります。私が投稿したツイートは、下記に纒めてあります。


DAC横浜オリジナルのマガジン発刊

 ここまでに紹介した物を含め、各自が創った作品を印刷し、簡易的な冊子を製本します。紙媒体への印刷を前提とするため、ページ数・ページ区切りを意識しながら制作する必要があります。そのため、シンプルなテキストエディター(メモ帳.txtなど)よりも、原稿印刷を想定したワープロソフト(Word.docxなど)を使えたほうが望ましいです。

 現状では横浜事業所内で閲覧できますが、より多くの読者に作品を届けたい場合は、後述のインターネットを活用する方法があります。


公式ブログへの投稿支援

 DAC内で創った作品は、スタッフ(責任者)の許可を得て外部に一般公開する事もできます。文章やイラストを公開したい場合、二つの方法があります。

  1. 事業所公式などのTwitterに投稿する。簡単だが文字数・画像枚数が制限されるため、文章作品を掲載する場合は(本文をスクリーンショットして4枚の画像に収めるなど)工夫が必要。

  2. DACグループの公式ウェブログである『note EUREKA articles』に投稿する。あらゆる作品形式に適しているが、ややブログ編集の知識が必要かも知れない。

 私は十年以上、色々なウェブサイト(ホームページ・ブログ・小説投稿サイト)を編集してきたので、ブログ投稿には若干の自信があります。そのためDAC横浜メンバーが創った作品を、公式ブログに投稿アップロードする際に、そのお手伝いをさせて頂いております。皆様が創った作品を、ウェブ掲載に適した形式に変換したり、最低限の編集(明らかな誤字の訂正など)を加えたりする事で、安心してインターネット公開できるようになります。 

 以下にDAC横浜の皆様が制作し、私がアップロード作業に関わった作品を紹介致します。但し、飽くまで私は「最後の仕上げ」を手伝っただけで、これらの作品を創り上げた実績は、それぞれの作者様にあります。なお、このリストは「公式ブログに投稿されたDAC横浜メンバーの作品」をほぼ全て網羅しておりますので、既に紹介した作品を含め、私達の創作活動への御興味を深めて頂ければ幸いです。

 今後も、新しい作品が公開された際は、こちらの記事に随時追加してゆく予定です!



2023(令和五)年10月27日(金曜)


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