ロシア・ヴォルガ河クルーズ(サンクトペテルブルグその3)

サンクトペテルブルグから西30km弱のところに、バルト海に面したピョートル1世の夏の宮殿・ペテルゴフがあります。また、南25㎞にはピョートル1世の后、エカテリーナに因んだエカテリーナ宮殿があります。ともに、サンクトペテルブルグの歴史地区の一つとして世界遺産に登録されています。
ちょうど今頃から9月いっぱいまで、サンクトペテルブルグの観光のメッカになります。
まずは、夏の宮殿から‥

(夏の宮殿と前に広がる噴水庭園がバルト海まで続きます・・・Wikimedeaより)
夏の宮殿は1723年、ピョートル1世の命により完成しました。20の宮殿、7つの庭から構成されてい
ます。
噴水の数は150を超え、短い夏の華麗な水の饗宴を楽しむことができます。

(Wikimedeaより)
現在、目にするエカテリーナ宮殿はエカテリーナの娘のエリザヴェータが、不便で使いづらい宮殿を修復したもので、1756年に全長325mの見事な宮殿が完成しました。
ちなみに、大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に謁見したのはこの宮殿でした。

庭から見た宮殿

当時のヨーロッパのパリのベルサイユ宮殿やオーストリアのシェーンブルン宮殿と同様の
ロココ様式で作られました。
特に有名なお部屋は、琥珀の間。エカテリーナ2世は自分だけの部屋にして、立ち入りを禁止していたとのこと。
第二次世界大戦の際はカリーニングラードに移しましたが、イギリス軍の空爆によって破壊されてしまいました。現在、私たちが目にしている琥珀の間は2003年に修復されたお部屋です。

(琥珀の間・・・Wikimedeaより)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?